【 本記事のターゲット 】
- 左右の漢字の書き順を確認したい
- なぜ左右の漢字の書き順が違うのか、理由を知りたい
今回は小学校1年生で学習する漢字「左」と「右」に関して、それぞれの書き順がなぜ違うのか、漢字の成り立ちなども考えつつ詳しくご紹介します。
先日下記別記事にて、小学校1年生で習う漢字の部首に関してご紹介しました。
今mog家では娘が小学校1年生という事もあり、お勉強を一緒にしつつ覚えたり考えたりしているのですが...
上記部首の件もそうですが、先日「右と左ってなんで書き順が違うの?」と質問されました。
みなさん、左と右の正しい書き順と、なぜその書き順になっているか説明出来ますか?mog自身はうまく説明出来なかったので...汗
そうならないように、今回は子供でもしっかり理解できる・理屈が通っている「左と右の書き順の違い」に関して、イラスト付きで詳しくご紹介します。
左右の書き順の確認と、漢字の成り立ち・書き順が違う理由を知りたいと思っている方は、本記事を是非参考にしてみて下さい。
目次
右と左の書き順が違う理由。漢字がどのようにして出来たのか理解して覚えよう
右と左で書き順が違う。左は横・右は縦から書き始める
まず右と左の漢字の書き順を確認しておきましょう。
ご存知の方も多いかと思いますが、左は横から・右は縦から書き始めるのが正しい書き順となります。
上記のイラストの感じですね。
その後の書き順は特に迷う所はないかと。
なぜ書き順が違う?どのようにして出来たのか理解。ベースはもちろん手
ではこの書き順、なぜ左と右で違うのか...これを説明できる人はそんなに多くはないかと。
書き順の違いを説明するには、左と右という漢字がどのようにして出来たのかを理解する必要があります。
まず、左と右の漢字の成り立ちのベースとなっているのは...
上記です。そう、「手」ですね。
左と右で左右対象になっているという所もポイントになりますので、これをイメージしつつ漢字の成り立ちを見ていきましょう。
左は工具、右は口。それぞれイラスト化してみる
では次に、左と右のそれぞれのパーツ部分の成り立ちを見ていきましょう。
漢字を見てなんとなくイメージは出来ると思うのですが、左は「工具」・右は「口」から出来ています。
上記イラストのようなイメージですね。
ではこれをもっと漢字っぽく見せるために、少々崩した状態に変換してみると...
上記のようになります。
手は左右ともに同じイメージ図となりますが、左は多少右に傾いている形・右は多少左に傾いている形になります。
手の甲を上に向けて正面にまっすぐ手を伸ばした時、親指が内側にくるかと思いますが、それと同じ感じですね。
親指が内側に来て少し下に下がっているので、そのイメージをイラスト化したと考えましょう。
あとは工具と口ですね。これもイメージ化すると「工」「口」となります。どちらも手の内にあるという部分も覚えておきましょう。
手は横から書き始める。左右のイラスト配置を変えて組み合わせると...
で、手の書き順は横が最初というのは変わらないのですが、ここが最大のポイント。
左はそのままなのですが、右に関しては「口」に覆いかぶさるような形で「手」を配置します。
上記のようなイメージですね。
すると...そう、手の書き順は横からという事なのですが、右に関しては手が横に向いてくる形になっているので、縦部分を最初に書くという書き順になり、最終的に「右」という漢字が生まれたんですね。
ここまでの漢字の成り立ちを分かりやすく纏めたのが下記。
こうみると、左も右もどうやって漢字になったのか、なぜ書き順が違うのかをしっかり理解する事が出来ますね。
こちらを元にmog自身も小学1年生の娘に対して、漢字の成り立ちを含めてしっかり書き順を教える事が出来ましたよ。
ということで、今回は左と右の漢字の書き順はなぜ違うのか、漢字の成り立ちを含めて詳しくご紹介しました。
一度この内容を覚えてしまえば、左と右の書き順を迷う・間違う事も無くなりますので...
もし知らなかったという方は、本記事の内容を理解して、他の人に説明出来る状態にしておきましょう。