新幹線を安く利用する方法。往復割引を活用して乗車券をお得に購入しよう

2018年12月1日

【 本記事のターゲット 】

  1. 新幹線で長距離移動する予定がある
  2. なるべく安く新幹線を利用する方法を知りたい
  3. 新幹線乗車券の往復割引を利用する方法を知りたい

皆さん新幹線は良く利用されるでしょうか?mog自身、年間にしたら恐らく20回以上は新幹線を利用しています。

仕事での出張もそうですが、東京から兵庫・岡山への帰省などにもたまに利用しますね。

で、新幹線って決して安い物ではないですよね。大阪まででも片道約1万5千円もの値段が発生します。

大人1人で往復3万円、もし家族分など考えると、子供料金が半額だとしても4人家族で10万円近い料金が発生してくるわけです。

mog家は今上の子供が9歳で下の子供がまだ5歳(幼稚園児)という事で、大人2人+子供1人の料金で済むのですが...それでも結構良い値段がかかってきます。

そんなとき、新幹線の値段が少しでも安くなればなぁ...と考える人も多いかと。

という事で、今回はExpress会員でなくても誰でも利用出来る新幹線割引活用方法として、「往復割引」を使った新幹線を安く乗る方法をご紹介します。

新幹線に乗る場合は基本長距離移動。往復割引の存在は非常に重要

特急券には往復割引システムはないが、乗車券は往復割引が利用可能

新幹線に乗るとき、片道だけ購入して後は現地の状況を見て帰り切符を購入する...という方法をしている方、結構多いかと思います。

mogが勤めている会社でも、殆どがこの方法を利用しているので...けどそれって結構もったいない事をしているかも知れませんよ?

Express予約で予め往復割引込みで行き帰りをとりあえず予約(出発直前まで変更可能)している方は良いのですが...

結構皆さんのんびりしているというか、帰り予約を取っていない方が多いんですよね...

また新幹線に頻繁に乗らないという方は、そもそもExpress会員になっていない方も多いので...普通料金で新幹線をみどりの窓口か自動発券機で購入している人も多いですね。

がしかし、実はあるコツを使えばExpress会員でなくても、誰でも新幹線を安く乗る事が出来るんですよ。

それは「往復割引」の活用です♪

乗車券の往復割引は600km以上から、東京〜西明石までの距離から利用可能

新幹線の場合、特急券は往復割引の対象にはならないのですが、乗車券は片道600km以上ある場合に利用する事が可能となっています。

片道の距離が601km以上あるところまでを同じ経路で往復するときに適用され、全区間で乗車券が1割引となります。

分かりやすく記載すると、東京からだと大阪や神戸は600km未満なので往復割引は適応外となりますが、姫路や岡山などは600km以上離れているため往復割引の対象となります。

mog自身は実家が兵庫県の加古川という場所、嫁さんは岡山と共に600kmを超えているので、いつも往復割引を活用させて頂いています。

ここでちょっとしたTIPS。

東京から大阪まで新幹線で乗って移動する際、往復割引が使えないからといってそのまま東京都内〜大阪市内で購入していませんか?

下記データが面白いので、良ければ一度試してみて下さいね。

  • 東京(東京駅から新幹線乗車)〜大阪(新大阪下車)まで:走行距離、乗車券料金(往復)17,500円
  • 東京(東京駅から新幹線乗車)〜西明石まで:走行距離612km、乗車券料金(往復)17,280円(計算式:9610円×2×0.9)

そう、大阪まで行く場合、何とその先の兵庫県にある「西明石」までわざと乗車券を購入して往復割引を適応すれば、ちょっとだけですが安く済ませる事が出来るんですよ♪

大阪の場合はちょっとですが、これが新神戸になると1000円以上お得に乗る事が可能になるんですよね。

けど乗車券のみ購入する場合に、窓口で西明石まで往復割引と言うのはちょっと...という方向けに、今回は自動発券機で乗車券往復割引を購入する手順と新幹線利用手順をご紹介したいと思います。

ちなみに、mog自身も大阪に行く際に何度か西明石まで購入した事がありますよ。

周りの人から「何で西明石まで買ってるの??」って不思議な目で見られましたが...苦笑。

乗車券の往復割引を購入する方法をご紹介。自動発券機でも往復割引購入可

緑枠で囲われた自販機で乗車券往復割引券を購入可能

先日(2018年11月下旬)たまたまですが、東京から岡山へ行く用事がありましたので、乗車券のみ自動発券機で往復割引適応で購入してみました。

その時の手順を元にご紹介しますので、往復割引を買ってみたい(東京から西明石とか...苦笑)という方は一度参考にしてみて下さいね。

まず、往復割引適応となる長距離の乗車券を購入する場合、下記緑色で囲われた自動発券機を利用しましょう。※注意:東京都内の場合を参考に記載しています。もし他地域で違うという場合はご容赦下さい...

