オンラインゲームのネット通信が途切れる時の対応策。電子レンジなど要注意

2018年1月22日

【 本記事のターゲット 】

  1. オンラインゲームプレイ中によくインターネットの接続が切れる
  2. Wii Uやニンテンドースイッチでオンラインゲームをプレイ
  3. 夕方特によく切れる、電子レンジをよく使う

今回はオンラインゲームをプレイ中に、インターネット接続が良く切れるという方向けの対策方法をご紹介します。

最近の据え置きゲーム、オンライン対戦が標準で備わっている

家の中で手軽に全国プレイヤーと対戦出来るようになって来た

mog家では、子供も大きくなって来たという事から、Wii Uのスプラトゥーンの購入をきっかけに、インターネット対戦で全国のプレイヤーと対戦する機会がかなり増えてきました。

昔であれば、基本家庭用ゲーム機はローカル対戦のみ、セーブデータなどの記録を友達とかに言ってよく記録などを競いあったものです。もちろん対戦も地域に住んでいる人とのみ...

しかし最近ニンテンドースイッチのマリオカートやスプラトゥーン2などもよくプレイするのですが、プレイヤー情報を見ると、日本だけでなく「アメリカ」「イギリス」「メキシコ」「オーストラリア」などなど...

海外勢のプレイヤーとも気軽に対戦出来るようになってきました。

昔は一部のネットワークに繋がったPCゲームのみだったのですが、いまやスマホゲームもそうですし、据え置きゲームも全国&世界中でのオンライン対戦が当たり前になってきましたね。

ネットワークの安定接続は非常に重要な問題

そんなオンライン対戦が一般的になってきた反面、ネットワークの安定接続って結構大きな課題になってきたのかなと。

いままでパソコンで検索や一部のインターネットを利用するだけであれば、たまに切れるくらいは全然良かったのですが、ネットワーク対戦で一部ネット接続が切れるとそれだけで負けになったり操作不能になる場合が殆どです。

特に今まで接続が切れていないという方はいいかも知れませんが、対戦中に良く切れる...という方は、少し対策をするだけでもしかしたら修正可能かもしれません。

特に家庭内だと電子レンジの問題などが良く取り上げられるので、電子レンジへの対応策などを下記にて解説してみたいと思います。

 ネットワーク接続が途切れる原因と対策をご紹介

その1. WAN側のネットワーク自体が安定しているか?

まずそもそもの外側、WAN側のインターネット接続が安定しているかを確認しておきましょう。

マンションであれば備え付けの設備&プロバイダとの契約でNTT / KDDI / SBなどの光回線を引いている人も多いかと。

それであれば基本問題ないと思うのですが、例えばWiMAXなどのモバイルルータを契約して利用している人は少し注意が必要です。

光回線などの固定回線であれば基本使い放題&光回線であれば基地局からの距離も基本関係なく安定しているはずです。

しかしWiMAX等になってくると、住んでいる地域自体にそもそも電波が届きやすいかどうかなどを事前に調査しておく必要もあります。

またオンラインゲームによって違うと思いますが、通信容量にも注意したい所。

固定回線であれば基本使い放題なので気にしないかと思いますが、WiMAXのモバイルルータなどで例えばLTEを有効にした場合、月7GB以上利用すると極端に速度制限が掛かってしまう場合があります。

そういった事が原因で上手くオンライン通信が出来ないという事もあるので、そもそもの通信回線が不安定な方は一度契約含めて調査・検討してみましょう。

あと固定回線でもマンションの方は要注意。こればっかりはどうしようもないのですが、基本マンション契約すると共有回線になるので、他の住民と回線を一緒に使っているような形になります。

なので、ネット接続が集中する時間帯などはどうしても回線が遅くなったり、場合によっては繋がらなくなる事も...

その2. 無線アクセスポイントからの電波はちゃんと届いているか?

次に家の中の無線環境も再度チェックしておきましょう。

最近のIT機器を見ていると、スマートフォン・タブレット・ノートPCなど、基本有線LANで接続する事は殆どなくなり、無線で接続している事が一般的になってきているかと思います。

下記のような感じで、恐らく家庭内に無線アクセスポイントという機器(もしくは兼ルータ)が設置されているかと。

当然電波になりますので、この機器から離れた場所にいるとか、途中扉などで何度か区切られているとか...

