Surface ProとSurface Pro 4の違い スペック・価格比較や特徴をご紹介

2017年5月26日

【 本記事のターゲット 】

  1. new Surface Proの情報を知りたい
  2. new Surface ProとSurface Pro 4の違い
  3. 発売時期を知りたい

こんにちは、ITラボルームです。今回は2017年5月26日にMicrosoftから国内発表がありましたSurface Pro の第5世代となる「new Surface Pro」をご紹介したいと思います。

Introducing the new Surface Pro

new Surface Proの国内発表は2017年5月26日に実施されましたが、5月23日に先行して上海イベントにて発表されていました。

見た感じはそこまで変わっていないように思いますが、所々改良が加えられている様です。下記にポイントを見て行きたいと思います。

名前はシリーズ番号が省かれ、「Surface Pro」が正式名称となるようです。ここでは違いをわかり易くするため、本文中は「new Surface Pro」と記載させて頂きます。

new Surface Pro

本体

出典:Microsoft

12.3インチ、2736×1824解像度、アスペクト比3:2などは従来と同じとなっております。

搭載インターフェースもUSB Type-Cは見送られ、USB 3.0とMini DisplayPortと従来と同様の作りになっています。重さも殆ど同じです。細かいですが、エッジ部分が丸くなっているそうです。写真では流石にそこまでの違いは分からないですが...

個人的に一番嬉しい改良ポイントはバッテリー駆動が従来の9時間に比べて13.5時間と大幅に改良されている所かと思っています。

CPUが以前の第6世代 Intel® Coreから第7世代 Intel® Coreへとアップデートされており、OS側の改良と最適化が行われた結果さらなる省電力化に繋がった様です。

CPU自体の高負荷時発熱低減などによって、Core i5モデルでもファンレス冷却となっています。従来のSurface Pro 4ではCore mモデルのみがファンレス冷却となっておりましたが、今回からはCore i7モデルのみファンが搭載されています。

Bluetoothは従来の4.0から4.1へ、カメラは全面500万画素、背面800万画素と従来と同様のスペックとなっています。

出典:Microsoft

動画の中でも紹介がありましたが、次世代ヒンジ(Next generation hinge)が搭載されており、キックスタンドは滑らかに165°に開くようです。ちなみに最大限開いた状態の事を「Studio Mode」という名称が付いています。

キーボード

出典:Microsoft

タイプカバーは「Surface Pro Signature Type Cover」として刷新されています。

人工皮革であるアルカンターラ素材をパームレストに採用されており、キーボードの隙間やトラックパットの大きさはSurface Pro 4と同様の作りとなっています。

色合いはプラチナ、ワインレッド、コバルトブルーの3色となっています。

ペン

出典:Microsoft

Surface Penも新製品として改良され、4096レベルにも圧力検知が分かれるようになっており傾き検知も対応しています。

鉛筆と同じようにペンの傾きによって線の表現を変えることができ、より詳細な描画をSurface Proの画面上で行う事が出来るようになっています。色合いはプラチナ、バーガンディー、コバルトブルー、ブラックの4色となっています。

Surface Dial

出典:Microsoft

Microsoftのダイヤル型デバイス「Surface Dial」、「Surface Studio」のディスプレイ上に置いて、オンスクリーン機能による動作(画面上に置いてダイヤルのようにまわす事で色などを変更する事が可能)が出来る新型周辺機器となります。

しかしSurface Pro 4では、画面上の動作は非対応となっており、Surface Dialを机の上などに置いてオフスクリーン機能と呼ばれるモードで利用するしかありませんでした。

new Surface Proでは165度傾けた状態の「Studio Mode」などにして、ディスプレイ上に置いてSurface Dialをオンスクリーン機能、画面上に置いて動作する事が可能となっています。

Surface Pro vs Surface Pro 4 のスペック比較

見た目はSurface Pro 4に似ているので違いがいまいちピンと来ない...という方向けに「new Surface Pro」と「Surface Pro 4」の比較表を下記に作成してみました。

スマートフォンなどで画面が切れてしまう場合は画面を横向きにしてご覧下さい。

変更(アップデート)されている部分をわかりやすく太文字で記載しています。

本体

本体スペック

new Surface ProSurface Pro 4
発売日2017年6月15日2015年11月12日
OSWindows 10 ProWindows 10 Pro
CPUintel 第7世代 Kaby Lake

Core m3,i5,i7

intel 第6世代 Skylake

Core m3,i5,i7

メモリ4GB,8GB,16GB4GB,8GB,16GB
SSD128/256/512/1TB128/256/512/1TB
ディスプレイ12.3インチ12.3インチ
大きさ292mmx201mmx8.5mm292.1mmx201.4mmx8.4mm
重さ768g〜784g766g〜786g
WiFi802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac
BluetoothBluetooth 4.1Bluetooth 4.0
バッテリー駆動時間13.5時間9時間

本体価格(税込)

new Surface ProSurface Pro 4
Core m3/128GB/4G 114,264円103,464円
Core i5/128GB/4G 136,944円120,744円
Core i5/256GB/8GB 158,544円142,344円
Core i7/256GB/8GB 206,064円174,744円
Core i7/512GB/16GB 280,584円239,544円
Core i7/1TB/16GB 341,064円293,544円

※new Surface Pro はペン非同梱。Surface Pro 4 core m3 モデルはペン非同梱。

Type Cover

Signature Type CoverType Cover
発売日2017年7月7日2015年11月12日
対応デバイスSurface Pro

Surface Pro 3

Surface Pro 4

Surface Pro 3

Surface Pro 4

寸法295 mm x 217 mm x 5 mm295 mm x 217 mm x 4.9 mm
重量310g295g
カラープラチナ、コバルトブルー、

ワインレッド

ブラック、シアン、ブルー、

レッド、ティール グリーン

価格 2万952円1万7712円

Surface Pen

new Surface PenSurface pen
発売日近日発売予定2015年11月12日
対応デバイスSurface Studio、Surface Laptop、

Surface Book、Surface Pro、Surface Pro 4、

Surface Pro 3 Surface 3

Surface 3、Surface Pro 3、

Surface Pro 4、Surface Book

コネクタタイプBluetooth 4.0Bluetooth 4.0
カラープラチナ、コバルトブルー、

バーガンディー、ブラック

シルバー
ブラック
ブルー
レッド
筆圧レベル4096段階1028段階
傾き検知有り無し
価格12980円8424円

本体価格に関してはCPUなどのスペックが上がった反面、数万円程度の値上がり。

Surface Penも同梱されていないので結構価格としては高めの設定になっているように思われます。

キーボードも3000円ほど値上がりとなっているようです。

最後に

1年半振りに新発売となったSurface Pro、形こそ同じように見えますが、CPUやバッテリー駆動時間は大幅に向上しています。

値段は高めなので少々躊躇してしまう部分はありますが、Surface Proの購入を検討されている方はnew Surface Proの購入も検討してみてはいかがでしょうか。