こちらの自動発券機は新幹線や特急券、定期券などが購入出来るものなのですが、実は長距離の乗車券のみの購入にも対応していますので、こちらで往復割引適応分の乗車券を購入してみましょう。

手順その1:画面右下にある「乗車券 普通回数券」のボタンをタップし乗車券を選択

画面をタップすると下記画面が表示されるはずです。(ちなみにこちらは2018年11月に操作した画面になりますので、多少異なる場合はご容赦下さい)

右下に「乗車券 普通回数券」という小さい黒い枠がありますので、そちらをタップします。

すると下記画面になりますので、乗車券をタップしましょう。

手順その2:乗車日と利用人数を選択しよう

次に乗車日が表示されます。往復割引で新幹線に乗る日を選択しましょう。

その後人数を入力する画面になります。

今回はmog1人利用する形でしたので、大人1人を選択しました。

手順その3:在来線と新幹線を利用する場合は「新幹線のみ」を選択し乗車駅・降車駅を決定

次にどの有料電車を利用するかによって項目が分かれます。

在来線→東京駅で新幹線乗車→新大阪で下車→在来線など、新幹線と在来線しか利用しない場合は「新幹線のみ利用する」を選択しましょう。

すると、乗車券の出発駅を入力する欄が表示されます。

恐らくこの自動発券機が置かれている駅が自動で表示されるはずですが、もし違う駅から乗車する場合は「その他の駅」から選択するようにしましょう。

そして、次に最初に新幹線に乗車する駅を選びます。

東京駅から新幹線に乗る場合は「東京」を選択します。

新幹線の種類を選択します。

今回は岡山へ向かうので「東海道・山陽新幹線」を選択しました。

次に降車する駅を選択します。今回の場合は東海道・山陽新幹線の新幹線停車駅全てが表示されます。

新大阪の場合は新大阪を選択しましょう。今回は岡山ですので、岡山をタップします。

新幹線下車後、在来線に乗り換える場合は「普通列車に乗り換える」を選択しましょう。

例えば先ほど紹介した「西明石」を選択する場合は、ここで普通列車に乗り換えるを選択して西明石を指定しましょう。

今回は岡山駅に用事がありましたので、そのまま岡山駅で下車するを選択しました。

片道の経路と料金が表示されるので、間違っていない事を確認して「選択」をタップします。

手順その4:ここが重要!「往復乗車券」を選択しよう

そしてここの画面が一番重要です。次の画面で下記の通り「往復乗車券」という項目が表示されます。

往復割引ですが、有効期間は走行距離によって変動します。参考に下記に距離と有効期間を一覧で記載しておきますね。

  • 片道601km〜800km:10日
  • 片道801km〜1000km:12日
  • 片道1001km〜1200km:14日
  • 片道1201km〜1400km:16日
  • 片道1401km〜1600km:18日

今回は東京から岡山という事で、距離としては700kmちょっとですので有効期間は10日になっています。

11月25日を乗車日に設定したので、有効期間は12月4日までと表示されていますよね。

問題なければ選択をタップしましょう。

上記再確認の画面が表示されるので、間違いが無ければ「確認」をタップしましょう。

手順その5:金額が安くなっている事を確認して購入手続きを実施

次の画面で往復乗車券の購入金額が表示されます。

ここで注目しておきたいのが、先ほど岡山までの片道料金では「10,480円」と表示されていましたが、上記画面では往復で「18,860円」になっていますよね。

計算式で言うと、10480円×0.9(1割引)×2(往復)=18,864円 となり、端数切り捨てで「18,860円」となり1割引が適応されています。

東京〜岡山の場合ですが、料金としては何と2,100円もお得なんですよ♪これを使わない手はないかと。

という事でポチッと乗車券を往復割引で購入完了です。

支払いは現金・クレジット等で可能ですね。

しばらくすると上記の通り乗車券の「ゆき」と「かえり」の2枚が発券されます。

右下を見ると、ちゃんと「復割」と記載されており往復割引が適応されていますよね。有効期間もチケットに記載されているので忘れる事は無いかと。

新幹線で乗車券往復割引を利用する方法をご紹介

JR在来線に乗る時は往復割引の乗車券のみ改札に通せばOK

さて、先ほどご紹介した方法で乗車券の往復割引は購入出来ましたよね。けどこれだけじゃ新幹線には乗れないですよね...そう、特急券が必要になってきます。

特急券のみの購入ももちろん可能で、先ほどの自動発券機やExpress予約でも特急券のみの選択項目はありますし、不安な方はみどりの窓口で特急券のみ買いたい旨を駅員さんに伝えましょう。普通に特急券だけ売ってくれますよ。

ちなみにmog自身はExpress会員なので...指定席と同じ料金で特急券のみをアプリ上からさくっと購入♪

特急券の発券(もしくは購入)は東京駅で実施するので、まずは往復割引で購入した乗車券の「ゆき」切符のみを使って在来線で東京駅まで向かいましょう。

新幹線の改札では往復割引の乗車券と別で購入した特急券を重ねて通せばOK

東京駅に付いたら、特急券を購入 or 発券しましょう。

下記の通り、東京駅の在来線から新幹線へ乗り換える際に通過する新幹線改札口へは、往復割引のゆき乗車券と特急券を重ねて自動改札機へ通せばOKですよ。

東京駅から新幹線に乗る場合、始発になりますのでよほど混雑していない状況(年末年始とか3連休とか)でなければ自由席が空いていますので、Express会員では無い方でも「往復割引の乗車券」と「自由席特急券」の組み合わせて普段より安く新幹線に乗る事が可能になるというわけです。

ということで、今回は新幹線を利用する際、往復割引を使って安く利用する手順をご紹介しました。

長距離でないと利用出来ないですが...新幹線移動の場合、600kmを超える場合もあるかと思います。

普段新幹線を使わない&Express会員ではない方でもこの割引方法は利用出来ますので、是非一度試してみて下さいね。