ゆで卵が浮いた場合、食べない方が良い?水に沈む・浮くゆで卵の理由

【 本記事のターゲット 】

  1. ゆで卵を作った時、水に浮く卵がある
  2. ゆで卵は水に沈んだ方が良いのか?水に浮く卵は食べない方が良いのか?

今回は「ゆで卵」に関して、水に浮く卵は痛んでいるのか?食べない方が良いのか?という部分を解説します。

ゆで卵、美味しいですよね。たまごの殻をむいて、塩をパラパラふりかけて食べると本当に絶品です。

それ以外にも、さまざまな料理のトッピングに利用できるので、普段から利用するという人も多いかと思います。

そんなゆで卵ですが...基本は水に沈むのですが、水に浮く卵を見かけたという人もいるかと。

水に浮く卵は腐っているのかどうか...食べない方がいいのか?気になる人もいると思うので、本記事にて理由とともに詳しく解説します。

ゆで卵が水に浮くと食べない方が良いのか、気になる人は本記事を参考にしてみて下さい。

ゆで卵が水の上に浮く場合は食べない方が良い?浮く理由を解説

水の中に卵を入れ、鍋で水を沸騰させて作るのが一般的

ゆで卵ですが、一般的な作り方といえば上記のように鍋に湯を沸かして、沸騰したお湯の中に卵を入れて、火を卵に通してゆで卵を作る方法かと思います。

この時、水は沸騰しているので卵は水の中で色々動いている状態です。

最初ゆで卵を作るときに、卵が水に浮いているのかどうか、気にする人はあまりいないかと...

水で冷やして...その時に水に浮くゆで卵がたまにある

ゆで卵が水に浮かぶかどうかを見つける時のタイミングは上記かと。

そう、沸騰してある程度卵に火が通ったら、水で冷やすというタイミング。

容器に水を張って、水が循環するように水道からちょろちょろ容器に垂らしていると...あれ?卵って水に浮かぶんだっけ?

ほとんどの卵が沈んでいる中、一つだけ卵が浮かんでいると気になりますよね。

水より密度が高いので、卵は基本的に水に沈むが...

そもそも、卵って水に浮かぶのか・それとも沈むのか...卵は基本的に水に沈みます。

理由としては「密度」にあり、水の密度はは1立方センチメートルあたり約1g、卵の密度は1立方センチメートルあたり約1.1gとなります。

卵の方が水より密度が高いので、水の底に沈むというわけです。

ただ、この密度もほぼニアリーとなっていて、例えば水を食塩水とかにして卵より密度を上げると卵は浮かびます。(湖に入ると浮かぶと有名な塩湖:死海と同じ原理)

なので少し何かきっかけがあれば、卵は水に浮くという形になります。

水に浮いたゆで卵は古い可能性。卵を食べることができる経過日数は?

ではどんなことがきっかけで卵が水に浮かぶようになってしまうのか...

ゆで卵であれば、沸騰させているお湯の中でたまごの殻が割れ、その中に空気が入ってしまって卵が浮かぶということがあるようです。

まぁその場合は卵に亀裂がないかどうかを見れば良いのですが...亀裂などがないのに、水に浮かぶ卵はどうなのか...

結論から記載すると...浮いてしまったゆで卵は新鮮ではない可能性があります。卵が古くなってしまって中に空気が入ったことがきっかけで、水に浮かぶようになってしまいます。

卵の殻には目に見えない穴が沢山あり、古くなった卵は中の水分が蒸発して空気が入り込みます。

すると、たまごの殻の中に空気が入っているので、水の中に入れると浮いてしまいます。

ただ、そのたまごを食べていけないかどうか...は中々判断基準としては難しいところ。

卵の鮮度が知りたい場合は、割って見るのが分かりやすい一つの手法になります。

新鮮な卵は卵黄が盛り上がります。古い卵はその盛り上がりが小さく、卵白も水っぽくなっていきます。横から見た時に、卵黄がフラットになっているのは古くなっている証拠です。

また、割ったときに卵黄と卵白が混ざり合った状態で出てきたり、割った瞬間に卵黄が崩れてしまうものも、かなり劣化が進行した状態です。

さらにニオイや色でも判断できます。腐った卵は黒く変色し、強烈なニオイを放ちます。

では日数で言うとどのくらいが目安なのか。日本卵業協会が出している「卵の生食可能な日数」というのが一つの目安かと。

  • 春(4~6月):産卵後25日以内
  • 夏(7~9月):産卵後16日以内
  • 秋(10~11月):産卵後25日以内
  • 冬(12~3月):産卵後57日以内

一般的にスーパーで販売されている卵は上記日数よりも短く設定されています。

市販されている卵で平均的な賞味期限ですが、採卵後2~3週間ほどになっていることが多いです。

スーパーに並んで見かけると考えると、だいたい2週間くらいでしょうか。

さらに、加熱して食べられる卵の期間は、賞味期限が切れてから1週間~10日ほどは大丈夫とのこと。

これらは一つの目安となりますが...経過日数や卵の様子から、食べても良い卵とダメな卵を判断するようにしましょう。

最後に

今回は水に浮いてしまう卵の原因と理由、卵が食べれる期間などをご紹介しました。

手元にある卵、食べれるかどうか不安・水にゆで卵が浮いてしまうという方は、本記事の内容を参考にしてみて下さい。