【 本記事のターゲット 】
- 対戦格闘ゲームが上手くなりたい
- 練習法、上達するためのコツを知りたい
今回はストリートファイターシリーズなど、よくゲームセンターなどでも見かける対戦格闘ゲームに関して、上手くなるコツ・練習法をご紹介します。
体験ゲーム、友達の家やゲームセンターなどでプレイしたことがある方も多いかと思います。そして...やっぱり対戦ゲームでは「勝ちたい」ですよね。
けど、単純にプレイするだけで勝てるような世界ではありません。技が出せるのは最低限必要ですし、キャンセル技なども習得して、さらにその上には誰もが到達できない領域というものも存在します。
という事で、対戦ゲームが苦手・全く勝てないという方向けに、脱初心者となるための上達法・テクニックをご紹介します。
まずは格闘ゲームのあれこれについて紹介したあと、上達する為の練習方を動画付きでご紹介します。
目次
格闘ゲームが日本でブームになったきっかけは「ストリートファイター2」
1991年ストリートファイターⅡが大ヒット、ゲームセンターで一大ブーム
mog自身がまだ小学校2年生だった頃...いきなり町中で爆発的にアーケードゲーム機(100円入れて大きい画面&スティック&6ボタンで操作)の普及が始まりました。
そのきっかけとなったのが上記カプコンが出したストリートファイターⅡ。
1991年にアーケードゲームとして登場、爆発的な人気となった事はまだ記憶に新しいかと思います。
ゲームセンターだけではなく、最近はあまり見かけないようになりましたが...
通常の町中スーパーの入り口あたりに数台置かれている事も多かったかと。
餓狼伝説・龍虎の拳・キングオブファイターズなど、対戦格闘ゲームのブーム到来
その後ストリートファイターシリーズは続編(ターボ&スーパー)が出てもそのまま人気はかわらず、さらにカプコン以外にもこの格闘ゲーム市場に参戦。
SNKが格闘ゲームとして提供開始した餓狼伝説、龍虎の拳といったシリーズも爆発的な人気を。
そして、これら登場人物を纏めた格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ」がさらに大ヒットを記録したのもmog個人としてはまだまだ記憶に新しいです。
本当にこの頃は町中にはアーケードゲーム機が溢れ返っていましたよね。
お金がなくて100円ではなく50円でプレイ出来る所を探して自転車で走り回ったのも今では良い思い出です(苦笑)。
プロゲーマーという職業も登場、eスポーツが盛り上がりを見せる
そんな中、ちょっと話しがズレますが、皆さん「プロゲーマー」という職業がある事を知っているでしょうか?
ゲームをしてお金が貰える、小学校の時は夢だった職業が現在では実現するんですよ♪とはいっても並大抵の実力&努力ではなれない職業ですが...
海外では一般的、日本ではプロゲーマーの普及が遅れていた
そもそもプロゲーマーの成り立ちになりますが、主にスポンサーの支援を受けて対戦格闘ゲームの大会に出場、及び広報活動をする職業になります。
これは他スポーツでも良く有りますよね。大手メーカーのロゴを背負って(ユニフォームなどで着て)スポーツ大会などに出場し、その広告料としてメーカーからお金を貰うという形になっています。
実は欧米を中心とした海外では既にプロゲーマーという職業は一般的になっており認知度もかなり高いとか。
一方日本では格闘ゲーム発祥の地であるにもかかわらずゲーム全般に対しての世間一般の評価が低く、ゲームが上手くてもお金が貰えない&食べてはいけない状態が続いていました。
しかしそんな中、格闘ゲーム好きなら誰もが憧れている「梅原大吾」※が2010年に日本人として初プロ格闘ゲーマー(米マッドキャッツ所属)になりました。
ウメハラ(THE BEAST)という名前で主にリュウを得意とするプロ格闘ゲーマーとなり、団体戦で2連敗からのリュウ3タテ、背水の逆転劇などでも有名です。
その後世間の注目を集め出すと日本でも続々とプロゲーマーとしての道が開け、既に国内では数十人のプロゲーマーが誕生しています。
最近はかつてない勢いでスポンサー契約が相次ぎ、日本国内のプロゲーマー市場としては新らしい時代が到来しているような感じになってきています。
プロゲーマーの給料・年収はいくらくらい?
