【 本記事のターゲット 】
- 新幹線に乗ることが多い
- 長距離移動するので、なるべく快適に過ごしたい
今回は新幹線に関して、一番快適な席はどこかというところを考えたいと思います。
mog自身仕事や帰省などで新幹線に乗ることが多く、おそらく年間30往復以上乗っているかと...
もちろんエクスプレス予約で指定席(ポイントが貯まった時に使えるグリーン席は別記事にて紹介予定)を取るのですが...みなさん結構お任せで予約してしまっていませんか?
もちろん、窓側や通路側は指定しているとはおもうのですが...
実は色々とポイントがあり、例えばなるべく太陽が当たらないところに座りたいとか、スペースを広く使いたいとか、電源を常に利用したいとか最大限リクライニングを活用したいとか...
快適に車内を過ごす為には意外と選定ポイントというのが存在します。
そこで、東海道・山陽新幹線ベースとなりますが、おそらく過去200回〜300回以上新幹線に乗ったことがある経験に基づき、快適に過ごせる座席のいろはをご紹介したいと思います。
目次
東海道・山陽新幹線で日陰を選定したい場合
日差しが嫌・日陰が良いという方はE席がベスト(A席が海側・南側に)
出典:JR東海
午前中出張などで東京から新幹線に乗る方、結構多いのではないでしょうか。また逆に西日本側から東京へ出張という方も...
そこで窓口やエクスプレス予約で普通指定席を予約して移動...という方多いかと思いますが、実際に乗ってみると...
- 日が当たって暑い...
- サンシェードをしても暑さが耐えられない...
という声をよく聞きます。
私自身、サンシェードをすれば耐えれるので東海道新幹線に乗る場合は大抵A席を選ぶのですが...
A席だと日が一番当たる席&途中でB席もC席も埋まってしまうとトイレ等に行く場合に席から出るのが大変...ということを経験された方も多いはず。
そこで以外と快適なのがE席。人が多い場合はD席に座られる可能性が高いですが、「日陰になっている」ということと「A席に比べてトイレなどに行きやすい」というメリットがあります。
特に太陽を気にしない&席から立つつもりがない場合はA席でもいいのですが、E席も日陰で快適なので一度利用を検討して見てください。
座席で電源を利用したい場合はA席かE席を選択しよう
指定席を取る際はA席かE席を選ぶ
出典:JR東海
個人的には出張や帰省時には必須だと思っています。新幹線って最近結構電波が入るようになってきているので、新幹線移動中にパソコンで仕事をしたりスマートフォンでゲームをしたりして過ごす方は結構多いんじゃないでしょうか。
そんな時、結構起こり得るのが「バッテリー切れ」です。スマホの場合は充電用バッテリーを持っていればいいですが、パソコンだとやはり電源が必要ですよね。
そこで電源がある座席を再度確認しておきましょう。電源がある座席は下記になります。
- A席
- E席
- 1列目のA〜E席
電源を使いたい場合はこちらの席を優先して予約するようにしましょう。
※2021年9月追記:最新の新幹線車両「N700S」であれば、全席に電源コンセントが付属しています。下記別記事にてご紹介しておりますので、気になる方はあわせて見てみて下さい。
座席に電源があり、広く場所を使いたい時に最適な座席は?
電源のある箇所はわかったかと思うのですが、次に要望が多いのが下記になるんじゃないかと思います。
- 前の人に座席を倒されるのが嫌だ
- スペースを広く利用したい
実は座席を最大に倒されると、例えばmog使用のMacBook だとディスプレイが快適なところまで開けれない&手前に少しずらしてパソコンを使用しなければいけないといった自体が発生します。
ちょっと怖いのが、パソコンを開いて作業している時にフルで座席を倒された場合...下手したらディスプレイが割れます(汗)
が、座席を倒してはいけないなんてルールはないので文句も言えませんよね。
そこでmog自身がよく利用する席としては新幹線の1列目(最前列)となります。
1列目は全ての座席に電源あり
つい最近出張があったのでいつも通り普通指定席を予約したのですが、1列目の窓側が開いていたので16号車1列目のA席を予約してみました。
出典:JR東海
新幹線普通指定席は4号車〜7号車、11号車〜16号車の計10車両あります。
そのうち1列目の窓側となると1車両につきA席とE席の2席、合計20席という計算になるので結構予約の時点で取られていることが多いのです。
が、少し前に予約すれば空きがある可能性があるので、その場合は座席シートマップから1列目を選択するようにしましょう。窓側等の指定だけでは1列目が選択されることはなかなかありませんので...
