【 本記事のターゲット 】
- 新幹線グリーン車に乗ったことがない
- グリーン車と普通指定席の違いを知りたい
今回は東海道新幹線のグリーン車と普通車との違いに関して、実際グリーン車に乗車した体験を元に詳しくご紹介します。
新幹線は良く利用する方多いかと思いますが、グリーン車って実際にどんな感じなのだろうか?普通車と違って乗り方や利用手順・設備などが違うんだろうか...と思う方も多いかと。
もちろん、mog自身も基本は普通席なのですが...何度か特典を使ってグリーン席を利用したことがあります。
仕事や帰省などで頻繁に新幹線を利用する為...多分過去10回はグリーン車に乗ってるかな...
という事で、その時の体験を元に、普通席とグリーン席との違いを写真付きで解説します。
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目次
新幹線グリーン車はどの車両が該当する?料金はいくらで設定されている?
出典:JRおでかけネット
グリーン車の位置、エスカレーターや階段付近(ホーム出口)にある事が多い
まずグリーン車の位置ですが新幹線の中央付近に配置されています。号車でいえば8号車、9号車、10号車の3車両がグリーン車に該当します。
出典:JRおでかけネット
これ自体あまり知られていないのですが...グリーン車の近くに必ずエスカレーターなどホーム出口があるんですよ。
新幹線指定席の16号車や自由席の1号車って結構ホーム中央から離れていて歩きますよね?グリーン車ならそんな心配は不要ですよ。
グリーン席と普通指定席の料金の違いをご紹介
次に普通指定席とグリーン席の料金の違いを見ていきたいと思います。
全部算出するのは大変なので、ここでは東京を出発として「名古屋」「新大阪」「岡山」までの普通席とグリーン席の料金の違いを下記表にしてみました。※乗車券と特急券の両方合算した値段・Express予約の場合となります。
普通指定席 | グリーン席 | |
名古屋 | 10,880円 | 14,540円 |
新大阪 | 14,230円 | 19,100円 |
岡山 | 17,220円 | 23,290円 |
3つの拠点だけですが、だいたい平均するとグリーン席の料金は普通席の1.4倍くらいとなっています。
グリーン車って普通席料金の2倍以上&お金持ちの人が乗るというイメージがあったので、個人的にはこちらの表を見たときに「意外と安いかも...」と思いました。
指定席でB席しか空いていない時など、多少お金を払ってグリーンのA席でゆったり新幹線に乗るのもいいかもしれませんね。
新幹線グリーン車は特別待遇有り。定期的におしぼり配布&ゴミ無料回収
おしぼりが無料で定期的に提供される
以前グリーン車に乗った時の様子を写真付きでレポートしてみたいと思います。
人もそこそこ居たのでがっつり写真は取れませんでしたがそこはご容赦下さい。
まずグリーン席に座った後、しばらくすると客室乗務員が必ずおしぼりを渡しにきてくれます。
上記写真のおしぼりで結構大きめです。顔をガッツリふけるくらいの大きさ...
こちらのおしぼりですが、岡山〜東京間では2回提供されました。
岡山で乗ったときと名古屋を過ぎたあたり...ちなみに新山口からの時は3回提供されたような気も...
ちょっとしたサービスですが嬉しいですよね。
定期的にゴミ回収をしてくれる。弁当ガラや空きペットボトルなど
こちらもグリーン車のみの特典、定期的に客室乗務員がゴミ回収に来てくれます。
新幹線に乗った後、とりあえず駅構内で購入した駅弁を食べたり飲み物を飲んだりすると、その後のゴミが邪魔になりますよね。
通常の指定席だと結構狭いので...ゴミの置き場所を考えて作る必要が出てきます。普通席なら足下に置いたり網棚の中に無理矢理突っ込んだり...
グリーン席の場合、そもそも席自体が広いのですが、その上に定期的に乗務員がゴミ袋をもって席を回ってゴミを回収してくれるんですよ♪
席が広い上にゴミが無い環境...さすがグリーン席、ゆったり過ごす事が出来ますよ。
グリーン車と普通席では何が違う?座席・設備の差を写真付きで紹介
机がスライド式で調整可能
次にグリーン車と普通席の違いのポイントを写真付きでご紹介します。
グリーン車で利用出来る机ですが、基本普通車の机とそんなに変わりません。ちょっと幅が広い気がしますが...
で、圧倒的に違うのが「スライド式」という所です。
リクライニングをした際に机がちょっと遠いな...と思った事ありませんか?
