関東と関西ではひなあられが違う。ポン菓子・しょうゆ味、皆さんはどっち?

2017年2月14日

【 本記事のターゲット 】

  1. ひなあられの話をしたら、内容が食い違っていた事がある
  2. 東(関東)から西(関西)、もしくは西から東へ引っ越した事がある

今回は、地域によってひなあられの種類が違うという内容をご紹介します。

ひな祭りといえば、女の子の一大イベント。

最近はなかなか難しいかと思いますが、昔の家・例えばおばあちゃん家などでは7段?雛人形(ちょっとうる覚えです...)など、設置していた人もいるんじゃないでしょうか。

mog自身も昔ものすごい豪華なひな祭りを設置していたなという記憶があります。

そしてひな祭りでは必ず食べるものがありますよね。そう、「ひなあられ」です。

元々ひな祭りの歴史は古く、その起源は平安時代中期(約1000年前)にまでさかのぼります。

そしてひなあられがいつ誕生したのかは定かではないですが、江戸時代頃という説が多いようです。

実はこのひなあられ、地域によって種類が様々です。mog自身、関西から関東へ引っ越してきたのですが、最初関東のひなあられを見て「え!?」と思いました。なかなか衝撃的だったので、いまだによく覚えています。

ということで、関東・関西など地域によってひなあられがどう違うのかをご紹介します。

ひなあられの違いを知りたいという方は、本記事を参考にしてみて下さい。

関東のひなあられは甘いポン菓子タイプ

まずは関東のひなあられからになります。こちら、皆さんおなじみの「ひなあられ」かと思います。

「え!?」と思った方、関西の方ですかね?大丈夫です。これが関東でいう「ひなあられ」なんです。

私も最初はびっくりしました。逆に関東の方が関西のひなあられ見るとびっくりするでしょうね...

説明すると、関東の「ひなあられ」は小さく、お米をそのままの形で膨らませ、砂糖で甘くしピンクや緑に彩られたものが主流となるそうです。

お米を爆発させて膨らませるポン菓子から作られたもので、うるち米が原料になっています。

私自身東京に住んで10年以上になるのですが、関東のひなあられ、結構甘いです。本当にポン菓子です。

いや、これが普通なのか...関西人からするとちょっと違和感があるのですが、多分おかしいのは自分なんだろうなと思いつつ...

ちなみにひなあられの色には意味があるらしく、3色の場合は

白・・・大地のエネルギー
桃・・・生命のエネルギー
緑・・・木々のエネルギー

という意味を持っており、ひなあられを食べる事で健やかに成長できるようにという願いが込められているそうです。

ちなみに4色の場合は四季を表しているそうで、

緑 → 春、赤 → 夏、黄 → 秋、白 → 冬

という意味らしく、こちらも同様に1年を通して健康でいられるようにとの願いが込められているそうです。

関西のひなあられはしょっぱいせんべいタイプ

では、一通りひなあられのあれこれを説明したので、関西のひなあられを紹介したいと思います。こちらです!

出典:とよす株式会社

いやぁ〜、ひなあられといったらこれでしょ!真ん中にあるチョコボールはいつも兄弟姉妹で奪い合いですよ。

関東の方は「なんだこれ?」と思われる方多いかと思うのですが、関西ではこれがひなあられになります。

まん丸でぽりぽり食べれて甘くなく、しょっぱいせんべいみたいな感じです。

原料は「もち米」で、直径1センチほどのあられに、醤油や海老、青海苔などの味を混ぜてあり塩辛いのが特徴です。あ、ちょこボールは甘いですよ。当たりなので...

ちなみにちょこボールが入っていないひなあられもあるそうです。私は兵庫出身、嫁さんは岡山出身なんですが、嫁さんはちょこボールは入ってなかったと言っています...

まぁ色々あるみたいですね。ただ、同様にこちらのしょっぱいひなあられだったそうです。

関東と関西、この2つでひなあられって違うんだなぁと思っていたのですが、何と他にも違うエリアが存在するとのことで、ちょっと色々調べてみました。

名古屋のひなあられは?関東 or 関西どっちのタイプ?

出典:株式会社吉松

今までひなあられって2種類だけかぁと思っていたのですが...

最近知りましたが名古屋では独特のひなあられが販売されているようです。

実はmog自身、名古屋に2年近く住んでいたのですが...まったく知らなかったです(苦笑)

名古屋のひなあられですが、上記図のように円柱形のものと丸い物が入り交じっており、甘い味付けで、東西のどちらとも似つかないという事らしいです。

一度も食べた事ないので、ちょっとレビューは書けないのですが...ひなあられって地域によって色々あるんですね。調べるだけでも面白いです。

日本全国のひなあられの種類・シェアをご紹介。境界線はどこ?甘い・しょっぱいタイプなど、地域ごとに比較

全国のひなあられ事情を説明した所で、じゃあどこからどこまでがポン菓子(関東風)で、しょうゆ味(関西風)なのかという所が少々気になったので、色々と調べていくうちに下記データを発見しました。

TVでよく放送されている「秘密のケンミンSHOW」で公開されているデータになります。

出典:とよす株式会社

なるほど...これをみればポン菓子(関東風)の圧勝ですね...全国平均で約6割です。しょうゆ味(関西風)は3割...

こちらのデータをみて結構興味深いのが、西日本は全てしょうゆ味なんだと思っていたのですが...全然そうじゃ無いんですね。

中国・四国・九州の7割近くが関東風(ポン菓子)だったとは...これも知らなかったです。

関西風のしょうゆ味、おせんべいみたいなひなあられって本当に関西・近畿エリアだけなんですね...

唯一東海エリアがしょうゆ味が約3割という事ですが、これは恐らく名古屋独自のあられの事も含まれているのでは?とも思ったり...

ちなみに近畿と東海で「その他」が意外に多いのですが、これはいったい何を指しているんだろう...

もしかしてちょこボールですか!?(笑)。

ちなみに下記の通り、本当にちょこボールだけのひなあられも販売(「ひなちょこ」という製品)しています。

出典:とよす株式会社

ひなあられは色々種類があって、奥が深いですね。

ということで、今回は地域によってのひなあられの違いをご紹介しました。

色々と違いがあるひなあられ。この前ひなまつりの時期に関東のスーパーへ立ち寄ったのですが、関東風と関西風の2種類のひなあられが商品棚に並んでいました。

種類はあるとはいえ、全てに共通する事は「子供の健やかな成長を願う事」だと思っています。

3月3日、子供の成長を願いつつ、ひな祭り(ひなあられ)を家族皆で楽しみましょう。