iPhone や iPad のホームボタンが効かない時の対応策。AssistiveTouch を活用

【本記事のターゲット】

以前の事となりますが、3年程愛用していたiPad mini のホームボタンが陥没してしまった事があります。

指紋認証対応モデル（Touch ID）であれば、まだ指を置くだけで解除できるかと思うのですが...

指紋認証非搭載モデルのiPhoneやiPad の場合、ホームボタンが効かなくなるとロック解除などが出来なくなり致命傷となります。

またTouch ID搭載モデルでも、アプリ切り替えや終了といった事が出来なくなります。

そこでご存知の方も多いかと思いますが、iPhoneやiPad のホームボタンが壊れた際の応急処置として、「AssistiveTouch」という機能を紹介します。

もし同じ症状になった方、不便にはなりますがまったく使えないというわけではないので、是非参考にしてみて下さい。

ホームボタンが完全に効かなくなる前に何とかロックを解除しよう

iOS 9以前、まだアップデートしていない方であれば、電源を入れて画面を左から右になぞりましょう（スワイプ）。

もしくは指紋認証（Touch ID）を設定している方は指を置くだけで解除できるはずです。

ホーム画面（iPhoneやiPad の最初の画面）が出れば大丈夫です。

問題はiOS 10以上にアップデートされた方になります（最新のiPhoneやiPadの方はこちら）。

そう、ホームボタンを押さないとロック解除できない仕様になっています。

ここだけはどうしても突破しないといけないので...頑張って効かなくなったホームボタンを反応させます。

mogの場合は強めにぐりぐりと...ホーム画面が表示しない事には次のステップへ進めませんので、なんとか頑張ってロックを解除しましょう。

まずはホーム画面上の「設定」をタップします。iPad の画面ですが、iPhoneでも同様です。

左側の「一般」を選択した状態で、右側の「アクセシビリティ」をタップします。画面の下段、iPhoneの場合は画面を下にスクロールしていくと「AssistiveTouch」という項目があるのでタップします。

※2021年1月追記：最新のiPhoneなどでは、「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」という順番になります。

AssistiveTouchをタップすると、一番上にチェックボックスが出てくるので、こちらをタップして有効にします。

そうすると画面のどこかに灰色四角＋中央に白い丸のアイコンが表示されます。

では実際に使ってみましょう。ロック画面上でもこの機能は使えるので、一度電源ボタンを押して画面をロックしてみましょう。

画面のどこかに「AssistiveTouch」の白いボタンが配置されているはずなので、そちらをタップすると、画面中央に6種類くらいのスクリーンボタンが表示されるはずです。

一番下のボタンがホームボタンの代わりになるので、そちらをタップするだけでボームボタンを押した時の挙動と同じになります。

またロック解除できたらアプリケーションなどを起動してみましょう。

その状態でも白いボタンがどこかに表示されているので、タップしてホームボタンを押せばアプリケーションの画面を閉じる事が出来ますし、2回素早くタップすれば、アプリ一覧を表示することも可能です。

切り替えをしたり、下にスワイプする事でアプリケーションを完全に終了させる事が出来ます。

ちなみに余談ですが、AssistiveTouch機能はそれ以外にもたくさん提供されています。

この6つが最初に表示されているのですが、通知センターをタップすれば画面に通知が表示されますし、カスタムをタップすれば、一本指で拡大縮小ができる機能なども提供されています。

ホームボタンが効かなくなって困る機能としては「マルチタスク」や「スクリーンショット」などでしょうか。

そちらも「デバイス」をタップして「その他」をタップするとAssistiveTouchによって機能が提供されています。

（下記は旧OSのものになりますので、現在は多少見た目が異なっています。）

日本でスマートフォンを持っている方、半分くらいはiPhoneユーザではないでしょうか。

個人的にiOS端末はAndroid端末と比べてとても良く出来ていると思います。動作も快適ですし、安定しています。

ただ...値段が高い（汗）

なので買い換える時も結構渋ってしまう自分がいます。もしホームボタンだけが使えないといった状態であれば、AssistiveTouch機能をONにして少々使い勝手は悪いですが、引き続き利用してみてはいかがでしょうか。