【 本記事のターゲット 】
- キャンプやBBQ用にクーラーボックスを購入した
- キャンプの夜、キンキンに冷えたドリンクを飲みたい
- 夏場だとクーラーボックスの保冷効果があまり良くない
みなさんクーラーボックスを利用する際、下記のような経験はありませんか?
- 花火大会などでクーラーボックスにドリンクを入れて行ったのにも関わらず、いざ飲もうとしたら全然冷えていなかった
- キャンプ時クーラーボックスに大量の氷や保冷剤を入れて行ったのに、夕方頃には溶けて温かくなっていた
夏場に多いかと思いますが、クーラーボックスにいろんな食材やドリンクを入れて行く場面結構多いですよね。
キャンプはもちろん、BBQや花火でも...
けど、mog自身結構あるんですけど...なんかクーラーボックスの冷え具合が良くないといった経験をされた方は多いのでは?
お肉や野菜などBBQ食材が焼けていざドリンクを飲もうとしたら温い...
花火大会が始まっていざドリンクを飲もうとしたら温い...mog自身も何度もこういった自体を繰り返しています。
まだ日帰りBBQなどであれば良いのですが...
たとえばmog家ではキャンプで朝食にホットドックを作る事があるのですが、前日の夕方に既に氷&保冷剤の効力が切れてしまい、朝食で利用するウインナーを冷やしておく事が出来ないといった事態が発生した事もあります。
夏場だと物が痛み易いので最悪お腹を壊すような事態に発展してしまいますよね?
その他に例えばキャンプで2泊3日...これが初日で保冷剤などが切れてしまってはかなり残念な感じになっちゃいます。
途中で買い出しとかに行くのであればいいですが...
そこで、今回はクーラーボックスの冷えを長持ち&効きをよくする為のクーラーボックスの選定と保冷効果アップ(長持ち)の秘訣をご紹介します。
こちらを実践すれば、2泊3日のキャンプを実施した場合でも途中で氷&保冷剤を追加せず冷えを継続させる事が出来ますよ。
目次
クーラーボックスの性能はしっかり見極めるべし、選定はしっかり
まずは大前提となりますが、クーラーボックスが無い事には何も始まりません。
ではどのようなクーラーボックスを選定すればいいのか、シーン毎に考えて行きたいと思います。
アルミのクーラーボックス、簡易的なものだと保冷効果は数時間
これ結構使う頻度は多いですね。ピクニックや花火大会・日帰りBBQなどなど...
mog自身は先日紹介した「餃子の王将」の餃子持ち帰り時に冷めないように熱々の食材を入れたりします。保温にも使えますよね。
大体感覚的には3時間程度であれば大丈夫かなと。ただ冷え自体は全体が冷えるという訳ではなく、保冷剤が近くにある部分が冷えるという事が多いかと...
ちなみに保冷剤を入れる場所ですが、物を入れた一番上に置くようにしましょう。
冷たい空気は上から下に流れるので、下の方に保冷剤を入れると上側が全然冷えずに温かくなってしまいます。
半日という形になると、アルミのクーラーボックスでは厳しいですね...3時間程度という感じで見ておきましょう。
市販の安いクーラーボックス、プラスチック素材だと保冷効果は半日程度
次によく見かけるのがこのようなプラスチック製のクーラーボックスです。
mog家も当初キャンプはこちらのクーラーボックスを使っていました。
サイズは様々ありますが、こちらは24Lのクーラーボックスという事で購入当初は大丈夫かなと思っていたのですが...家族分のドリンクと食材を入れると本当に一杯一杯...
なんとか押し込んで保冷剤を3つほど入れていざキャンプへ...
何とか夕方まで保冷剤が持ったこともありますが、車の中(荷室)で直射日光が当たってしまっていて夕方には全ての保冷剤が溶けてしまっていたことも...
