無料で将棋オンライン対局が出来るスマホアプリ・タブレットアプリをご紹介

2017年7月6日

【 本記事のターゲット 】

  1. 外出先でも手軽にスマホなどで将棋のオンライン対戦をしてみたい
  2. なるべく無料で将棋のオンライン対戦がしたい

今回はスマートフォン・タブレット向けの将棋アプリをご紹介します。

将棋アプリは色々リリースされていますが、今回は無料でオンライン対戦が出来るアプリを3つご紹介します。

mog目線になりますので、基本は手持ちのiPhone&iPad(iOS)向けアプリになりますが、Android版の情報やそれぞれのアプリの特徴なども合わせてご紹介していきます。

将棋ウォーズ(日本将棋連盟公認)、1日3回までの対局は無料

まずは将棋アプリの決定版、日本将棋連盟公認の「将棋ウォーズ」からご紹介します。

スマートフォン・タブレットでこちらのアプリ使っている方はかなり多いのではないでしょうか?

mog自身も一番利用している将棋アプリになります♪

iPhone & iPad 版

iPhoneはもちろんの事、こちらのアプリはユニバーサルアプリになりますのでiPadであれば大画面で将棋を楽しむ事が出来るようになっています。

2017年7月現在、iOSのバージョン6以上のiPhone・iPadであれば利用出来る様です。

mog保有のiPhone 5 & iPad mini 2では快適に動作していますよ♪

Android版

Androidスマートフォンやタブレットでももちろん動作可能です。

2017年7月現在、Androidのバージョン3.0以上であれば利用出来る様です。

実際の対戦方法&画面

日本将棋連盟公認という事で、画面もとても奇麗に作られています。下記が実際の対戦画面となります。

オンラインでの対戦方法は主に下記3パターン

  • 10分切れ負け
  • 3分切れ負け
  • 10秒将棋

切れ負けというのは秒読み等は無く、終局までの間にその時間が経過してしまうと負けになります。なので基本将棋早指しですね。

mog自身は3分切れ負けを良く選定しています。この中で一番早指しは10秒将棋かと思うかもしれませんが...

3分切れ負けの方が秒読みが無い分本当に時間がありません。終局間近ではかなりの早指しをしないと直に時間切れ負けになってしまいます。

対戦自体はオートマッチングとなっており、対戦の勝ち数等によって級・段位が上がって行く形になりますが、自分の近い気力の相手が基本選定されるようになっているようです。

また一度級・段位が付くと、基本いくら負けても段位などが下がる事はないような仕様になっているようです。

特徴その1:棋譜解析が出来る

オンライン将棋で何度か対戦やイベント期間中にログインすると棋神解析券&棋神降臨をいくつかゲット出来ます。

将棋ウォーズではある一定期間自分が対局した譜面を残して後で振り返る事が出来るようになっているのですが、その譜面に対して解析を行う事が出来ます。

下記が実際に棋神解析を行った画面です。

これ、何かというと現在コンピューター(AI)最強と言われている「Ponanza」による形勢判断を1局を通してグラフ化してくれるという何とも優れた機能が利用出来るようになっています。

棋神解析券は枚数が限られているので、1ヶ月に数回しか利用出来ないのですが、ある対局をこちらの解析を使って振り返る事によって、どの手が好手だったのか悪手だったのかが分かるようになっています。

いきなりグラフが下がっていたら相手側に好手を指されたか悪手を指したかですよね。逆にグラフが上がっていたら好手もしくは相手側が悪手を指したかなど...

将棋は感想戦が一番大事とも言われており、自分の気になる対局を形勢判断付きで一通り振り返る事が出来るという素晴らしい機能が利用出来るようになっています。

ちなみに、棋神降臨を使うと何とあの「Ponanza」が代わりに数手指してくれます...はっきり言って反則です(苦笑)。

普通にこの前四段の人に対して数回使ったら圧勝してしまいました...まぁこちらも無料で利用する場合は回数制限があるので、一ヶ月に数回しか使えないですが...

Ponanzaの実力は前記事にも記載した通り、将棋の名人をも負かしてしまうくらい...はっきり言ってプロ棋士よりも強い実力を持っています。詳しくは下記記事をご覧下さい。

特徴その2:段位認定(免状発行)が可能

これこそ日本将棋連盟公認のみ出来るというスペシャル機能ですね♪

そう、今の自分の棋力から日本将棋連盟公認の段位認定&免状を発行する事が可能になっています。

段位は10分切れ負け・3分切れ負け・10秒将棋の中で一番高い段位で発行出来るとの事。しかしmogはすべてにおいて二段なのでどれも変わらない...(苦笑)

ともあれmog自身二段免状を発行する事が出来るのです。但し...もちろん免状発行は有料ですよ。

結構な値段です(汗)。いつかは発行したいなと思っているのですが...ちょっとコストが...汗。もし三段になれたら発行しようかな...

