【 本記事のターゲット 】
- 数字の「7」の読み方を知りたい
- 「しち」と呼ぶのか、「ひち」と呼ぶのか。九九の七の段の呼び名を知っておきたい
- 方言によって「七」を「ひち」と呼ぶ場合がある?詳しく知りたい
今回は数字の「7」を呼ぶ時、「しち」とよぶか「ひち」と呼ぶか、どちらが正しいのかをご紹介します。
「7」という数字、皆さんどう呼んでいますでしょうか。
例えば「76」だと「ななじゅうろく」かと思いますが、「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」だと、7の部分どう読みますでしょうか。
「なな」と呼ぶ人もいれば、「ひち」「しち」と呼ぶ人もいらっしゃるかと。
けど、「なな」は正解なのは分かりますが、「ひち」と「しち」ってどちらかが間違ってそうですよね。
という事で、今回は「ひち」と「しち」に関して、どちらが正解なのか詳しく解説します。
目次
数字の七を「ひち」と呼ぶのは間違い?「しち」が正解?九九など注意、方言で正しい名称もある
7の正しい読み方は「しち」「なな」。「ひち」は誤った読み方だが...
今回本記事を書こうと思ったきっかけですが、今娘が小学2年生でちょうど九九を覚え始めたのがきっかけです。
- いんいちがいち(1×1=1)
- いんにがに(1×2=2)
- いんさんがさん(1×3=3)
- いんしがし(1×4=4)
そして、七の段になったときに
- ひちいちがひち(7×1=7)
- ひちにじゅうし(7×2=14)
...ん?「ひち」って呼び方あってるのか?「しち」なんじゃないのか?
そう思って、九九の表の振り仮名を見てみた所...
やはり「しち」が正解の模様。
一応念のため色々調査してみたのですが、日本国語大辞典にも
- ひち【七】[名]しち(七)の変化した語。
と記載がある通り、「ひち」というのは「しち」が変化した言葉という形で取り上げられていました。
西日本では公式に七を「ひち」と呼ぶ所も。方言によって正しい場合あり
という事で、7を「しち」呼ぶのが正解となるのですが、個人的に「これ、そんなに単純な問題なのか?」と疑問に思ったんですよね。
mog自身兵庫県南部の西の方、播州地方出身なんですが、確かに子供の頃七の事を「ひち」と呼んでいた気がするんですよ。
例えば「七時」ですね。普通は「ななじ」と呼ぶと思うのですが、昔子供の頃は「ヒチジ」と呼んでいた気がします。いや、むしろ今も「ヒチジ」と呼んでいる気も...
という事で、ここで再度色々調査。
...結果、どうやら西日本では「7」を「ひち」と呼ぶ傾向が強いという事が分かりました。東日本でもたまに呼ぶ事はあるようですが、特に関西地方だと
- 七五三:ひちごさん
- 七輪:ひちりん
- 質屋:ひちや
みたいな感じで、「しち」が「ひち」に変換されて言われる事が結構多いみたいです。
で、基本「ひち」は間違いで「しち」が正解なのですが、中には「ひち」が公式名称となって世の中に出ているものがあるんですよ。
少し例を出すと、まずは岐阜県加茂郡にある町名になりますが、「七宗町」という所があります。
この七宗町、呼び名は公式で「ひちそうちょう」と呼ぶんですよ。地元の方言に基づいて呼ばれているという事で、公式に「ひち」と名称が付いています。
そしてもう一つ。出ました、mogの出身の近くとなる兵庫県加古郡稲美町。ここに十七丁という場所があるのですが、この呼び名が「じゅうひっちょう」なんですよね。
道路に案内標識があるのですが、「Juhitcho」とローマ字でしっかり明記されているので、ここでも公式に「七」を「ひち」と呼ぶ事になっています。
これも地域の方言・播州弁にちなんだ呼び方となっており、これらは一例となりますが、必ず「ひち」が間違っているというわけでもなさそうです。
ということで、今回は数字の「7」に関して、「ひち」と呼ぶのか正しいのか間違っているのか?という部分をご紹介しました。
基本的には「しち」が正しいですが、方言によって名称が正しい事もあるようです。
7の呼び方が気になるという方は、本記事を参考にしてみて下さい。