【 本記事のターゲット 】
- 家の周辺や庭にやたらと蚊が多い...
- どうやったら蚊の発生を抑えられるのか、少なく出来るのか?
梅雨も半ばをすぎ、気温も最近ではどんどん上昇していよいよ本格的な夏到来か?と思わせる季節になってきました。
で、特にこの雨が多い時期&気温も若干高い時期に悩まされるのが「蚊」です。
いや本当に...mog個人、O型だからか昔からめちゃくちゃ蚊にかまれる体質なんですよね...
※TIPS:「蚊にかまれる」という言い方はどうも関西の方しかしないようです。関東など全国地区で見ると「蚊に刺される」ですね。
例えば仮にアウトドアでテント内に4人いたとして、蚊がテント内に侵入してくると、自分が蚊に刺される=他の人は無事みたいな事がよくあります。
なので、なるべく蚊の発生がないところ、自分がよく利用する場所(家の庭とか)は蚊を少なくしたい...
という事で、今回は「蚊」を発生させないようにする・蚊をすくなくするためにはどうしたらいいのかという部分をご紹介したいと思います。
ちなみに他記事にて、蚊に刺されたい為の虫除けスプレーを色々ご紹介しておりますので、興味がある方は合わせて見てみて下さいね。
目次
蚊が発生するための条件を再確認
蚊は水中に卵を産み付ける、時期は5月〜11月
ではまずそもそもなんで蚊が多く発生するのか、蚊が発生する仕組みを理解しておきましょう。
蚊が活動する時期としては、だいたい5月〜11月くらいまでと言われています。気温に関して、22度~31度くらいが蚊にとって適温といわれています。
吸血に関して、もっとも最も盛んになるのが26度~31度くらい、逆に35度以上など猛暑日の場合は活動はせず日陰で活動を停止しているのであんまり刺されないようです。
冬場は卵の状態で冬を越し、上記時期になると活動を開始します。蚊の卵は水中に産み付けます。
どのような場所に卵を産むかというと、例えば駐車場などの車止め用の古タイヤ、お墓の花立て、空き缶、雨水マスなどなど...小規模な水たまりに多く発生する事があります。
少しでも水場・水たまりがあれば産卵可能となり、成虫は1回に数十個から200個くらいの卵を産みます。産卵場所は全て水際・水面です。
ボウフラ → 羽化するまで10日間ほどかかる
では卵が蚊になるまでどのくらい期間がかかるのかも確認しておきましょう。水際・水面に産み付けられた卵は水中で1日から2日でふ化します。
卵からサナギまでの1週間から2週間、ボウフラという形で水の中で生活しています。見た事ある方も多いかと...
ボウフラは尾を水面に出して呼吸しています。1週間から2週間かけて、ボウフラからサナギになります。そして数日後、羽化し成虫・蚊の姿となります。
吸血するのはメスだけ?
蚊は成虫になると1ヶ月くらい生きて活動を行います。そしてこちらは有名なお話ですが、蚊のメスだけが産卵のために吸血活動を行います。
活動時期は先ほども記載した通り、5月から11月程度で大体気温22度〜31度あたりが目安となるようです。
蚊を減らすには発生源を断絶する事がポイント
東京ディズニーランド・ディズニーシーには何故蚊がいない?
蚊の発生原理や時期・期間、吸血に関して理解出来たかと思うので、ここからは実際に蚊をどうやったら発生させないか、少なくする事が出来るのかを確認していきたいと思います。
ここで一つみなさんご存知の「東京ディズニーリゾート」に関してTIPSをご紹介。現地に訪問して1日中遊びまわった方も多いかと思います。
mog家も過去年間パスポートなど保有していた時期もあり、夏場などは特に頻繁に訪問して遊んでいました。1日中・もしくは日がくれた夕方からというパターンも多かったです。
が、そんな中虫刺されが多くてもおかしくないのですが、今思い返して見たらあれだけ人が多く、森林&水が多い場所にも関わらず蚊に刺された事って多分一度もない気がするんですよね。
ディズニーシーなんて水だらけですし、ディズニーランドもジャングルクルーズとかでめちゃくちゃ蚊が多そうなのですが...
蚊が発生しないように何か薬を散布とかしているのかな...と思いきや、全然そんな事はしていないという事実に驚きです。
じゃあなんでディズニーリゾートに蚊はいないのか...理由としては下記があげられます。
- 東京ディズニーリゾートにある水域(ジャングルクルーズや湖など)は全てろ過循環されている
- 水がろ過循環していると蚊の卵もボウフラも生きていけない、そのため東京ディズニーリゾートには蚊がいない
- 雨の後に水が溜まりやすい場所は数ヶ所あり。そういうところは日常的に目視点検をして、ボウフラがいるかどうかチェック&水たまりを無くすなどしている
上記記載の通り、蚊の発生元となるボウフラ&卵は全て水の中にいるので、水たまりをなくせば蚊は発生しません。
水たまりになっている箇所は卵やボウフラがその場に居続けないように水自体を循環&ろ過して自然と除去されている=蚊が成虫になれないという事。
特に薬の散布などを行なっているわけではなく、水を一定ヶ所にためない&発生源である水たまりをなくす対策を忠実にした結果が「ディズニーリゾートには蚊はいない」という事に繋がっているようです。
水場を作らない、除去出来ない水場は定期的にチェック・ろ過循環を
という事で、蚊を発生させない・少なくするために、ホームセンター等で特別な殺虫剤とか薬などを用意する必要はないです。
むしろ、こちらを実施しても大元の蚊が発生する原因を根絶しない限り、一時的な対応のみで根本的な解決にはならないです。
下記東京目黒区のHPに記載されている内容を抜粋し、蚊の発生を抑えるための対策法を箇条書きにしてみました。
基本は先ほど紹介した「水場を無くす」という対策に尽きます。
- 容器を逆さにし水たまりをなくすか、放置された容器や空き缶、空き瓶などを片付けたり廃棄する
- 汲み置きの水は、1週間で入れ替え容器を洗う
- 子供の遊具は屋外に放置せず、雨のあたらない場所に片付ける
- 植木鉢の受け皿は使用しない
- 庭で水の汲み置きはしないなどし、こまめな水やりで対応
- 雨よけのシートをかぶせた場所は、排水を良くし、水の溜まる窪みを作らない
- 古タイヤや竹の切り株は、排水のための切れ込みを入れたりカバーで覆うなどの対策をする
- 古タイヤは半分を土に埋める、竹の切り株は窪みをコンクリートで埋めるなど水の溜まらない対策も検討する
- 側溝や雨どいは水が溜まらないよう詰まりを清掃する
先ほど記載した通り、蚊が成虫になるまで10日間前後時間がかかります。
水たまりが1週間以上続く箇所を重点的にチェックして、卵が産めない・ボウフラが生きていけない環境を作る事が結果的に蚊を少なくする事に繋がります。
またどうしても水が溜まってしまう&水がぬけない場所もあるかと。例えば、池や水槽・水鉢など...そういった場合はコイやフナ、メダカなどを飼うと良いとの事です。
これらの魚がいる事により、仮に蚊がそこに卵を産んだとしても、卵自体・もしくはボウフラを魚が食べてくれるので蚊の発生源対策になります。
最後に
今回は蚊が発生する原因や発生しないようにする対策を詳しくご紹介しました。
記載した通り、かのディズニーリゾートも特別な薬剤の散布などは実施しておらず、日々の水の循環やろ過、水が溜まっている箇所のチェックと除去がメインになります。
それで十分効果が出ている・実績があるので、蚊に悩んでいる方は一度本記事の内容を実践してみてはいかがでしょうか。