サウナは体に良い?悪い?サウナの正しい入り方・期待できる効果を解説

2019年1月26日

【 本記事のターゲット 】

  1. スーパー銭湯や温泉によく行く
  2. サウナが大好き・良く利用する
  3. サウナの正しい入り方を確認しておきたい

今回は今やスーパー銭湯に行けばかなりの確率で設置されている「サウナ」に関して、実際の効果などを含めて色々ご紹介します。

mog自身、温泉やスーパー銭湯が大好き♪そして必ず利用するのが「サウナ」ですね。月に2回くらいは利用しています。

サウナを利用すると、体に溜まった悪い何かが汗と一緒に出て行くような気がして...とても気持ち良いですよね。

サウナに入って水風呂に入って冷やして...水を飲んで...さらにサウナに入っての繰りかえし利用で、仕事の疲れなどを毎回リフレッシュしています。

基本的には入りたい方法で入れば良いと思うのですが...何となくサウナの正しい入り方や期待できる効果という部分が気になったので、自分用のメモも兼ねて色々調査&下記に記載します。

サウナを良く利用するという方は参考にして見てください。

サウナは体に良い?発祥地やサウナが広まった経緯・効果を解説

「サウナ」はフィンランド発祥、フィンランドには全ての家にサウナがある!?

まずサウナに関して、そもそもどこが発祥なのか簡単にご紹介。

そう、日本ではないんですよね。良くスーパー銭湯に「フィンランド式サウナ」と記載されている通り、フィンランドが発祥と言われています。

そして驚くべき事情があるのですが、何とフィンランドには基本家の中にサウナがあるんですよね...ちょっとびっくりしません?(苦笑)

日本でいう「お風呂」の立ち位置がフィンランドではサウナとなっていて、全ての家には欠かせない設備となっています。

ウィキペディア情報ですが...フィンランドのサウナは1000年以上の歴史があり、多くの家庭にサウナがあり...

何とその総数は550万人の人口に対して約300万のサウナ施設があるという推計も出ているんだとか。

ただ日本のサウナとちょっと違い、フィンランドのサウナはサウナストーンというものに水を掛けて蒸気を発生させ、サウナ内を暖めます。その為肌に優しく、体力的にも楽で日本のサウナと比べ心地よいみたいですね。

日本でもたまに「フィンランド式サウナ」という表記があるサウナがありますが、蒸気により汗をかく&繰り返し入る為に、肌がスベスベになるそうです。

という事で、フィンランドでは「熱い室内でじっと耐え続ける」ことを、サウナと呼ぶわけではありません。

高温の蒸気を部屋全体に充満させ、全身で浴びる入浴法のことをサウナと呼んでいます。

日本では東京オリンピック後(1964年)に急速に広まった

では日本ではどうなのか...

戦後間もないころで、熱海や箱根の温泉場に出かける事ができない時代に、東京都心で温泉場に変わるものとして1951年4月にオープンしたのが「東京温泉」。

その繁盛ぶりから翌年京都・大阪の繁華街に同様の店舗が相次いで開店しました。

で、1956年のメルボルンオリンピックに、日本の射撃選手が利用したのが「蒸し風呂」 、他国の選手も愛用しており、 帰国後乾式サウナ風呂を「東京温泉」内に造ったのがきっかけとなります。

当時は主にクラス別競技のウエー調整用体重コントロールのためにサウナが利用されていました。

そして迎えた1964年の東京オリンピック、選手村にサウナ施設が作られ各国の選手たちからも好評。そ の後、サウナは全国的なブームへと発展していったという経緯があります。

先ほども記載した通り、この時点で蒸し風呂ではなく「乾燥サウナ」という事で、フィンランドの一般的なサウナとは違い、室内を温度が85~90度に保つサウナとなっていました。

なので、日本でサウナを訪れたフィンランド人は仰天してしまうそうな...日本独自のサウナの楽しみ方となって今日まで発展してきました。

ちなみに日本のサウナ施設で熱波をタオルやうちわなどで起こす「ロウリュ」を体験した事がある人も多いかと思いますが、ロウリュとはそもそもサウナ室で浴びる蒸気や、つくり出す行為のことを指すフィンランド語だったんですね。

サウナで期待出来る効果は?体に良い事だらけ♪問題なのは入り方・健康状態

では日本の乾燥式サウナではどのような効果が期待できるのか...

ぱっと思いつく限りだと「老廃物の排出」や「リフレッシュ」といった効果が期待できそうですが...諸々調べて下記にまとめて見ました。

まずサウナで期待できる効果としては血圧を下げる効果があるということです。そして自律神経が安定し、抗炎症作用も期待できるので脳卒中のリスク因子が減っていくそうです。

あと高血圧の一因として塩分摂取過多がありますよね。良く塩分を摂りすぎはよくないと...サウナに入ると多量の発汗で塩分と水分が排出され、体が温まることで血管も拡張します。

なので、高血圧の要因を排除することに繋がるみたいです。

血管が拡張する事で血流がよくなる事も注目すべき効果。血流は体の中に栄養分を届けて老廃物を排出してくれる機能を持っています。

その結果体にも良いし快眠効果や快食・快便といい事が沢山あるので結果的には体に良いとされています。

美容にも良いらしいですよ♪中には治療目的で患者に対してサウナ療法を施している例もあるのだとか...

