【 本記事のターゲット 】
- 新幹線(東海道・山陽・九州)で長距離移動する予定がある
- 新幹線の中でパソコンやiPad・タブレットを利用したい
- 無料でインターネットに接続したい
みなさん新幹線で移動する時、席で何をしていますか?
仕事をしている人も入ればゲームで遊んでいる人、はたまた睡眠をとって体力回復を図っている人など様々かと。
mog自身大抵パソコンかiPad・タブレットでインターネットゲーム(オンライン将棋とか)を楽しんでいます。
そんな時にあったらいいなと前から思っていたのが、新幹線内で無料で利用出来るWiFi環境...
実は本当に最近なのですが、東海道・山陽・九州新幹線にて一部の新幹線車両で無料WiFiが利用出来るようになりました。
この前乗車した新幹線で、たまたまその無料WiFiが利用出来る新幹線に乗ることが出来たので、新幹線内の無料WiFi接続手順や速度チェックなど、実体験を元に気になる情報を詳しくご紹介します。
目次
新幹線車両ではインターネット接続が利用可能に(WiFi 接続)
多くの新幹線車両で利用可能(のぞみ号の場合)
mog自身、年間20回以上新幹線を利用しているのですが...実は今回初めて無料WiFiが利用出来る車両に乗ることが出来ました。本当にたまたまだったのですが...
現時点(2018年12月)で東海道・山陽・九州新幹線ではまだ無料WiFiが利用出来る車両はかなり限られているようです。同じN700A・N700系ののぞみ車両でも利用出来る車両と利用出来ない車両に分かれている状況です。
一応JRの発表によると、2020年3月を目処に全車両へ搭載予定という記述があるので、将来的には飛行機みたいに移動中快適にインターネットを利用する環境が今後整ってくるかと。
※2021年2月追記:最近ではのぞみ号に乗車した場合、ほとんどの場合でインターネットが利用可能となっています。
新幹線はN700系「のぞみ52号」に乗車、各車両の入り口にFree Wi-Fiのステッカーあり
現時点でどの新幹線車両にて無料WiFiが利用出来るかどうか...というのは発表されていません。
一部情報によると、本当に限られた車両のみになっているらしく、mog自身も今回初めて無料WiFiが利用出来る車両にたまたま乗り合わせました。
今回利用した車両を記載しておくと、東京行き上りの「のぞみ52号」になります。
特に案内等はなく、新幹線車両の客室入り口の右上に貼っているFree Wi-Fiのステッカーが目印です。
今回岡山から東京まで乗車したのですが、席に座る際に上記ステッカーが目についたので、これは試してみるしかない...ということでiPad で実際にインターネットへ接続し回線速度をチェックしてみることにしました。
平日の夕方&新幹線車両はほぼ満席で人が多い状態での利用という状況になります。
車両や利用状況によって回線速度が変わってくると思いますので、あくまで参考情報として捉えていただければと思います。
新幹線無料インターネット・Wi-Fiの接続手順をご紹介
今回はiPadを使って新幹線無料Wi-Fiに接続してみる
今回は新幹線14号車、A席に乗車した状態で利用してみました。B席にも人がいて満席に近かったのでパソコンを出しづらく...
