【 本記事のターゲット 】
- 雨が多い県は何県なのか知りたい
- 晴れが少ない県が何県なのか知りたい
今回は「晴れの国 岡山」の逆バージョンとなる「雨の国」、いわゆる晴れない・雨が多い県は何県になるのか?という部分をご紹介します。
mog家は長期休暇になると、嫁さんの実家でもある岡山県へ良く帰省します。
そして、この岡山県というのが「晴れの国 岡山」というキャッチコピーもあるくらいで、雨があまり降らない県になるんですよ♪
そこで、「晴れの国は岡山、じゃあ雨の国ってどこになるの?」という疑問が出てきたので、いろんなデータから雨の国を導き出してみる事に。
ちなみに本記事は完全にmog個人で独断で調べたものになりますので、公式な内容のものではなく、参考情報として良ければ見てみて下さい。
目次
晴れが少ない県は秋田県。降水量が多い県は高知県。雨の国は何県が該当する?
日照時間が年間で一番少ない県は「秋田県」
まずは日照時間の年間トータル時間が各県でどうなっているのか?という部分を調査しました。
こちらは、下記条件で気象庁が算出しているデータがあるので、こちらをベースにベスト5&ワースト5の都道府県をご紹介。
- 算出方法:1年間の日照時間のトータル時間
- 気象庁全国気候表の平均値(1981年〜2010年までの平均値)
- 観測地点は都道府県庁所在地(埼玉県:熊谷市、千葉県:銚子市、滋賀県:彦根市、山口県:下関市は気象台所在地が県庁所在地と異なるので、こちらの市で観測)
まずは日照時間の年間トータル時間が多い県ベスト5になります。
- 1位 山梨県:2183.0時間
- 2位 高知県:2154.2時間
- 3位 宮崎県:2116.1時間
- 4位 群馬県:2110.9時間
- 5位 静岡県:2099.0時間
次に、日照時間の年間トータル時間が多い県ワースト5(日照時間が短い)になります。
- 5位 福井県:1619.4時間
- 4位 山形県:1613.3時間
- 3位 富山県:1612.1時間
- 2位 青森県:1602.7時間
- 1位 秋田県:1526.0時間
結果、日照時間が一番短い県は秋田県となります。ちなみに、全国平均では「1896.5時間」となっています。
晴天(晴れの日)が年間で一番少ない県も「秋田県」
次に晴天の日数が日本一少ない県はどこなのか?という事で、こちらも同様に気象庁のデータをベースにして調査してみました。
まず、晴天とは「雲量が2以上8以下の状態」の事をさします。算出条件は下記の通り。
- 算出方法:1年間の晴天トータル日数
- 気象庁全国気候表の平均値(1981年〜2010年までの平均値)
- 観測地点は都道府県庁所在地(埼玉県:熊谷市、千葉県:銚子市、滋賀県:彦根市、山口県:下関市は気象台所在地が県庁所在地と異なるので、こちらの市で観測)
まずは年間で晴天が多い県ベスト5になります。
- 1位 香川県:249.5日
- 2位 徳島県:245.9日
- 2位 愛媛県:245.9日
- 4位 高知県:245.1日
- 5位 大分県:244.3日
次にワースト5(晴天が少ない)になります。
- 5位 富山県:177.9日
- 4位 青森県:169.0日
- 3位 福井県:168.9日
- 2位 新潟県:168.7日
- 1位 秋田県:158.5日
こちらも見事に秋田県が1位という結果となりました。全国平均では「217.6日」となっています。
降水量1mm未満の日数が年間で日本一少ない県は「石川県」
次に降水量を調べてみる事に。
同じく気象庁のデータをベースとして、年間を通して1mm未満しか雨が降らなかった日数が多い県ベスト5&ワースト5をご紹介。
- 算出方法:1年間で降水量1mm未満の日数
- 気象庁全国気候表の平均値(1981年〜2010年までの平均値)
- 観測地点は都道府県庁所在地(先ほどと同じく、4県は気象台所在地の場所となる)
まずはベスト5のご紹介。
- 1位 岡山県:276.8日
- 2位 山梨県:273.8日
- 3位 兵庫県:271.6日
- 4位 広島県:270.5日
- 5位 和歌山県:269.0日
次にワースト5のご紹介。
- 5位 福井県:194.8日
- 4位 新潟県:192.8日
- 3位 秋田県:192.7日
- 2位 富山県:188.5日
- 1位 石川県:188.2日
ここでは石川県が1位となりました。先ほどから1位が続いていた秋田県はここでも3位にランクイン。
ちなみに全国平均では「247.8日」となっています。
降水量が年間で一番多い県は「高知県」、これは台風の影響が大
次に年間の降水量が少ない県ベスト5とワースト5をご紹介。同じく気象庁のデータをベースとして算出します。
- 算出方法:1年間の降水量トータル
- 気象庁全国気候表の平均値(1981年〜2010年までの平均値)
- 観測地点は都道府県庁所在地(先ほどと同じく、4県は気象台所在地の場所となる)
まずは年間降水量が少ない県ベスト5のご紹介。
- 1位 長野県:932.7mm
- 2位 香川県:1082.3mm
- 3位 岡山県:1105.9mm
- 4位 北海道:1106.5mm
- 5位 山梨県:1135.2mm
次に、ワースト5(年間降水量が多い)をご紹介。
- 5位 富山県:2300.0mm
- 4位 静岡県:2324.9mm
- 3位 石川県:2398.9mm
- 2位 宮崎県:2508.5mm
- 1位 高知県:2547.5mm
ここでは高知県が第一位にランクイン。これは流石に台風の影響が大きいですかね...先ほどから何度もランクインしている秋田県は1686.2mmとワースト第18位となりました。
実はあまり目立たなかったですが、富山県が全てのワーストランキングに入っている状態となっています。
ちなみに、全国平均は「1609.1mm」となっていました。
結果、雨の国認定県は「秋田県」「富山県」「福井県」
とりあえず4項目「日照時間」「晴天日数」「1mm未満の降水量日数」「降水量」をベースに、ワーストランキングをご紹介しましたが...
うーん、何を持って雨の国と言えば良いんだろう?といった感じですよね。
とりあえず、こちらの4項目のうち、3つ以上ワーストランキングに入っている県は下記3県となります。
日照時間 | 晴天日数 | 1mm未満の日数 | 降水量 | |
秋田県 | ワースト1位 | ワースト1位 | ワースト3位 | ワースト18位 |
富山県 | ワースト3位 | ワースト5位 | ワースト2位 | ワースト5位 |
福井県 | ワースト5位 | ワースト3位 | ワースト5位 | ワースト7位 |
富山県は全ての項目においてランクイン、秋田県は2項目で1位を取得しています。福井県は3つランクインしている状態でしたが、降水量をみるとワースト7位とこちらも雨の国と認定したい所...
という事で、今回の調査ではこちらの3県を雨の国として認定したいと思います(苦笑)。
ちなみに、参考情報として晴れが多い月を過去10年間まとめて算出した結果を下記記事にてご紹介しております。都道府県別以外に、季節毎の晴れの日・雨の日情報を知りたい方は、下記記事も合わせて見てみて下さい。
ということで、今回は日本国内で「雨の県」はどこに該当するのか、晴れの日・日照時間・降水量などをベースにご紹介してみました。
日本の中で雨が多い・晴れが少ない県はどこ?といった話題になった場合は、本記事を参考にしてみて下さい。