身体が温まると筋肉のこわばりがほどけるので、不安感などから開放されリラックス効果も大いに期待できます。

一方日本の乾燥サウナは高温なので体に負担がかかるのは事実。

例えば健康状態が良くない方がサウナに長時間入った場合、急激に発汗して脱水症状を引き起こし、さらに水分が少なくなる事で血液がドロドロになり、血栓が詰まる可能性も指摘されています。

テレビでも有名人がサウナ内で倒れたというのがありましたよね...サウナに入る場合、心臓発作・脳卒中を起こしている人や、狭心症患者・低血圧の人などは控えた方が良いとの事。

そもそも「血圧を下げるためにサウナに入る」といった考え方はしない方が良いみたいです。健康不安があればサウナに入るより、医師に相談して指示を受けるようにしましょう。

サウナの正しい入り方をご紹介

入る直前に食事や飲酒は避ける&体が濡れたままで入らない

ではここからは日本の乾燥サウナを利用するに当たって、正しい入り方をご紹介しておきます。

まずサウナを利用する前ですが...食べた直後など満腹状態では利用しないようにしましょう。少なくとも1時間か2時間経過し、少し落ち着いた状態で入るのが良いとされています。

あと飲酒後のサウナも控えましょう。体が温まることで血液の循環が良くなり、アルコールが全身にまわります。転倒などの危険性もある上に、飲酒により体は過度の脱水症状になっています。

この状態でサウナに入って大量の汗をかく事自体、とても危険な行為になりますので利用前にお酒を飲むのはやめましょう。

そしてサウナに入る前には体をしっかり拭いてから入りましょう。

サウナ内を濡らさない...という理由もあるのですが、体が濡れていると、体についている水が蒸発して体が逆に冷やされ、汗が出にくくなります。

なので、サウナに入る前は体をよく拭いてから入りましょう。

サウナ室内は10分・15分が目安、我慢はしない。自分の汗はタオルで拭く。

次にサウナの中に入った後をご紹介。

まず日本のスーパー銭湯のサウナですが...階段式になっている事が多いですよね。サウナの熱は上に行く性質があるので、効率的に発汗を促すのであれば中段から上段に座るようにしましょう。

あと、座る際出来るだけ腰にタオルを巻いておくようにしましょう。理由としては、自分の体から出た汗は出来るだけタオルで処理するという事になります。

mog自身も体験ありますが...他の人が座っていた所に座ると...「べちゃべちゃ」っていう事ありますよね?そう、汗で周り一帯が濡れてしまっているんですよね...

まぁ拭き取れない発汗量の場合は仕方ないと思うのですが、次の人のために汗は出来るだけ自分のタオルで拭き取るようにしましょう。

そしてサウナに入る時間ですが...目安としては10分から15分くらいで十分です。これ上長時間サウナに入っていると、逆に疲労してしまうとも言われています。

あと先ほど記載しました通り、サウナは中段・上段の方が温度が高いです。

床や下段など温度の低いところに長時間いるよりも、上段の温度の高い所で短時間で汗を出した方が、心臓等への負担が少ないと言われています。

いきなり水風呂はNG、外気浴・シャワー・水風呂の順番。これを3回繰り返す

10分15分サウナに入ったら結構体が熱せられてすぐに水風呂に入りたくなりますよね...

がしかし、まずサウナを出たら外気浴をするのが理想です。露天エリアがある所であれば、外でクールダウンしてみましょう。

あと汗が気になる方は、シャワーなどで足や手先の方から心臓の方へとゆっくり水・お湯を掛けて汗を洗い流しましょう。

そして、少しクールダウンしたらゆっくり水風呂に入りましょう。水風呂の最適温度は「17度前後」となっています。水風呂に浸かり、気分良く体が冷えたら水風呂から出て体を拭いて、またサウナにはいりましょう。

だいたい目安としては、この繰り返しを3回ほど行うと良いとされています。

水風呂は寒気が出るまで入る必要は一切ありません。またサウナを出てからすぐに水につかるのは、心臓に負担がかかるので避けた方が良いです。

あとサウナに入って血管が拡張して血圧が下がっても、水風呂で血管が収縮すれば血圧は上がるので、ここでも健康状態が良くない方は気をつけないといけないポイントでもあります。

最後にサウナに入るとどうしても水を飲みたくなるとは思うのですが...発汗をよくしようと水を飲むと、胃腸で吸収されて直ちに血液中に溶け込こんで汗となって出ます。

確かに汗は出るのですが、腎臓等の内臓から老廃物が排出されなくなってしまうそうなので、我慢できるのであれば水分補給はお風呂から出てから行うようにしましょう。

お風呂から出たら、フレッシュジュース・スポーツ飲料などを飲んで、水分やビタミン補給をしましょう。

サウナは老廃物も排出されますが、ビタミンやナトリウム等の身体に良いものも排出されますので・・・スポーツ飲料が一番良いかもしれませんね。

ということで、今回はサウナに関して、発祥や日本でブームとなった経緯、そしてサウナの正しい入り方に関してご紹介しました。

冒頭に記載しましたが、mog自身サウナがめっちゃ好きなので...よければこの記事を参考にしていただき、これからも健康で楽しくサウナを活用していきましょう。

さて、記事も書き終えた事だし、今からスーパー銭湯に行ってサウナに入ってくるか(苦笑)