今回は手元にあったiPad mini 2 WiFiモデルで接続を試してみることにしました。
せっかくなので主要駅周辺や最高速度が出ている時などの通信速度がどのくらいかどうか...というのを速度チェックアプリを使って計測してみましたので、そちらも合わせてご紹介していきます。
まずは新幹線車両で無料WiFiへ接続する手順をご紹介します。
SSID「Shinkansen_Free_Wi-Fi」が表示されるのでタップして接続
iPad でWiFi設定画面を開きます。
WiFiをONにしていると、ネットワークを選択...という項目に下記名称(SSID)が表示されるはずです。
- Shinkansen_Free_Wi-Fi
こちらパスワード等は特に設定されていないので、タップするだけでそのまま接続出来ます。
少々不安定なのか...タップしたあと接続完了するまで少し時間がかかりましたので、そのままの状態で待機します。
接続が完了したら、そのまま画面を閉じずに待機しましょう。自動で下記画面が表示されます。
利用規定の中を一通り読まないと次へ進めない仕様となっているので、スクロールして一番下まで目を通し、利用規約の同意チェックボックスをタップしてチェックを入れて「インターネットに接続する」という項目をタップしましょう。
インターネットへ接続するためにはメール認証か各IDの認証が必須
すると次に下記画面が表示されます。
メールアドレス、各種SNSアカウント、Yahoo IDなどで認証を一度経由したのちインターネットが利用出来る仕様になっています。
今回はメールアドレス認証で接続してみる
今回はとりあえずYahooのメールアドレスで認証している手順を実施してみました。
「メールアドレスで登録する」をタップすると、下記画面が表示されます。
メールアドレスを入力して「確認」をタップします。
すると、10分だけメールアドレス確認のためにインターネットへ接続された状態になります。
じゃないと環境によってはメール確認出来ない場合もあるかと思いますので...この辺りはちゃんとしていますよね。
この10分間の間にメールを開いて確認してみましょう。
今回Yahooのメールアドレスを入力したので、ブラウザからYahoo IDを入力してメールを確認してみました。
すると上記メールが1通届いていますので、メール本文内に記載されているURLをタップします。
問題なくURLが遷移すれば上記新幹線WiFiの画面が表示されます。これでインターネット接続は完了です。
一応新幹線の無料WiFiですが、利用時間は30分となっていますが何度でも利用することは可能ですので、インターネットの接続が切れたら再度ネットワークを接続し直して、先ほどのインターネット規約の画面が表示されるまで待機しましょう。
一度認証を行なって入れば、2回目以降はメールアドレス等の入力は必要ありません。(仕様上は21日以内であれば再登録必要なし)
規約の同意にチェックを入れてインターネットへ接続するボタンをタップするだけで、再度30分インターネットが利用出来る状況となります。
新幹線無料Wi-Fi・インターネットの速度をスピードテストアプリで調査
姫路〜新神戸の間はほぼ接続不可。スピードテストも実行すら出来ない状態
さて、先ほどの手順で無事にインターネットへの接続は完了しましたが、実際に速度はどのくらい出るのかどうか...問題なくWeb閲覧やゲーム、動画などをみることが出来るのかどうか...という部分をご紹介したいと思います。
まず初めに速度規制に関して下記注意事項が記載されていましたので、OSアップデートやアプリダウンロードはこちらの環境で実施しないようにしましょう。
- OS(iOS / Android / Windows)更新時並びに各種アプリのGoogle Play及びApp Store等からのダウンロード(更新を含みます)時の通信速度の上限を128kbpsに設定しています。
今回岡山から乗車し、最初駅弁を食べていたので実際にインターネットへ接続したのは姫路を過ぎたあたりから...
一通り食事を終えたあと、姫路から神戸の間だったでしょうか...早速なのでiPad で新幹線無料Wi-Fiへ接続、インターネットを使ってみようとしたのですが...これがなかなか繋がらない。Web表示もままならない状態...
これ、一体どのくらいのスピードしか出ていないんだ?と思い、App StoreにあるSPEED TESTで速度計測をしてみることに...
がしかし...あまりにも速度が出ていない&安定していないせいか、そもそもスピードテスト自体が出来ない状態...
ということで、無線には接続はできたのですが、姫路から神戸間はインターネットの機能はほぼ利用出来ませんでした。
新大阪〜京都の間は快適にインターネット利用可能。YouTubeの動画も閲覧可能
なんだ、インターネット使えないじゃないか...と思って一旦無料Wi-Fiでのインターネット接続は諦めようと思ったのですが...
