【 本記事のターゲット 】
- 子供にiPad を使わせたい
- 使ってほしくない機能がある
- 利用し過ぎを防止したい。時間制限を設定したい
今回は子供向けにiPadの利用制限を設定する方法をご紹介します。
色んなことが出来るiPad、iPad第2世代から数えてmog自身も10年以上使っていますが、非常に便利ですよね。
そして何より楽しい。
このiPadを子供に触らせることも多いのですが、iPadをそのまま渡してしまうと...
- アプリケーションを勝手に購入してしまう
- アプリケーションを勝手に削除してしまう
- Safariを使って勝手にいろんなインターネットサイトへアクセスする
- YouTubeで見てほしくない動画を見てしまう。いつまでだってもYouTubeを見終わらない
などなど、色々問題に感じる部分も多くあるかなと思います。
- iPad(iPhone) を1時間だけ利用させたい
- 一つのアプリだけ起動、他のアプリは使わせたくない
上記のような要望を持っている親御さんも多いんじゃないでしょうか。
そこで、今回はiPad標準機能「アクセスガイド」をご紹介。一つのアプリのみ起動して他のアプリを触らせない&利用時間制限を設定する方法をご紹介します。
小さいお子さんにiPadを触らせる機会があるという方は、本記事を参考にしてみて下さい。
※追記:複数アプリのみ起動出来る方法として、スクリーンタイムとアシスティブアクセス機能が追加されました。気になる方は下記別記事をあわせて見てみて下さい。
目次
アプリを固定化・時間制限を設けるiPad標準機能「アクセスガイド」。有効化手順・設定手順をご紹介
iPad のアクセスガイド機能とは?利用出来るアプリを1つに制限する機能
そもそも「アクセスガイド」とはどういう機能なのか、AppleのHPより説明文を抜粋してきました。
アクセスガイドは、デバイスで 1 つの App しか使えないように制限します。どの機能を使えるようにするかもコントロールできます。お子様に自分のデバイスを使わせる場合や、ジェスチャの誤認が煩わしい場合は、アクセスガイドを有効にしておけます。
簡単にいうとアプリを固定化する機能です。こちらを使っている間は他のアプリは利用できませんし、さらに機能・操作などを制限することもできます。
例えば画面が回転しないように制限したり、スリープ・スリープ解除ボタンを利用させなくしたり、さらには画面の反応を制限するようにタッチ自体無効化することもできます。
利用シーンとしては、小さい子供がiPadに入っている色んな機能やアプリを使うことを制限したり、動画閲覧時でも他動画が選択できないようタップ自体を禁止にすることで、色んな制限を設けた状態で子供にiPadを利用させることが可能です。
実はこのアクセスガイドですが、一時期機能自体がなくなっていたのですが、最新verのiOS・iPad OSでは利用できるようになっています。
iPadでアクセスガイドを有効にする設定手順をご紹介
ではiPadでアクセスガイドを有効にする・設定するう手順をご紹介します。
まずはiPadを起動してホーム画面を表示させます。
設定アプリ(歯車のアイコン)をタップします。
上記設定画面が起動しますので、左側の項目の中から「アクセシビリティ」をタップします。
画面右下に「アクセスガイド」と表示されるので、そちらをタップします。
アクセスガイドが無効な状態になっているので、一度タップして有効にします。
次にアクセスガイド用のパスコードを設定します。こちらはデバイスのパスコードとは別のパスコード(アクセスガイドを解除するときなどに利用)になります。
パスコード設定をタップします。
「アクセスガイドのパスコード設定」をタップします。
画面上に4桁のパスコードを設定するように求められるので、子供が知らない4桁の数字を設定します。
これで設定は完了です。
アクセスガイドを使ってアプリを固定・利用時間を制限する方法をご紹介
では実際にアクセスガイドを使ってみましょう。
まずは1つに固定したいアプリをiPadで開きます。今回は例としてAmazonのプライムビデオアプリを使ってみます。
上記の通りアプリが起動したら、ホームボタンを搭載しているiPadの場合はホームボタンを3回トリプルクリック、ホームボタンを搭載していないiPadの場合はトップボタン(スリープ・スリープ解除ボタン)を3回トリプルクリックします。
すると...
上記の通り、画面が少し小さくなって、アクセスガイドが起動します。
この状態で右上の開始を押すと、今回の場合だとプライムビデオのアプリのみに固定することができ、他のアプリを選択したり起動したりすることは出来なくなります。
アクセスガイドを解除したい場合は再度ホームボタン or トップボタンをトリプルクリックして、先ほど設定したアクセスガイド用のパスコードを入力しないと解除できない仕組みになっています。
ちなみに、アクセスガイドの設定の際に表示されている画面左下のオプションをタップしてみると...
上記の通り、そもそも各種ボタンを利用できなくしたり、ソフトウェアキーボードを使えなくしたり、タッチ自体を無効化することも出来ます。
あとは時間制限もできるようになっていて、一番下の時間制限を有効にすると...
上記の通り、何時間・何分このアプリを利用させるのか、細かく設定できるようになっています。
例えば30分として時間制限を設定してアクセスガイドを起動します。
30分経過すると画面中央に利用時間が経過した旨と、利用を継続するにはトリプルクリックをしてパスコードを入力するようにとナビゲートされます。
30分経過した状態ではアプリは完全にストップし、利用を継続することが出来ない状態になります。
このような形で、iPadのアクセスガイドを使うと簡単にアプリを固定することが出来、様々な制限をかけることが出来ますので、ぜひ小さいお子さんなどがiPadを使うときは利活用してみて下さい。
ということで、今回はiPadの標準機能・無料で出来る「アクセスガイド」をご紹介しました。
子供がiPadを利用する時、1つのアプリに固定したい・利用時間を制限させたいといった事があれば、こんかいご紹介した「アクセスガイド」を一度試してみて下さい。