【 本記事のターゲット 】
- 家を購入したい or 購入した
- 住宅ローン減税を利用したい。1年目は確定申告だが、2年目以降会社に申請する方法と減税分がどのように適応されるのか知りたい
今回は家を購入した後に利用できる住宅ローン減税に関して、会社での申請(年末調整)は具体的にどういった手順なのか、どのタイミングで減税分が支払われるのかを詳しくご紹介します。
2020年8月、念願の新築一戸建てを購入しました。
mogが購入したタイミングだと13年分の住宅ローン減税が適応される形となり、今も毎年恩恵を受けています。
が、最初この住宅ローン減税に関してはイマイチやり方が分からなかったんですよね。
1年目は確定申告で、2年目以降は会社の年末調整に含めて実施する。
...うーん、具体的な流れはどうなのか。特に会社での申請手順がピンとこない。
ということで、今回は2年目以降の年末調整・会社での住宅ローン減税の申請手順といつ振り込まれるのか・支払われるのか、実体験を元に解説します。
家を購入したい・購入した&住宅ローン減税の年末調整に関して詳しく知りたいという方は、本記事を参考にしてみて下さい。
目次
2年目以降の住宅ローン減税。どのように会社に申請して、どのタイミングで支払われるのか。実体験を元に詳しく解説
毎年銀行から年末残高等証明書が送付。年数分の住宅借入金等特別控除申告書を手元に保有
先ほども記載した通り、2020年8月に家を購入。
翌年の確定申告タイミングとなる2022年2月には税務署へ提出。
そして2年目となる2022年11月〜12月にかけて、会社の年末申請で住宅ローン減税を申請することになりました。
会社毎にいろいろ違いはあるかもですが、mogの会社では大体11月に入った段階で年末調整の案内があり、それぞれが必要な手続きを実施します。
住宅ローン減税において、年末調整で必要な書類は2種類。
まずは銀行から毎年送付される「年末残高等証明書」になります。
上記は住宅分のローンですね。
2千万円を35年ローンで組んでいるのですが、上記の通りあといくら支払いが残っているのかが送付されてきます。
上記は土地分ですね。
mogは土地と建物を別々にローン組んでいるので、これは人それぞれかと思います。
そして、手元にある「住宅借入金等特別控除申告書」となります。
こちらの用紙ですが、家を購入して1年目の確定申告を終了した後、税務署から2年目〜の必要枚数分が送付されてきます。
mogの場合は2年目〜13年目までの12枚、1枚ペラの用紙が送付されてきました。
この用紙は今後毎年1枚ずつ利用するので、手元に大切に保管しておきましょう。
毎年11月頃年末調整実施。住宅ローン減税枠あり・必要事項入力&書類を添付して提出
ということで、会社の年末調整が始まる前に「年末残高等証明書」と該当年度の「住宅借入金等特別控除申告書」を用意しておきましょう。
そして、11月ごろから大抵始まるのが会社へ申請する「年末調整」ですよね。
これも会社毎に違いはあるかもですが、mogの会社では11月1日から毎年スタートします。
mogの会社では「奉行クラウド」というシステムが入っているので、基本Web画面で電子化された状態で申請していきます。
手書きの所ももちろんあるとは思いますが、基本内容は一緒なので年末調整を順序よく進めていきましょう。
mogの会社の場合、住所や扶養家族の各種情報、加入している保険の控除などなどを入力していき、一番最後に住宅ローン減税の枠が設けられていました。
住宅ローン減税の枠は下記のような感じですね。
先ほどの年末残高等証明書に記載されている残高を記入していき、最終的に控除額が計算されるような感じ。
今回の場合、住宅ローンの残高が2806万円残っていて、その1%となる28万円が控除として減税・戻ってくるという形になります。
こちらの申請と、先ほどの用紙(電子化も可能)を会社に提出して、年末調整による住宅ローン減税の申請は完了です。
毎年12月下旬の給与に反映。給与に上乗せ、給与・住宅ローン減税分あわせて振り込み
年末調整申請後、どのように減税分が反映・支払われるのか。
どこにも記載なく、mog自身も当初はよく分からなかったのですが、支払われるのは年末調整が反映される給与タイミングとなります。
これは会社によって翌年1月の所もあるかもですが...mogの場合は年末調整を提出した1ヶ月後の12月下旬の給与にしっかり反映されていました。
これがどうにも不思議な表記になっていて...
通常給与というのは総支給額から税金や厚生年金などが引かれて、その上で振込額が決まると思うのですが...
住宅ローン減税(28万円)含めた年末調整不足額というものがマイナス31万円と記載されていて、税金や年金の合計欄が「控除合計」というものに変わっていました。
そして総支給額から控除合計を引く形になるのですが、そもそも数値がマイナスなのでプラスになり、12月下旬の給与に住宅ローン含めた年末調整不足額が上乗せされた形で支給されました。
おぉ、12月下旬の給与がボーナス並みに多い。という感覚になります。
ということで、2年目以降の年末調整で住宅ローン減税を申請すると、年末調整が適用される給与タイミングで該当金額が戻ってくる・支払われるという形になります。
最後に
今回は家を購入した後に利用できる住宅ローン減税に関して、会社での申請(年末調整)は具体的にどういった手順なのか、どのタイミングで減税分が支払われるのかを詳しくご紹介しました。
住宅ローン減税の会社・年末調整での申請方法が不明、どのタイミングで振り込まれるのか具体的な流れ・手順を知りたいという方は、本記事を参考にしてみて下さい。