夕方までは保冷効果が持つ事が多いですが、翌朝は確実に無理ですね。感覚的にはもって半日かと。
アウトドア専用のしっかりしたクーラーボックス、保冷効果は数日
先ほど記載したプラスチック製のクーラーボックスが小さく、保冷効果の持ちがあんまり良くなかったので、キャンプ2年目にしてこちらのクーラーボックスを新規調達しました。
- IGLOO MARINE4 54QT イグルーマリンクーラー 51L
これコストコで購入したのですが、ものすごく気に入っています。
容量は申し分無く食材&ドリンクがたっぷり入ります。2Lのペットボトルが縦に入るので子供のジュースなども沢山持って行けます。
そして何より今までのアルミ&プラスチック製のクーラーボックスと比べると保冷力が半端なく良いです。
基本1泊2日のキャンプであれば、翌朝までひんやり保冷されている状態です。保冷剤はいつも3つ&氷を袋に入れて縛って沢山入れておくような感じでしょうか。
この前の3月キャンプでは余裕で翌朝まで氷などがしっかり残っていました。夏場だとちょっとしたコツが要りますが、1泊2日であればこちらで全然余裕です。(2泊3日もチャレンジしてみましたが、なんとか2日目の夕方まで持ちました)
mog家はイグルー製ですが、他にしっかりした所だと「コールマン」や「ロゴス」などがあります。
本当に上級(魚などを冷凍保存する)なものになってくると、保冷日数などが記載されているクーラーボックスもありますよ。
※下記別記事にコストコで販売されているクーラーボックス一覧を纏めました。結構良いクーラーボックスが販売されていたので、こちらも合わせて参考にして見て下さい。
クーラーボックスはケチらないこと。しっかりしたものを選ぶ
これは間違いないのですが、クーラーボックスの選定は「ケチらない」事。
mog自身、最初からイグルーのクーラーボックスを買っておけば良かったと後悔したくらいです...
やはりアルミやプラスチック製の安価なクーラーボックスだと翌日まで持ち越せないことがほとんどです。
ファミリーキャンプだと50L前後のしっかりしたクーラーボックスを一つ購入しておきましょう。
クーラーボックスの性能を損なわない為の基本的な知識をご紹介
日に当たる所や地面に直接置かない。日光や地熱で溶ける
これ結構重要です。
キャンプに出かける際、車の後部座席の後ろ(荷室)にクーラーボックスを入れて出かけると思うのですが...
夏場だと知らないうちに直射日光がクーラーボックスに当たっている事が多いです...そして氷&保冷剤が全部溶けてしまう...
mog家の場合、クーラーボックスの上に日よけ用のタオルやテント内で利用する用に持って行く断熱マットで太陽光をシャットアウトさせています。
またキャンプ場へ付いた後も重要です。日陰に置くのはもちろん、なるべく地面に直接置くのはやめておきましょう。
地熱からクーラーボックスを伝わって保冷効力を弱めてしまいます。
オススメはすのこを購入してその上に置いたり、こちらも断熱マットの上に置いておく等工夫してみましょう。
すのこ、クーラーボックスに限らず以外とキャンプでは便利です。
特に雨の日には大活躍、地面が濡れると物を置くところに結構困ったりします。
開け閉めは極力少なくする。外気が入ると内部の冷えが低下する原因に
一番重要です。開け閉めは数回程度に...これが一番クーラーボックスの冷えを低下させる原因といっても過言ではないです。
開けるのはBBQの準備が整った夕方2〜3回程度、それ以外は基本開けないといった心構えが重要です。
なるべく一度開けたら必要なものを沢山取るようにしましょう。
開けて食材を取っては閉めて...ドリンクを取っては閉めて...また食材を取っては閉めて...そしてドリンク...
こんな事している間に保冷剤の効力は無くなってしまいますよ。
保冷剤はケチらない。たっぷり入れておく
保冷剤は入れれるだけ入れておきましょう。氷も前日から沢山作っておいて一杯入れて持って行きましょう。
当然保冷剤が多い分、保冷効果も長持ちします。
あと保冷剤は先ほども記載しましたが、物を入れた一番上に置くようにしましょう。冷たい空気は上から下に流れます。
ここまで対策しても、保冷効果がイマイチな場合もある
ここまで対策していても...残念ながら「あれ?ドリンクが温い...」っていう事が発生します。
BBQの一番楽しい夕食の時間帯にこれだと一気にテンション下がりますよね...
