【 本記事のターゲット 】
- 1GBは何MB?
- 1024MBなのか、1000MBなのか。どっちが正しいのか知りたい
今回は主にパソコンなどで利用する容量計算に関してご紹介します。
皆さんパソコンやスマートフォンを利用しているかと思いますが、その時に必ず利用するのが「ディスク容量」「データ量」かと思います。
パソコンやiPhoneだと内蔵容量がどのくらいなのか、外付けHDDやメモリ・さらにはクラウドストレージの容量などはどのくらい必要なのか。
IT機器やサブスクリプションを契約する時に、皆さん悩まれたことはあるかと思います。
そんな時、1GBって何MB?1TBって何GB?と考えることもあるかと。単純に考えれば1000単位なのですが、実は必ずしもそれが正しいというわけではないので...
ということで、1GBは1000MBなのか・1024MBなのか、どっちが正しいのか本記事にてご紹介します。
目次
1GBは1000MB?それとも1024MB?容量計算はどっちが正しいのか、理由を解説
パソコンの容量を見ると、実際の容量より少ないことがある
パソコンなどをよく利用する人であれば、一度は疑問に思ったことがあると思うのですが...
例えば、今mog家のWindows PCですが、256GBのSSDを搭載したパソコンを利用しています。
その容量を見てみると...
- 237GB
...あれ?256GBのパソコンを購入したのに、容量少なくない?
実はMacではこのようにはならない(10 進法 :base 10)のですが、Windowsでは計算ロジックの影響(2進数 :base 2)で、このように少なくなって表示されます。
では、どのようにしてこのズレが発生してしまうのかを解説します。
1GB=1000MB、1GB=1024MBどっちも正しい。10進数 or 2進数という計算方法の違い
コンピューターの世界では2進数が利用されており、容量などは2乗毎に増えていきます。
みなさんがよく利用するUSBメモリやSDカードなども、大体下記のような感じで容量が増えていきますよね。
2・4・8・16・32・64・128・256・512・1024、、、、といった感じです。
ただ、位があがる「1024」という単位の時に、24というのは分かりにくい・計算しにくいですよね。
なので、パソコンメーカーやHDD・SSDメーカーなどは国際単位系(SI)と呼ばれる10進数で表現しています。
国際単位系(SI)と呼ばれる10進数だと、1GB = 1000MB・1MB = 1000KB・1KB = 1000バイトという計算方式になります。
では、先ほどのPCの容量の例を見てみましょう。mog家は256GB(10進数)のSSDが搭載されたPCを購入しましたが、実際に容量として見えているのは237GB(2進数)です。
KB・MB・GBと単位が3回上がっているので、1024の24という繰り上がりが3回繰り返されていることになります。
すなわち、256GBと表示されている10進数を2進数目線に変換しようとすると...
256GB / 1.024 / 1.024 / 1.024 と「1.024」で3回割れば、2進数としての容量を算出できる形になります。
実際に計算してみると238.4...となりますので、2進数としてWindows OSで計算されている値に近い数字が出てきますよね。
このように、10進数と2進数という計算方法の違いが、製品に記載されている容量と、実際にWindows OSで見た時の容量の差を生み出しているというわけです。
ということで、1GBは何MBなのか?と言われた時、
- 国際単位系(SI)・10進数目線だと1000MB
- コンピューター・2進数目線だと1024MB
ということになり、数字だけを見るとどちらも正しい回答となります。
回答する時は、計算方式をどちらで実施しているのかがキーとなりますね。
最後に
今回はコンピューターやインターネットなどでよく用いられる容量の単位に関して解説しました。
1GBは1000MB(10進数)でも1024MB(2進数)でも正しいのですが、国際単位系(SI)・10進数での計算とするのか、Windows OS など2進数として計算するのかで値が違ってくると覚えておきましょう。