では実際プロゲーマーはどのくらい稼ぐ事が出来るのか...という所ですが、民間給与の実態調査(国税庁)によると、年収は全体平均で男性511万円、女性272万円になるようです。
結構人並みに食べて行けるくらいの給料が入ってきますよね。もちろん、上位陣はもっと沢山の所得を得ているはずですが...
女性としてのプロゲーマーも最近では増えてきましたよね。
EVO2017 ストリートファイターV部門で日本人(Tokido)が優勝
アメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のゲーム大会「EVO」というイベントがあります。
少し前の話になりますが、EVO2017が2017年7月14日〜16日にて開催されましたが、この中の「ストリートファイターⅤ部門」にて優勝を果たしたのが日本人プロゲーマーでもある「Tokido」になります。
出典:格ゲープレイヤーWiki
Tokidoは過去先ほど紹介したウメハラとの壮絶な死闘を何度も繰り広げた内の一人、東大卒のプロゲーマーとしても有名です。
このEVO2017での優勝はめざましテレビやYahooトップニュースでも紹介される程大きな大会となり、今回2600人を超える参加者の頂点に日本人プロゲーマーが立ちました。
優勝賞金は何と3万5750ドル、日本円にすると約400万円もの大金になるんですよ。
格闘ゲームが上手くなるコツ・上達法。まずキャンセル技を使えるように
すみません、ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、ここからは実際に格闘ゲームが上手くなる練習法・コツというのをmog目線で紹介してみたいと思います。
mog個人としては昔何度か地方大会の格闘ゲームには出場した事があり、優勝までには至らなかったですがそこそこの実力はあるので、mogレベル(上級者の下のレベル)まで上達出来る方法を具体的に下記にてご紹介します。
必殺技は全て出せるように。95%以上の確率くらいで出せるようになろう
まずそもそもの条件ですが、どの対戦ゲームでも言える事ですが必殺技は最低限必ず出せるようにする必要があります。
必殺技が出せないと、この後紹介するキャンセル技(コンボ技)なども出来ないので...
mog自身もまだ格闘ゲームを初めてプレイし出した小学校低学年の時、ストリートファイターで波動拳が出せず苦労したものです。
昇龍拳は本当に中々出せなかったです。同じ方いらっしゃるかと思いますが、昇龍拳を出す為に無駄に真空波動拳コマンドを入力したり...苦笑
が、何度か練習している内に出せるようになります。絶対に。
ここは諦めずに練習しか無いかと思いますので、頑張って必殺技コマンドを覚えてタイミング等計りながら練習を繰り返しましょう。
とはいえ、先ほど紹介した梅原大吾でも大会中にミスコマンドはあります。100%出せるという方はいません。なので、イメージとしては95%以上出せるように練習しましょう。
超必殺技も全て出せるように練習、技を出せることは最低条件
昔はなかったのですが、当然のように最近の格闘ゲームは必殺技を超える技として超必殺技という物が存在します。
ストリートファイター等であれば真空波動拳などが超必殺技ですね。
まぁこちらは最初のうちは出せなくてもいいかも...とは思います。結局超必殺技を単発で出した所で避けられてしまったり、ガードされてしまったりしますので...