なので次に必ずドリンクがキンキンに冷えている状態にする方法をご紹介します。
クーラーボックスの保冷力を劇的にアップさせる秘訣。クーラーボックスを二重化
先ほどクーラーボックスの選定とクーラーボックスを利用するに当たっての基礎知識をご紹介しましたが、保冷効果を長持ちさせる有効な裏技(コツ)が存在します。
それは...
- クーラーボックスの2重化
です。
これ最初に教えてもらってからというものの、毎回実践&一度も失敗した事がありません。
上手くやれば、2泊3日のキャンプで3日目の朝でも保冷効力が続くのではと思うくらい有効な方法です。
では実際にmog家が実践している方法を下記に記載します。
アルミのクーラーボックスを準備、簡易的なものでOK
先ほど冒頭に紹介したアルミのクーラーボックスです。
キャンプでは使えない...と記載しましたが、イグルーのクーラーボックスを組み合わせればものすごく有効活用できます♪
夕方に飲みたいドリンクをキンキンに冷えた状態でアルミのクーラーボックスに詰めます。ドリンクの上に保冷剤も必要数入れておきます。※上記は3月にいったキャンプの時の写真になるので、保冷剤は1つしか入れていない状態ですがそれでも十分でした。夏場は必要に応じて2つなど...
このままだと、当然3時間くらいしか持たない&保冷剤が面している部分しか冷えていない状況になります...
メインのクーラーボックスへ二重化するような形で入れる
そしてコレが最大のポイントです。アルミのクーラーボックスをそのままイグルーのクーラーボックスの中に入れてしまいます。
その後保冷剤や必要食材、ドリンクなどを入れます。
このような形にする事で、アルミのクーラーボックスの中だけでなく、外も冷えた状態を保つ事が出来ます。
アルミのクーラーボックスが何故保冷剤周辺しか冷えないのかと考えると、アルミのクーラーボックスだけだと外気が当たっている部分が温かくなってしまって保冷剤周辺しか冷えないといった状況が発生します。
外気も冷えた状態にすれば、アルミのクーラーボックス内に入れているドリンクはキンキンに冷えた状態を保つ事が可能です。
もちろん、アルミのクーラーボックスの中にも保冷剤が入っているので外も中もキンキンに冷えた状態です。
ちなみにTIPSですが、夏場は2Lのペットボトルに水を入れて冷凍庫で凍らせてクーラーボックスへ入れて置くと抜群に保冷時間はUPします。
mogは夏場2本(2L×2本)凍らせた状態で入れて持って行きます。プラスで保冷剤も入れているので安心ですね♪
そして全部入れ終えましたらクーラーボックスを閉じます。この後極力開け閉めはしないように心がけます。
この方法を実践してからというものの、ドリンクが温かかった事が一度もありません。常にキンキンに冷えた状態ですよ♪
そして別の使い方としてもメリットがあります。
翌朝調理する食材などがある場合は別々のアルミのクーラーボックスに分けて入れた状態にしておきます。
クーラーボックスは夕食時などに何度か開け閉めしますが...
あらかじめ朝食分は別のアルミのクーラーボックスで分けているので、朝食が入っているアルミのクーラーボックスは翌朝まで一度も開けない状態を保つ事が出来、保冷力をさらに長持ちさせる事が可能です。
これが2泊3日などのキャンプで有効な手法です。開けない事が一番保冷効果を長持ちさせるコツです。
アルミのクーラーボックスが複数あれば、利用シーン毎にアルミのクーラーボックスに分けてわかり易く入れておくのも一つの手です。
クーラーボックスを開けて、利用シーン毎にアルミクーラーボックスを丸ごと取れば、開け閉めを極力少なくする事にも繋がり結果クーラーボックスの保冷効果は向上します。
キャンプ&アウトドア本番シーズンが近づいてくるにつれて、必ず必要になるのが「クーラーボックス」になるかと。
クーラーボックスも使い方を誤ると本来の性能が発揮出来なくなります。正しい利用方法&クーラーボックスを2重化をする事によって最大限の保冷効果を発揮する事が出来るかと思います。
今までクーラーボックスで上手くいかないなと悩んでいる方いらっしゃいましたら、是非本記事の内容を一度実践してみて下さい。