さて、今回せっかく1列目が予約できたので写真付きで設備等をご紹介します。まずは座った時の机と電源周りを紹介します。
机はこのように壁に垂直に取り付けられており、手前に倒すと90度の角度で快適に利用できるようになっています。
通常電源は座席左下または右下にあるのですが、1列目の座席には机の左下に全席準備されています。しゃがんだりする必要もないので、電源を変えたい場合など取り付けしやすいです。
電源の容量はAC100V、2A、60Hzとなっています。これは他座席でも同じですね。
座席を倒される心配なし・広く利用。机自体も面積が広いので物を多くのせれる
1列目の机ですが、通常他の席の机と比べて1.5倍?くらいあるような気がします。
下記が実際に倒して見てパソコンとiPadなどを置いて見たのですが...
通常の席の机ではパソコン1台置くといっぱいになってしまうのですが、1列目の机の場合はご覧の通り+αでiPadを置けるくらいのスペースがあります。
重量は他座席と同様10kg以内となっています。
そしてポイントとしては前の人がいないので当然ながら席が倒れてくる心配もありません。
目の前が壁になるので圧迫感がありそうですが、窓側であればそんなに気にならないです。
なのでパソコンを広げて目一杯仕事をすることができます。移動中くらい仕事したくないんですけどね...
大きい荷物を持って乗る場合、座席を気にせず倒したい場合
後ろに人がいないのでリクライニングを最大限利用できる
そしてもう一つ快適な席があります。それが最後列の席です。
※2021年追記:現在は事前予約制となっており、本文下に特大荷物スペースの記事を追記しましたので、併せてご確認下さい。
リクライニング問題、以前芸人の方も問題にしていましたが結構難しいんですよね。JRの公式見解としては
- 後ろの人に配慮してゆっくり倒すようにお願いします。できれば後ろの方に一言声をかけていただいて座席を倒していただくようお願いします。
とのこと。
がしかし、なかなかリクライニングを最大角度まで倒すのは勇気が入りますよね。倒される側も良い気はしないはずです。
そこで一番後方の列の席を利用すると、後ろに人がいないので目一杯最大限にリクライニングすることが可能となります。
こちらは先ほどの前列よりも予約で埋まっている事が多いですが、もし空いていたら座席のシートマップから選定して予約するようにしましょう。
席の後ろのスペースを荷物置き場に利用。ベビーカーやキャリーケースなど
そしてもう一つのメリットとして荷物置き場としても実は大活躍。
座席の後ろですが当然最大までリクライニング出来るスペースが設けられており、結構なスペースが設けられています。
なので大きいキャリーバックなどを上にあげる事なく置いておく事が出来ます。当然新幹線が傾いた時に動かないようにする必要はありますが...
mog家がまだベビーカーを使っていた頃、この最後方のスペースがかなり重要でした。
ベビーカーをたたむと丁度座席3席分くらいの長さになるので、後ろの席でない場合は基本座席の足下に置いていて結構圧迫感が...
最後列の席が予約できれば席の後ろにベビーカーを畳んで地面に置いておく事が出来、足下は自由となりゆったり過ごす事が出来ました。
一応注意書きで持ち主が分かるようにという事が書いており、他の座席の人も利用する事は出来るのですが、基本座席に座っている方が使う事が多いし気にかける事も無いので利用したい人は最後方の席を予約しましょう。
※2020年10月追記:2020年5月20日より、新幹線最後列の席に関しては「特大荷物スペースつき座席」となりました。3辺が160cm以上の荷物を新幹線内に持ち込む場合、こちらの席を事前予約しておく必要があります。
下記の通り、後方スペース部分には「要予約」と記載されており、予約せずに利用する事は出来ない形となっています。
費用は通常価格と同じですが、最後列以外で特大荷物を持って入る場合、所定の手数料(1,000円・税込)が発生し、乗務員が指定する箇所に荷物を収納する必要があります。
また、従来最後列のスペースは席周辺にいなくても自由に荷物を置いて利用されていた方もいらっしゃいましたが、今後は予約専用スペースとなるため、特大荷物スペースつき座席を予約していない方の利用はできなくなります。
特大荷物を持っていない場合に利用出来るのか...少々曖昧な部分はありますが、置場を必要とするご事情がある場合や、特大荷物をお持ちの方とご一緒の場合などであれば、予約・利用する事は問題ないです。
が、座席数に限りがあるので...従来のように手ぶらで予約というのはしない方が良さそうです。
ということで、今回は新幹線を利用する際、どの席が最適・快適に利用出来るのかをご紹介しました。
東海道&山陽新幹線などを利用する場合は基本のぞみの指定席を選択する事が多いかと思います。
指定席が取れてよかった...ではなく、是非場面によっては座席マップの中から選択するようにして快適に新幹線内を過ごして移動しましょう。
同じ値段なのに利用・活用しないというのはもったいないですよ。