出来れば出せるようになっておきましょう。出せて損はないので...上級者を目指すのであれば、こちらも同様にイメージとして95%以上で出せる状態になりましょう。
キャンセル技(コンボ技)を習得する。一気に上級者へレベルアップ
これが一番重要です。このキャンセル技が出来るようになるかどうかで一気に格闘ゲームのウデマエが違ってきます。
- キャンセル技が出来る → 上級者の仲間入り
- キャンセル技が出来ない → 友達でワイワイ言うレベル
というくらいに違ってきます。
mog自身も最初数ヶ月間練習しましたが、中々このキャンセル技が体得出来なかったです。本当に猛特訓しました。いまではほぼ100%出せますが...
という事で、このキャンセル技を動画で紹介したいのですが、基本mog自身格闘ゲームはゲームセンターでしかやらなかったので家庭用ゲーム機として対戦格闘ゲームはそんなに購入していなかったのですが...
色々探ってみると過去プレステで「ストリートファイターZERO2」と「キング・オブ・ファイターズ99」を購入していたので、10年以上前&超懐かしいソフトとなりますが、これを引っぱり出してきてPS2でそのキャンセル技を実現して動画撮影してみました(苦笑)。
スティックじゃなくて手持ちコントローラなのでめちゃくちゃ使いにくかったのですが、まぁ何とか動画撮影成功したので、下記にてご紹介します。
キャンセル技ですが、通常の攻撃、例えば下段中キックなどを行った時隙が出来てしまいますよね。
その隙を発生させず、直に必殺技コマンドを入力する事で下段中キックの隙をキャンセルしてそのまま必殺技に繋げるという動作の事をキャンセル技と言います。
キャンセル技は基本どの格闘ゲームでも共通しているので、まずはこのキャンセル技が出来るようになるまで練習しましょう。
一番最初の練習法としては、ストリートファイターのリュウの場合だと下段中キック⇒波動拳といった簡単なタイプで何度も練習するのが良いかと思います。下記のような感じです。
※スマホで動画がうまく再生出来ない方は、最上部にある「完全版を表示する」をタップして閲覧して下さい。
下段中キックがあたれば、キャンセル技として出した波動拳も確実にヒットします。コンボ技とも言われますね。
キャンセル技が出来れば必然的に相手にあたえるダメージも大きくなりますし、相手の反撃の隙も与えないので格闘ゲームでは必須となる技になっています。
最初のうちはなかなかこのキャンセル技が出来ないので、イメージとしては「下を押して中キックボタンを押したタイミングで既に斜め下、右とレバーを動かしてパンチボタンを押す」くらいの気持ちでやれば、下段中キック⇒キャンセル技として波動拳という感じで出す事が出来るようになります。
1日ではまぁ習得出来ないと思いますので...何日かかけて繰り返し練習しましょう。
キャンセル技が出来るようになったら、飛び込みからの連続技が出来るように練習してみましょう。
飛び込み攻撃が決まったらそのまま下段中キック⇒波動拳までヒットするようなイメージで...
これだけで全然相手に与えるダメージ量が変わってきます。
上記はストリートファイターの動画でしたが、KOF99でもキャンセル技を動画撮影してみました。ちょっと最初の飛び込みがミスってますが...ご容赦下さい。
これも同じですね。通常のパンチなどをキャンセルして必殺技に繋げるイメージです。
昔格闘ゲームがめちゃくちゃ上手い友達がいたのですが、超必殺技を使わなくてもキャンセル技さえ出来れば全部勝てるといっていたくらい重要なポイントなので...