そんな時、椅子を起こさずとも机を手前に引っ張れば机の上の物を手元に持ってくる事が出来るようになっています。
肘掛収納テーブル有り
グリーン車では通常の机に加えて肘掛収納部分に小さなテーブルが収まっています。こちら上に引っ張って設置すると...
右手前に小さなテーブルを設置する事が出来ます。
ドリンクだけとか、ちょっとしたおつまみを手元に置いておく分には丁度良い大きさですよね。
肘掛けが隣の人とぶつからない
普通指定席の時、A席を予約したけどB席にも人がきて隣の人と肘掛けを奪い合うような状態になってしまって気まずい...という経験をした方結構多いかと。
グリーン車の場合、上記写真のように肘掛けもちゃんと二人分、十分な幅が設けられているので早々隣の人と肘が当たるという事は基本ありません。
特殊なリクライニング機能、後ろに倒しやすくなっている
次にリクライニング機能です。新幹線で一眠りするにはリクライニングは欠かせないですよね。
普通席ならリクライニングを倒しすぎるとちょっと後ろの人の事を考えてしまって遠慮してしまうという事が多いかと思うのですが...
グリーン車の場合は元々前との幅が広い上に特殊なリクライニング構造となっており、そんなに後ろの人に迷惑がかかるという事はありません。
出典:JRおでかけネット
上記写真はグリーン席のリクライニング構造なのですが、右の肘掛けにリクライニングのボタンがあるのでそちらを押しながら席を倒すと、何故か座席まで動いているような感じになって普通席と比べてより倒れているような感覚になります。
構造を見ていると、後ろに倒した際にお尻あたりの重心が下がるようになっているんですね。
ちなみに、この前グリーン席にて前の人がMAXリクライニングを倒してきたのですが...
こんな状態です。やはり席同士の幅が広いので普通席に比べてもそんなに圧迫感はありません。
多少は窮屈ですけどね、mogは全然耐えれるスペースです。夜行バスや飛行機とかと比べたらそれはもう...苦笑
パソコンを広げるとギリギリ席に当たるかな...という感じです。もし当たったらスライド機能で机を少し手前に持ってくればそのまま利用出来そうです。
LED読書灯が付いている
左の肘掛けの下あたりに二つボタンがあります。その内の一つが読書灯になり、こちらをポチッと押してみると...
座席右上のランプがピカっと光ります。
手動で方向を調整出来ますし、結構明かりが強いので少々暗いなと感じる方はこちらの読書灯を利用しましょう。
まぁ飛行機と違って新幹線内の電気が消えるという事はないのであまり使わない気もしますが...
レッグウォーマーで足元を暖かくすることも可能
もう一つのボタンがレッグウォーマーとなっています。こちら、スイッチを押すと足元が温かくなるらしいのですが...
すみません、mog自身押してみてもあまり違いが分からない&6月下旬で気温も高かったため全く利用しませんでした。
冬場やクーラーが効きすぎているという場合は活用出来るかも。
グリーン車は全ての席に電源あり。コンセントは肘掛けの下に有り
以前新幹線普通指定席での電源確保のポイントを別記事でご紹介しましたが、グリーン席の場合は全席標準で1つコンセントが準備されています。
追記:最新の新幹線車両「N700S」であれば、全席に電源コンセントが付属しています。下記別記事にてご紹介しておりますので、気になる方はあわせて見てみて下さい。
コンセントの場所は席の間にある肘掛けの前下あたりにあります。
ちょっと分かりにくいですかね。手前の黒い部分、2つありますよね。
こちらがA席とB席といった形でそれぞれの電源という形になります。なのでグリーン席の場合は仮にB席やC席といった通路側でも電源が利用可能となっています。
電源は机の背面に記載されておりましたが、
- 100V、2A、60Hz
となっていました。こちらは普通席と一緒ですね。
全席快適フットレスト完備
最後に紹介するのが「フットレスト」設備になります。こちらもグリーン車の全席に完備されています。
何もしない状態だと上記写真のような感じになります。
右のペダルを踏むと上下に動かす事が出来るので、快適な高さに調整して足を乗せます。
そしてこのフットレストですが、ぱかっと開く事が出来ます。
閉じた状態よりもふわふわした形になり広さも2倍になります。
靴を脱いだ状態で足を置いて快適に過ごす事が出来るようになっています。
ということで、今回は普通指定席とグリーン席の違いを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
やはりグリーン車なので値段もそこそこ高いですが、いろんな特典と座席の快適さ&利用者が少ないので隣席が空いている等考えるとそこまで高くない料金設定かなと思います。
是非この機会に一度グリーン車を利用してみてはいかがでしょうか。