【 本記事のターゲット 】
- 一戸建てを購入予定
- オール電化の一戸建て、太陽光発電(蓄電池)も搭載
- 家族4人で過ごす場合、1年のうちで一番高いと言われる冬(1月)の電気代はどのくらいになるのか。収支でプラスになるのか?
今回はオール電化+太陽光発電を備えた一戸建てに関して、家族4人で過ごした場合の冬の電気代がどのくらいになるのか?実体験ベースで詳しくご紹介します。
2021年8月に念願の新築一戸建てを購入しました。
後ほど詳しく記載しますが、岡山県南部という日本の中でも「晴れの国」と呼ばれている地域の為、折角なので太陽光発電も付けてみました。
もちろん、その恩恵を受けるために住宅はオール電化にしており、水道代を省くと光熱費は電気のみという状況にて、太陽光発電でできるだけまかなおうという戦法になります。
さて、そんな状況の中、年間を通して一番電気代が高いと言われる冬の季節、太陽光と蓄電池にてどのくらい電気代をまかなえるのか、収支で考えるとプラスになるのか?
気になる方もいらっしゃるかと思いますので、岡山県南部+mog家のスペックとなりますが、実際に家族4人で冬の季節どのくらいの電気代になるのか実体験ベースで詳しくご紹介します。
オール電化+太陽光発電を備えた家で、4人家族の場合冬の電気代はどのくらいになるのか、気になる方は本記事を参考にしてみて下さい。
目次
太陽光発電&オール電化の一戸建て、家族4人暮らしの冬の電気代はいくら?太陽光でまかなえる?それとも赤字?
2021年8月に新築一戸建て購入、太陽光発電・蓄電池システムを導入
先ほども記載しましたが、2021年8月に念願の新築一戸建てを購入しました。
先ほど記載した通り、岡山県南部という晴れの国と言われているエリアという理由もありますが...
新築購入時にセットで太陽光&蓄電池システムを導入すれば安く設置出来るという事と、そもそも家がオール電化という事もあって、折角なので太陽光発電システムを導入してみることに。
商品としては、上記パッケージ型番の「ES6JB1」というものを導入しました。
- メーカー名:デルタ電子
- パッケージ型番:ES6JB1
- 定格蓄電容量:5.6kWh
太陽光パネル自体は下記商品を導入しています。
- メーカー名:ハンファQセルズジャパン
- システム容量:5.325kW
固定価格買取制度により、10年間太陽光発電1kWhあたり19円で売電可能
ちなみにご存知の方もいると思いますが、2022年2月時点の情報となりますが、太陽光発電は10年間固定価格で買い取ってくれる制度「固定価格買取制度」が設けられています。
毎年価格は見直されているのですが、mog家の場合2021年8月での購入となりますので「1kWh:19円」での買取を10年間実施してくれます。
昔はもっと高かったのですが、今は太陽光発電自体の価格が下がり、安価に導入出来るようになってきたので、価格も年々下がって来ているという背景もあるようです。
岡山市南部・4人家族での真冬(1月)の電気使用量は約8000円
さて、そのような状況の中、岡山県南部で真冬・1月の電気代はどのような形になるのか。
- 家族構成:大人二人・小学生二人の計4人
- 電力を消費する家電:冷蔵庫1台・電子レンジ・IHクッキングヒーター・エアコン2台(1Fと2F)など
特に冬場電力を消耗するのが「エアコン」になります。昼間はテレワークの関係もあって、昼の時間帯の半分はエアコンを付けています。(主に2F・7畳の部屋)
夜は寒い時は付けていますが、それ以外は服を多めに着て暖かくして過ごしているので、そんなにガンガン暖房をかけているわけではないという状況です。(主に1F・16畳の部屋)
そうですね、、、2日に1回・3時間程度という感じでしょうか。設定温度は20度になります。
あとオール電化なのでガスはなく、IHでの料理となりますので夕方など料理する時間帯は激しく電力を消耗します。
大体このような状況なのですが、これで真冬・1月の電気代がどのくらいだったかというと...
上記の通り。
- 使用量:299kWh
- 請求額:7,969円
ちなみに、一般的な家での家族4人での電気代の1月平均は「13,678円」とのこと。これに比べるとずいぶん安いですよね。
その理由としては、mog家の1月の電力内訳として
- 発電:472.7kWh
- 消費:565.4kWh
- 売電:257.2kWh
- 買電:349.9kWh
となっていました。
計測の時期が若干ずれているので、少し計算が合わないですが、「買電」が請求される電気代となります。
が、実際には1月に関しては「565kWh」もの電力を消費しており、大体使用量(299kWh)の倍くらいの電力量になります。
そのまま請求と考えると15,000円くらいになり、先ほどの4人家族の1月平均と同じくらいの価格になるはずです。
しかし、昼間などは太陽光発電や、夜間は昼間充電しておいた蓄電池を利用して電力をまかなっており、200kWhは太陽光・蓄電池で補うことが出来ています。
なので、結果的には電力会社からの請求もその分安くなっている(565kWh - 200kWhという感じ)という仕組みになっています。
岡山市南部での真冬(1月)の太陽光売電価格は約4500円
あと、昼間の太陽光発電は思った以上に発電してくれており、家の中でエアコンを使っていても余剰分は電力を自動で売電してくれます。
1月の売電量と価格を見てみると...
- 売電電力量:242kWh
- 売電価格:4,598円
となります。
ということで、オール電化+太陽光発電(蓄電池システム有り)の家で、家族4人で過ごすと1月の電気代は
- 7,969円(電力会社への支払い)- 4,598円(売電価格)=3,371円の支払い
上記結果となりました。
やはり真冬は年間を通して一番電力を消費する季節。太陽光と蓄電池を使っても、収支でプラスにすることは出来ませんでした。
他の月では電気使用料金と売電料金は収支プラス。年間通して計算すると大きくプラスに
ちなみに他季節も参考にご紹介します。
例えば10月の料金表が手元にあったので、そちらをご紹介しておくと...
電気料金支払いが3,342円に対して...
売電価格が8,000円近くになっていて、収支でいうと4,500円程のプラスとなります。
ちなみに11月分も収支でいうとプラス。mog家の場合、収支でマイナスになったのは12月・1月・2月の3ヶ月のみとなります。
その他の月は売電価格の方が多く、基本収支はプラスとなりますので、年間を通して考えると収支は余裕でプラスとなっていますよ。
もちろん、これは10年間の固定価格買取制度があってこその計算となりますので、10年後は価格がグンと下がります。
その時はまだどうするか考えていないですが...設定自体を消費優先にして、どこかのタイミングで蓄電池を増量しようかな...と考えています。
低価格で売電するよりは、自分の家で消費して末長く電気代を抑えていきたいですね。
最後に
今回はオール電化+太陽光発電を備えた一戸建てに関して、家族4人で過ごした場合の冬の電気代がどのくらいになるのかをご紹介しました。
実際の体験談がベースとなっておりますので、オール電化+太陽光にてエコ住宅を目指しているという方は、本記事を参考にしてみて下さい。