竹を使ってお皿を作成する方法。必要な道具・竹皿のにおい体験ブログ

2020年8月19日

【 本記事のターゲット 】

  1. 自由に利用出来る竹林がある
  2. 竹を使ってお皿を作ってみたい

今回は竹を使ったお皿の作成方法&利用体験談をご紹介します。

この夏、嫁さんの実家近くにある山小屋へ泊まりに行かせていただきました。

上記の通り、自由に利用出来る芝生広場があったり、近くには下記の通り竹林&川が流れていて、とってものどかな所になります♪

BBQしたり、川に入って遊んでたりしていたのですが...

夏休みという事もあり、上記竹を使って小学生の子供達と共に何か作ってみようという事に。

今回は手軽に作成出来る「竹皿」を作ってみましたので、実際に体験をベースに竹皿の作成方法をご紹介します。

昔は素麺流しの台とかも竹で作った事あるのですが...そこまでの気力は今回起きなかったです(苦笑)

別途下記に竹コップの作り方もご紹介しておりますので、良ければ併せて見てみて下さい。

竹でお皿を作りたい。作成手順や必要な道具、作成後の使い勝手・竹の匂いも紹介

必要な道具は「ノコギリ」「ハサミ」「やすり」「ナタ」「ハンマー」など

まず竹皿を作るためには、竹を切る必要がありますよね。

諸々事前に準備が必要ですが、今回は装飾・加工などを考えない最低限の物のみご紹介します。

  • ノコギリ
  • ハサミ(枝切り用があればGood)
  • やすり(紙やすりでもOK)
  • ナタ
  • ハンマー(大きめの石とかでもOK)

こちらを事前に準備しておきましょう。

ノコギリは竹本体を切る時・皿の形に切る時に利用します。

ハサミは出来れば枝切り用のものを、やすりはなくても大丈夫ですが、皿としてカットした部分が尖って痛いので、出来れば用意しておきましょう。

ナタとハンマーは竹を真っ二つに割るためですね。ハンマーなければ、ちょっと大きめの石とかでも代替え出来るかと。

出来る限り太い竹を切る(竹皿の深さ・サイズに関わってくる)

次に竹を切り落とします。

ここで注意、出来るだけ太い竹を切り落としましょう。

今回竹で皿を作るわけですが、細い竹だと浅くて細い皿しか出来ません。まぁそこまで変わらないかもですが、出来る限り竹が太いものを選択しましょう。

竹本体が太い物を見つけ出し、先ほど用意したノコギリでバッサリ根元から切ってしまいましょう。

竹は思った以上にすんなり切れるかと...木とは違って、中が空洞というのも大きいですね。

大人一人いれば十分切れますが、周りの建物や人には気をつけましょう。

ハサミを使って枝・葉っぱを全て削ぎ落とす。竹本体のみにする

竹をノコギリで切ったら、枝・葉っぱを全てハサミで削ぎ落としましょう。

上記の通り、竹の周りにある枝・葉っぱを全て除去し...

上記の通り、竹本体のみになるようにしましょう。

竹の節が皿の両端にくるようにノコギリで切り落とす

竹本体のみになったら、何か台の様なもの・もしくは少し高低差がある所で、竹の半分を空中に浮かせた状態でノコギリで切ります。

上記の様な感じ、これなら切りやすいですよね。

竹皿を作る場合、切る場所は両端が竹の節目の外になるように切ります。上記写真の様な位置ですね。

カットした竹が上記、両端に竹の節部分が両端にある状態でカットします。

ナタとハンマーを使って、竹を真っ二つにカットする

次に、カットした竹を垂直に割ります。

ここはナタを使うのがベスト。ただ、ナタだけだとちょっと厳しいので、出来ればハンマー・なければ大きな石などで上から打ち付ける様に割ってみましょう。

上記の様な感じ。

真ん中にナタをセットして、その上からハンマーでコンコン叩いてみましょう。

すると...

上記の様に、意外と簡単にスパッと竹が真っ二つに割る事が出来ます。

やすりでカットした部分を滑らかに。竹皿の完成

真っ二つに割れた竹を見てみると...

上記の通り、両端にある節がちょうど留め具の機能を果たしますので、お皿として利用する事が可能となります。

節部分を拡大したのが上記写真。

mog自身も子供の頃竹でお皿を作った事があるのですが、例えばキャンプなどの野外活動で竹皿を作り、上記お皿の上にカレーなどを入れて食べる事が可能です。

両端にある節の壁が丁度良い感じで汁物や食べ物を竹皿の外に落ちない様に塞き止めてくれるんですよね。

ただ、見てわかるとおりカットした部分はカクカクしていてちょっと口につけたりすると痛い...

という事で、この切り目の部分をやすりなどで滑らかにしましょう。紙やすりでも十分OK。丸みを帯びる感じでやすりで擦るだけで全然違いますよ。

加工しない状態でも10回前後は利用可能。竹の匂いはほぼ気にならない

やすりで擦って、一度綺麗に洗ったら竹皿の完成です。

ちなみに、今回余った竹などを使って

  • 竹皿
  • 竹皿(節なし)
  • 竹コップ

を作ってみました。

竹コップに関しては別記事にてご紹介していますが、竹皿(節なし)も以外と使えますよ♪両端に節がない状態でも、例えば薬味入れなどに丁度良いかと。

という事で、これらを一度しっかり洗剤を使って綺麗に洗った後、実際に利用してみました。

まず最初に思った感想としては、竹の匂いが思った以上に強くないという事。

竹独特の匂いってありますよね。最初その匂いが強すぎて、食べ物や水などを入れた時に味や匂いがうつってしまうんじゃないかと心配していたのですが...

mog自身も子供達も全く気にならない程度、食べ物や飲み物に味がうつったりする事は(ほぼ)ありませんでした。

多少竹の匂いが香りますが...個人的には、竹の良い匂いがして、風情が漂って良いなぁといった感じ。

どうしても気になる方は、竹皿を数時間熱湯の中に入れたり、米のとぎ汁を入れてしばらく放置したりすると、竹独特の匂いを取る事が出来る様です。

あと塗装加工をしていない状態で何度も利用していると、竹の緑色の部分がどんどん取れていきます。が、10回程度であれば問題なく利用出来るかと...

それと、長く放置していると竹が枯れてきます(茶色く変色)ので、その場合は捨てて新しい物を作った方が良いですね。

ということで、今回は竹を使った竹皿の作り方・利用してみた感想などをご紹介しました。

子供の夏休みの工作などにはちょうど良いかと。もし自由に利用出来る竹があるのであれば、一度子供達と共に作ってみて下さい。