【 本記事のターゲット 】
- 冬(秋や春先なども)といった時期にキャンプに行って見たい
- 寒い時期にキャンプに行くのは初めて
- 防寒具・機器など何をもっていいのかわからない...
今回は少し寒い時期、冬あたりにキャンプに行きたいと思っている初心者キャンパー向けに、必要な防寒具や装備などをご紹介します。
雪山...という訳ではなく、あくまでも太平洋側、千葉の南房などを想定して、多少暖かい地域向けの内容になります。
決して下記内容で雪が降っていても大丈夫...とは限りませんのでご注意を。(多少は大丈夫かとおもいますが...)
また本記事は初心者キャンパー向けになりますので、例えばテント用ストーブ等を持っているなどといった方はそちらの方が断然暖房機能が上なのであまり参考にならないかもしれません...
基本家の中にあるものや家電量販店などに売っているもので手軽に防寒対策が出来て寒い時期のキャンプを快適に行う為の内容となります。
目次
冬キャンプは必ず電源有りサイトを選定。電源有無によって快適さは大きく左右
電源有りだと初心者向けにはかなり心強い
まずキャンプ場を予約する際、必ず「電源ありサイト」を選定するようにしましょう。
だいたいどのサイトでも+1000円程度で電源をつける事ができるはずです。
サイトによって異なりますが、下記のような感じでサイトの隅っこあたりに設置されています。
基本通常家にあるコンセント形状になっていますので、雨の日などは屋外用の延長コード(漏電対策用)を利用した方がいいかと思います。
が、mog個人としては雨が降らないと分かっていれば通常家で使っている延長コードを持参してもいいかと思っています。実際にそれで何度かキャンプした事もありますので...
長さはだいたい5m程あれば大丈夫です。テントを張る場所を多少調整したいなら10mですかね。リール式のものを購入できるのであればそちらを購入しておきましょう。
※2020年追記:何度か雨の日に遭遇し、若干電源コードに不安を覚えたので、防水電源延長コードを調達致しました♪その内容に関しては、下記別記事に纏めていますので、興味がある方は見てみて下さいね。
上級者は電源無しサイトでチャレンジも有り
電源無しサイトでも上級者の方は問題はないのですが...
mog自身も過去ワンダーフォーゲル部現役時代で雪が積もっている所にテントを貼ったこともありますが...なかなか冷えますよ...汗
そして、最近だと去年の4月のキャンプの話になりますが、富士山の麓で標高が1000m以上の電源無しサイトを予約した際、朝方2℃といった極寒キャンプになったことも...
結構嫁さんからブーイングをくらってしまいました...あんまり防寒対策していかなかったので...汗
まぁ電源がなくても、テント設備と寝袋(シュラフカバー)、防寒具があれば大抵の所は大丈夫ですが、初心者の方はやめておきましょう。
テント内の設備を豊富に。断熱マット・冬用寝袋・防寒具をしっかり
グランドシートは必須
まずテント下、必ずグランドシートを敷きましょう。これ、意外と初心者の方利用していない人多いです。
この前も隣のテントサイトで初心者の方を見ましたが、グランドシートを敷いていなくて朝テント撤収する際に内が水でびちょびちょに...
浸水もしますし、温度も地面に奪われて寒くなりますので、グランドシートは必ずテント下に敷くようにしましょう。
断熱マットも当然必須、床からの冷気に備える
そして、テント内には断熱マットを必ず敷いておきましょう。よくある銀色のマットでいいかと。通常のキャンプ用品を取り扱っている所であれば、間違いなく売っているので...
いいやつだと銀マットではなく、低反発系や空気を入れるタイプなどの特殊マットなどもありますが...
まぁとりあえずテントの上にそのまま寝袋を敷くと、これまた地面に熱を奪われるので必ず断熱マットを敷くように...
当然寝袋は必須。出来るだけ寒さに強いものを持参
夏場などであれば、タオルケットなどで軽装でも大丈夫なのですが...さすがに冬キャンプでは毛布等では寒さを防ぎきれないです...
ちゃんと全身を覆う形の寝袋、そしてできれば-10℃くらいまで耐えれるものがいいです。
まぁ夏場使っているものでも今から記載するものを一通り用意しておけば大丈夫かと。
ちなみにmog家ではバラバラですが、ワンダーフォーゲル部時代に使っていた-10℃耐えれる寝袋と、息子の-10℃耐えれる寝袋、そして0℃耐えれる寝袋2つの計4つをいつも持参しています。
ありったけの防寒具を持参。多いくらいがちょうど良い
そしてこれは普段家にあるもので、キャンプに使ってもいい防寒具はありったけ持っていきましょう。
現地で凍えるよりは余分目にあった方が絶対いいです。mog自身、何度か現地で凍えて「何でもっと防寒具や毛布を持ってこなかったんだろう」と過去何回後悔したことやら...
セーター、フリース、ヒートテック(上も下も...)、毛布ありったけ...意外と足元も冷えるのでちょっと分厚い靴下なども...
