【 本記事のターゲット 】
- 小さい子供向け絵本をよく購入している
- 子供向けのちょっと怖い絵本「くいしんぼうのあおむしくん」の詳細を知りたい
今回、mog家の下の子が5歳(娘)の時、絵本を読んでいた時のお話になります。
絵本が本当に好きで...mog自身はあんまり読んであげれていないのですが、よく娘が嫁さんに「今日はこれ読んで〜」と夜寝る前お願いしている姿をよく見かけます。
そんな中、最近娘のお気に入りの絵本が「くいしんぼうのあおむしくん」、これ、最近「こどものともセレクション」で格安で購入したものなのですが...
嫁さんから
- 「この絵本ちょっと読んで見て。私は怖くてあんまり読みたくない...」
と言われ...いやいや、幼稚園から購入できる「こどものともセレクション」の中の絵本に怖いものなんてないだろう〜と思って、先日一通り読んで見たのですが...これはやばい(苦笑)。
mog自身は最初読み終わった後、なんて言うんでしょうか...「ぞっ」としましたね。
結構こちらの絵本有名なようで、昔からある絵本なのですがかなり意見が分かれる(良いと言う人もいれば、怖いという人もいる...)ものになっています。
そんな「くいしんぼうのあおむしくん」、どんな絵本なのか簡単にご紹介します。
目次
怖い絵本「くいしんぼうのあおむしくん」とは?大人が読んでも内容がよく分からない
とにかく何でも食べるあおむしくんのお話。「はらぺこあおむし」とは別物
あおむしの何でも食べる絵本...と聞くと、恐らく皆さん下記絵本を思い浮かべるんじゃないでしょうか??
「はらぺこあおむし」、mog家の子供たちもこちらの絵本大好きで、2歳頃から何度も呼んでいます。YouTubeとかで歌verの動画とかも流れているので、それを見て
- げつようび〜、げつようび〜、りんごをひとつ食べました♪それでも〜やっぱり〜おなかはぺっこぺこ♪
という感じで、娘とよく歌っています。
このあおむしくんも何でも食べて最終的にはお腹を痛める→大きくなる→蝶になるというストーリーで、内容も可愛く子供も大人も大好きな絵本の一つかと思います。
が、「くいしんぼうのあおむしくん」は「はらぺこあおむし」とは全くちがう下記絵本になります。
この絵本、mog家の子供は好きなのですが...
mog自身読んでみた所めちゃくちゃ複雑な気持ちになりました。
嫁さんは怖いといって、買ったのにも関わらず絵本の奥にしまって子供たちに見つからないように隠しているくらい...
ストーリー概要紹介。大人が読んでも難解・普通に怖い、色々考えさせられる
全部書いてしまうとネタバレになってしまうのですが...概要&ポイントのみに絞ってご紹介してみます。
まず最初ですが、まさおくんという一人の少年がいて、帽子に付いていたあおむしがまさおくんの帽子を食べて穴をあけた所からスタートします。
自称「くいしんぼうのあおむし」と言いながら、手当たり次第周りの物を食べながら成長していきます。
本当に何でも食べて行き、ゴミさえも食べてくれるようになるのですが、「おなかがすいてしにそうだ」と言いながら、何とまさおくんのパパとママを食べてしまいます。
もちろん家さえも...ただ、まさおくんだけは友達だと言って食べなかったそうな...
何もなくなってしまったまさおくん、「ひどいひどい」と言いながらもパパとママは帰ってこない...という事で、仕方が無くあおむしと二人で旅に出ます。
が、くいしんぼうのあおむしはとまらず、隣町を丸ごと食べてしまったり、海に出ては船を食べてしまったり...
そして...最終的には人も、町も、国も全て食べてしまい、まさおくん以外は何も無くなってしまいます。
最後にまさおくんが「おまえなんかともだちじゃない」と言うと、ついにくいしんぼうのあおむしは、まさおくんまでも食べてしまいます。
...がしかし、最後食べられた後、まさおくんがいる場所は「あおむしくんのお腹の中」。
今まで食べた物全てがあり、そしてあおむしくんのお腹の中はあおく透き通った空の色...
最後のページは特に文言の記載なく、パパとママとまさおくんで食卓を囲んでいるといった内容なります。
...これ、なんなん??
一度読んだだけでは疑問だらけでさっぱり分かりません。まるでエヴァンゲリオンを最初見たような感覚に陥りました。
口コミ等の感想では、
- えええ?なにこれ、こわい
- これSFで面白いなぁ
- なんだか記憶に残る絵本
との事。
SF・サイエンス・フィクションにも該当するかと。「科学的な空想にもとづいたフィクションの総称」...
空想を働かせると下記のようにも読み取れるんですかね。
- そもそも絵本の物語は夢の世界のお話だったのでは?
- 世界は全てあおむしで構成されて、宇宙も何かの生物のお腹の中
一応今回の絵本に挟まっていた作品紹介には、下記のようなコメントも添えられていました。
こわくて、さびしくて、ほっとして、一応満足の行く結果はあるものの、何かが引っかかる。読者ひとりひとりの想像に任されている絵本、あなたならどう考えますか?
うーん、難しい。どうなんだろう、幼稚園児の絵本としては...
子供はシンプルに考えるので、読んだからといって悪影響とかは無い模様
mog家ではこちらの絵本を購入した後、大人が読む前に8歳の息子が5歳の娘に絵本を読んで聞かせてあげていたというのが最初だったらしいです。
その時mog自身はいなかったので、嫁さんから聞いた話になりますが...
子供たちも可愛らしい表紙だったので、ほんわかした物語なんじゃないかと読み始めたようです。
が...8歳にもなると内容は大体理解出来るので、最初「このあおむし、なんでも食べちゃうんだ、お父さんもお母さんも...」見たいなことを言っていたらしいです。
少なからずショックを受けていたようなのですが...2回目、3回目になると、「このあおむし、めっちゃ食べるんよね〜♪」とか「お腹の中に全部いるんだよ♪」とか...何だか喜んで絵本を読んでいる...苦笑。
大人だとどうも現実世界と照らし合わせるような思考になってしまうのですが、子供は特にそのような事は深く考えずに、シンプルに「よく食べるあおむしで、人や町、ぜ〜んぶ食べちゃう」「最後は元通り♪」といった感じで、話の流れをただ単純に楽しんでいるみたい。
その後の事とか、実際に夢だったのかとか、世界は実際どうなのか?といった事は一切考えないで楽しんでいるみたいですね。
値段は1000円程度。こどものともセレクションだと格安で購入可能
mog家は娘の幼稚園にて年間購読の「こどものともセレクション」に入っています。
下記の通り、2018年10月号が「くいしんぼうのあおむしくん」となっており、娘が幼稚園から持って帰ってきました。
こちらだと、自分で絵本の選定は出来ませんが1冊420円で購入可能です。通常購入だと下記の通りAmazonで1000円前後で購入可能です。
ということで、今回は子供向けの怖い絵本として「くいしんぼうのあおむしくん」をご紹介しました。
もし興味がある...という方はどうぞ。欲しい方は結構探されているようなので...
怖いストーリーで賛否両論あるとは思いますが、何だか記憶から離れない不思議な力をもった絵本というのは間違いないですよ。