新幹線が通過している場所によっても異なってくるんじゃないかなと思い、再度新大阪から京都の間でスピードテストを実施してみました。
すると結果は上記の通り。ダウンロードもアップロードも共に10Mbps以上の速度が表示されました。
新大阪から京都の間はめちゃくちゃ快適に利用出来ましたよ♪
Web閲覧は問題なし、インターネットゲーム(今回は将棋ウォーズ)もOK。
途中YouTubeの動画再生も試してみましたが、全く問題なくストリーミング再生することが出来ましたよ。
京都〜岐阜の間は超低速接続。一応利用は出来るが、Web閲覧もキツい状況
京都過ぎまでかなり快適に利用出来たのですが...米原手前から岐阜を通過するまでの間はかなり速度は遅かったですね...
うーん、一応接続はできているみたいなのですが、速度が本当に虫の息です。
速度制限時の128kbpsよりは出ていましたが、これだとWeb閲覧もロード時間がかなり長くなり、Yahooのトップページ表示&ニュースをみているだけでもストレスがかなりたまりますね...汗。
※2021年2月追記:この前のぞみ号に乗車した際、京都・岐阜の間でもそこそこ快適にインターネットを利用する事が出来ました(将棋アプリオンライン対戦等であれば、問題なく利用可能でした)
名古屋前後はそこそこ快適、Web閲覧・ネットゲーム程度の通信であれば問題なし
岐阜を通過して名古屋に近づくにつれて速度は回復していきます。
名古屋駅到着直前にスピードテストをしてみた結果が下記。
新大阪〜京都間の速度までは行かないですが、動画は少々厳しいかもしれませんがWeb閲覧やインターネットゲーム程度であれば全く問題なかったですよ♪
静岡〜横浜手前までは超低速、回線速度は虫の息
名古屋を出発したあと、30分から1時間くらい寝てしまったのですが...苦笑。
静岡から横浜の間に目が覚めて、再度スピードテストで速度を計測してみました。
うーん、また速度が虫の息になっている...
主要拠点の駅周辺エリアではそこそこ速度は期待できますが、それ以外のエリアだと使い勝手はあんまり良くないですね...
※2021年2月追記:こちらも同様に通常のWebページや将棋アプリのオンライン対戦程度であれば、少しタイムラグはあるものの快適に利用する事が出来ました。
横浜〜東京までは超快適、YouTubeなどの動画も問題なく閲覧可能
横浜に到着して品川までの間で再度利用・速度を計測してみたのですが...
さすがに関東圏はかなり強いですね。ダウンロード速度が20Mbps以上出ています。Web閲覧もゲームも、動画閲覧も問題ない速度ですね。
ということで岡山から東京の間、新幹線の無料Wi-Fiを使ってみましたが、結果主要拠点以外では速度規制がかかったかのようなスピードになりますので、動画やWeb閲覧も少々厳しいかと。
テキストベース(例えばメールとかラインとか...)であれば利用出来ると思いますが...動画閲覧は主要拠点エリア通過時くらいですね。
オンラインゲームもこの速度だとかなり厳しいので、通信速度を求めるのであれば個人的にはスマホのテザリングの方が2018年11月時点では良いんじゃないかと思います。
※2024年追記:現在でも新幹線のWiFi接続は微妙な状態です。中々接続が安定しないですね...
まぁ無料なので...速度が出なくても文句は言えないのですが...
動画閲覧とまでは言いませんがオンラインゲームが問題なく出来るレベルまでしていただければ、移動時間中退屈しなくても良いので便利になるかと。
あとは飛行機みたいに、ローカルLAN内で映画・ビデオなどのエンターテイメントコンテンツが利用できればなおベストですかね。
ということで、今回は新幹線のインターネット接続に関してご紹介しました。
まぁさすがに家にいるような速度は出ないですが...インターネット自体はどこのエリアもできないことはないですが、主要都市以外のエリアだとかなり遅いのでストレスがたまるかも...
しかし無料で利用出来るというメリットは大きいので、もし乗車した新幹線が無料Wi-Fiに対応している場合は一度利用してみてください。