そうなると、利用する機器自体に電波が届かなくなる事もありますので、そもそも無線アクセスポイントと利用する機器の距離や障害物はどうなっているかも調査しておきましょう。

その3. 電子レンジを使っていないか、電波干渉に要注意

そしてmog家でこの前まで大問題になっていたのがこの「電子レンジ」。

6歳の誕生日...だったかと思うのですが、息子の誕生日にプレゼントしたのがWii Uの「スプラトゥーンセット」、息子もmog自身もどハマリして、日々オンライン対戦をしていたのですが...

夕方になると嫁さんが夕食の準備をしだし...そして...息子が「なんで〜なんで〜」と...良くみると通信エラーの画面表示が...嫁さんは電子レンジで食材を解凍中。

最初はあんまりmog自身も気にしていなかったのですが、間違いなく電子レンジを利用する=Wii Uのオンライン対戦がとまるというサイクルに...

息子も途中からそれに気付き、Wii Uでオンライン対戦をしている時は「もう!今は使わないで〜」と言いだす始末。

そう、実は電子レンジを利用すると、2.4GHz帯の無線LANを利用している場合は周波数が完全にバッティングしてしまい、無線LANの通信が出来なくなるという問題が発生します。

ではこの問題どうやって解決すればいいのか...

下記に取り急ぎ思いついた内容&ニンテンドースイッチを購入してから対応した内容をご紹介してみたいと思います。

電子レンジ対策:有線ネットワークで接続してしえば確実

電子レンジと無線アクセスポイントの電波がバッティングする...そうなのであれば、いっその事無線ネットワークを利用しなければいいんです。

そう、無線アクセスポイントやルータなどに有線LANポートが搭載されているのであれば、有線LANを準備してWii Uやニンテンドースイッチに接続してしまえば無線の問題は解決します。

下記ニンテンドースイッチの場合ですが、USBと有線LANを変換するアダプタが別途提供されており、さらにニンテンドースイッチのサポートページにも有線LANで接続する方法が丁寧に記載されています。

出典:Nintendo

こちらを使えば、たとえ電子レンジを使っても無線インターネットを利用していないので影響を受ける事は有りません。

電子レンジ対策:5GHz対応の無線アクセスポイントを導入

変換アダプタは追加で値段がかかるし嫌だな...という方は、今家に設置されている無線アクセスポイントの性能を一度チェックしてみましょう。

現在無線LANは2.4GHz帯と5GHz帯がメインになっており、この5GHzを利用する事が出来れば電子レンジとバッティングする事なく快適に利用する事が可能となっています。

この5GHzという見分け方ですが、基本製品仕様に記載されているはずです。例えば下記バッファローの無線アクセスポイントの製品画像ですが...

出典:BUFFALO

上段に「11n,a,5GHz」「11n,g,b,2.4GHz」と記載されていますよね。この5GHzと記載されている製品であれば、設定次第で電子レンジとの干渉を完全に無くす事が可能です。

一応こちらの製品の仕様も見てみると...

出典:BUFFALO

電波数範囲という項目に5.2GHz〜5.7GHzという記載と、2.4GHzという記載があるのが分かるかと。

こういった製品の場合、実際に製品を設定する画面を見てみると...

こちら完全にmog家の無線アクセスポイントの画面ですが、ちゃんと11ac/n/aという項目で5GHzの無線インターネット接続が可能となっています。

今回実は友人がAPを買い替えたそうでう、使わなくなったAPを譲り受けた経緯があります。それまではmog家は古いAPだったので2.4GHzの無線しか利用出来ず...

上記画面のように、2.4GHzと5GHzのSSID(無線の名前みたいなもの)を別名にしておけばさらに分かりやすいです。mog家では最後の文字にスペースで「5GHz」と記載しておくルールにしています。

そして今回ニンテンドースイッチのマリオカート&スプラトゥーン2を購入したのですが、ニンテンドースイッチは5GHzの接続に対応しているので、現在家の中のIT機器は5GHz帯の無線でほぼ接続されているので、たとえ電子レンジをつかってもまったく影響を受けないですよ♪

ちなみに無線アクセスポイントを変更したからといって安心は出来ません。

今回ニンテンドースイッチは5GHzの接続に対応していたのですが、実は旧機種であるWii Uは2.4GHzしか接続が対応しておらず、仮に5GHzの無線環境を用意しても利用することが出来ないのです。

なので合わせて接続するPCや据え置きゲーム機などの仕様も確認しておくようにしましょう。

ということで、今回はオンラインゲームを実施する時に通信が良く途切れる方向けのチェックポイント&解決策をご紹介してみました。

特に電子レンジの問題は結構有名なようであまり知られていない方も多い印象を受けるので、もし同様の症状が出ている場合は本記事を参考にして頂ければと思います。