冬キャンプに持って行った方が良い物をご紹介。電気カーペット・ヒーター・電気ケトル・湯たんぽ等
次に電源有りサイトを予約した前提での冬キャンプに持って行った方がいいものを順番にご紹介します。
こちらがあれば、基本冬のキャンプ(極寒地方ではなく、太平洋側の雪が通常積もらない所...)は乗り切れるはずですよ♪
1. 電気カーペット&電気毛布
まぁこれが鉄板ですね。電気カーペットがあれば、冬キャンプをするにあたってめちゃくちゃ心強いです。
敷く場所ですが、先ほどの断熱マットの上がちょうどいいです。断熱マットで下から熱を奪われるのを遮断しつつ、電気カーペットで温めた熱を下に行かないようにする事ができるので...
寝ている時に低温やけどするんじゃないか?と思うかもしれませんが、寝袋の上であれば基本大丈夫です。ほっかほか、あったかいですよ。
電気カーペーットがない方、電気毛布でもそれなりの代わりになるかと。同様に寝袋の下に敷いておけば、時間が経つにつれてぽかぽかしてきますよ。
2. 小型ファンヒーター
断熱マットと電気カーペットで下の防寒対策はこれだけでバッチリなのですが...やはり上&空気中も結構冷えます。
とはいえ、テント内で火を焚く事は基本出来ない(寝ている間に火事になります...)ので、ここでは電気ファンヒーターを使用します。
mog家は上記のようにかなり小型の電気ファンヒーターを使っています。これをテント直に置くと足で蹴って転けた時に怖いので、小さい机をテント内に置いてその上に設置しています。※一応転倒したら自動で止まるものを購入しています。
ファンヒーターと聞くとテント内めちゃくちゃ乾燥するんじゃないか...と思いますが、おそらく空間が狭い&人の息のせいか、4人でテント内で寝ていてファンヒーターをつけた際、乾燥していると感じたことはまだないです。
むしろ、外と内の気温差でテント内が結露して濡れ出すくらい...苦笑
一応大丈夫かと思いますが、キャンプ場によっては1サイト1500wまで等、使用できる電気容量が決まっている所もあります。
電気カーペット&ファンヒーターをつけると、だいたい1000wは超えるかと。この状態でドライヤーとかつけるとブレーカーが飛んでしまう可能性もあるので、一応電気用品を使う際は消費合計電力に注意するように(ドライヤーを使う時は他電気製品の電源をOFFなど)しましょう。
3. 電気ケトル・ポット
電源があれば、電気ポット・電気ケトルを持って行っておけば、テント内でも直にお湯を沸かす事が出来ますよね。
例えばコーンポタージュやお吸い物・みそ汁など、インスタントをいくつか持って行っておけば、寒くなった時にお湯をわかしていつでも暖かい飲み物&体の中から温める事が出来ますよ♪
4. 湯たんぽ
これは先ほどの電気ケトル&ポットと連動する形になりますが...寝袋の足下って結構冷えるもんなんですよね。
いくら厚めの靴下を履いていても、気がつけば足先がキンキンに冷えている...何て事がよく発生します。
そこで、先ほどの電気ケトルでお湯を沸かして、湯たんぽの容器にお湯を入れておきましょう。
これをタオル等でぐるぐる巻きにして、寝袋の足先に置いておけば...足下がぽっかぽか♪これだけで大分暖かいですよ♪
5. 貼るホッカイロ
この前秋キャンプにいったのですが...その時の気温は5℃。そして雨が降っているという悪条件が重なり、結構凍えました...汗
そんな時、貼るホッカイロを背中の服の上にペタっと...これがめちゃくちゃ暖かい♪
寝袋に入った後も暖かさは継続し、今回は1ヶ所しか張らなかったですが、背中とお腹に張っておけば寝袋内も結構暖かくなるんじゃないですかね。
6. シュラフカバー
これは基本ワンダーフォーゲル部や山岳部の方が利用するものなので、恐らくファミリーキャンプ等で保有している人は少ないと思いますが...
mog自身ワンダーフォーゲル部時代のシュラフカバーが今でも現役で使える状態なので、キャンプで寒い時かなと思った時はいつも持参するようにしています。
シュラフカバー...分からないですよね。シュラフ=寝袋の事で、寝袋の上にカバーを被せるというもの。イメージとしては寝袋を二重にしているような感じ。
元々は冬山等で結露で寝袋が濡れないようにといったものなのですが、保温効果もばっちりあるので、これがあるだけで寝袋内の温度を高める事が出来ます。
mog自身がもっているのはモンベルの結構良い物で、値段もそこそこ(1万円近く?)した記憶が...既に15年以上前なので今はもっと安いかもしれませんが、お金に余裕がある方は是非お試しあれ。
ということで、今回は冬キャンプに必要な装備・防寒具・暖房器具をご紹介しました。
実はmog個人的には夏よりも春・秋など少々寒いくらいのキャンプが一番オススメ。
蚊などの虫は一切いないですし、雨は少ない、そして晴れていると空気が澄んでいて夜空がめちゃくちゃ綺麗です♪
当然外は寒いですが、焚き火などをして温かい飲み物を飲みながら空を見上げる...満天の星空♪
とはいえ、何も準備せずに行くとあまりの寒さに「もう寒い時期のキャンプには二度と行きたくない...」という感じになっていまうもの。
なので初心者キャンパーの方は上記記事を参考に事前準備をして、是非一緒に行く方に「秋冬キャンプ最高♪」と言わせましょう。