超必殺技を混ぜたキャンセル技を習得する
キャンセル技が習得出来れば、これを超必殺技にも応用して利用する事が出来るようになります。
これもかなり重要なので、ここまでの実力をつけるつもりであれば、やはり超必殺技も必ず出せるように練習しておきましょう。
超必殺技はコマンドが若干長いので、通常技の間に入力するスピード&正確性が求められます。
昔のストリートファイターであれば、真空波動拳コマンドの途中に下段中キックを入れるようなコツもあったんですが...下記動画のような感じ。
上記動画ですが、リュウの動きを見て頂ければ分かるかと思いますが、下、右下、右、下、右下、右の二回目の下あたりで中キックボタンを押して、そのまま二回目の右でパンチボタンを押しています。
出来れば下段中キックを入れた後素早く下、右下、右、下、右下、右+パンチボタンが押せるのであればそれがベストです。
こういった超必殺技のキャンセル技が出来てくると下記のような使い方が出来るようになってきます。
- 通常攻撃が当たったのを確認してから、確実に超必殺技が相手に当たるように超必殺技を出す
超必殺技はゲージを消費するのでいつでも出せる技ではありません。当たれば相手に大ダメージを与える事が出来ますが、単発で出すと先程も説明した通り相手に避けられるかガードされるかで不発に終わってしまいます。
なので、下記動画のような感じで...
飛び込み大パンチが当たった事を確認してから、下段中キック⇒キャンセル技で真空波動拳と繋げます。
相手がガード出来ない状態に持って行って確実に超必殺技を相手に叩き込む感じです。
もし飛び込み大パンチがガードされた場合は真空波動拳ではなく、通常の波動拳にしてゲージ消費するのを抑えます。
この戦法が使えるようになれば、必殺ゲージを無駄無く使う事が出来、さらに超必殺技も通常攻撃が当たった事を確認してから、確実に相手に叩き込むような使い方をする事が出来ますよ。
ガードの逆を狙う「めくり」を練習・習得する
さらに上級者になってくると、「めくり」を上手に使いこなせるようになる必要が出てきます。
めくりの定義ですが、
- 相手のガードとは反対方向の攻撃を与える
という感じでしょうか。ストリートファイターでは飛び込み中キックなどがめくり攻撃として当てやすいです(リュウ&ケンの場合など)。
相手が倒れて起き上がる直前に、相手を少し飛び越しそうな感じでジャンプ&めくり攻撃(中キック)をする感じがベスト。
KOF99でも同様です。「庵:いおり」がめくり攻撃しやすいでしょうか。
百合折りという弱キックになりますが、相手の反対側から攻撃してそのまま連続攻撃⇒キャンセル技で超必殺技である「禁千弐百拾壱式・八稚女」を叩き込むというのを昔良くやっていた気がします。
PS2のコントローラで実現してみました。腕がおちたのか、コントローラーが悪いのか、下記動画撮影まで10回も失敗してしまいました...昔はほぼほぼ成功していたのに(苦笑)
相手の逆を突いてガードを崩し、そのまま通常攻撃による連続技がヒットしたのを確認してから最後超必殺技を叩き込む連続技になります。
昔もこれが出来るようになるまで結構練習しましたね(苦笑)
間合い・相手の出方・相性を研究。上段下段攻撃で錯乱させる
さらに上級者になるには、相手との間合いを計りながら攻撃タイミングを図るような戦い方が必須になってきます。
リーチが長い&隙がすくない通常攻撃で相手との間合いを図ったり、飛び道具で牽制したり...不用意に飛び込まないようになど...
また上段・下段攻撃で相手のガードを崩すような戦い方も覚えていかないと駄目です。
これらを上手く使いこなしながら、相手のペースを崩し、隙が生まれた所に上記キャンセル技&必殺技を叩き込んで行くといった戦い方になってきます。
YouTubeに「ウメハラ」「Tokido」、海外勢では「punk」といった有名プレイヤーの動画が結構アップされているので、それを見ると間合い・駆け引きの重要性がよく分かりますし勉強にもなりますよ。
ということで、今回は対戦格闘ゲームにて、上手くなる為の練習法・ステップなどを動画付きでご紹介しました。
対戦ゲームが上手くなる境界線は個人的にはやはり「キャンセル技・コンボ技」が出来るようになるかどうかだと思います。
これが出来たら基本上級者の仲間入り、その先はめくり、間合い、駆け引きなどいろんな要素を混ぜながら自分の戦い方を確立させていきましょう。