特徴その3:1日3対戦まで無料、広告無し

そして3つ目ですが、こちらのアプリは無料で1日3局までオンライン対戦が可能です。そして一番大きいのが広告などは一切表示されないという事。

無料の将棋アプリは色々あるのですが、アプリ開発者によってはアプリを開発する必要や手間というのが発生するので、基本アプリに広告を表示させてそこから広告収入を得る&利用者には無料で使ってもらい広めて頂くという方針がほとんどかと。

しかしこの将棋ウォーズ、何度も記載していますが日本将棋連盟公認アプリの為、広告などは一切表示されませんので非常に利用し易いです。

1日3局じゃ物足りない...という方は、アドオンで課金(600円)すれば30日間無制限で対戦出来るようになります。

mogも一度だけ課金して1ヶ月間対戦を存分に行った事があります。まぁ最近は程よく忙しいので、通勤の間で3局出来るだけで十分です。

将棋クエスト、1日何回でも対局無料。2分切れ負けなど早指しあり

次に2つ目のオススメアプリとしては「将棋クエスト」をご紹介します。

少し前に知り合い(四段の実力を持っている方)から教えてもらったアプリで、「このアプリであればオンライン対戦無料で対局し放題だよ」と言われたのでそれから今に至るまで結構利用させて頂いております。

iPhone & iPad 版

同様にこちらのアプリはユニバーサルアプリになりますのでiPhoneでもiPadでも将棋を楽しむ事が出来るようになっています。2017年7月現在、iOSのバージョン7以上のiPhone・iPadであれば利用出来る様です。

mog保有のiPhone 5 & iPad mini 2では快適に動作しています。

Android版

Androidスマートフォンやタブレットでももちろん動作可能です。2017年7月現在、Androidのバージョン4.0以上であれば利用出来る様です。

実際の対戦方法&画面

では実際のオンライン対戦の画面を見て行きましょう。

将棋盤だけのシンプルな作りになっています。将棋クエストのオンライン対戦ですが、

  • 10分切れ負け
  • 5分切れ負け
  • 2分切れ負け

の3種類から選定する事が出来るようになっています。先ほどの将棋ウォーズにも「切れ負け」は有ったのですが、将棋ウォーズでは「3分」でしたがさらに短い「2分」が選定出来ます。

本当に考える余裕は有りません。素早く判断して早指ししていく必要があります。

オンラインのマッチングはこちらもオートになっています。こちらは段位とレーティングが表示されていると思いますが、基本レーティング&段位が近い相手がマッチングされるようになっています。

特徴その1:無制限に対戦可能

この将棋クエストの一番の特徴、それが「無料で無制限オンライン対戦可能」という事に尽きます。

先ほどの将棋ウォーズでは物足りない人は、こちらのアプリも入れておきましょう。但し、無料という事もあり結構広告が流れます。まぁmog自身は全然我慢出来る範囲なので問題はないのですが...

あと無制限という事もあり、将棋ウォーズと比べてマナーが悪い人が多いような気がします...

自分もイラッと来てしまう時があるので気持ちは分かるのですが、やはり最低限のマナー(途中で切断したり、無駄にコマを取って行く等はしない事...)は守るようにしましょう。

特徴その2:ついたて将棋が面白い

そしてこの将棋クエストには面白い将棋の対戦が用意されています。それが「ついたて将棋」になります。これ何かというと...

なんと、相手のコマが全く見えません(笑)。

もちろん、相手がどのコマを動かしたかも分からない状態でお互い通常の将棋のルールで指して行きます。

唯一分かるのはコマを取られたときと王手をかけた&かけられた時。王手の場合は画面上に王手と出ますし、コマがなくなれば、とりあえずそこに相手の何かしらのコマがあるというのは分かります...

これだけで何とか相手の玉の位置を把握して詰みまで持って行くという形になります。

当然相手のコマがある場所にはコマを動かす事は出来ませんので、その場合は反則1回というカウントを取られます。反則10回で失格&負けとなります。

最近こちらの対戦も少しやっているのですが、意外と面白いですよ♪慣れるまで大変ですが、興味ある方は是非チャレンジしてみて下さい。

i将棋サロン(将棋オンライン)

※2021年追記:現在はこちらのアプリは提供されていないようです。mog自身も先ほど紹介した「将棋ウォーズ」と「将棋クエスト」を使って日々インターネット対戦しているので、そちらをご利用下さい。

※下記記事はログ・記録として残させていただいています。

最後3つ目はi将棋サロンをご紹介します。

mog自身、一番最初にiPadで将棋オンライン対戦を行ったのはこの「i将棋サロン」が一番最初でした。当時はまだ将棋ウォーズとか出ていなかったので...

iPhone & iPad 版

同様にこちらのアプリはユニバーサルアプリになりますのでiPhoneでもiPadでも将棋を楽しむ事が出来るようになっています。

2017年7月現在、iOSのバージョン5.1以上のiPhone・iPadであれば利用出来る様です。

が、こちらのアプリ2014年10月からアップデートされておらず...iOS 10で動作させるとアラートが...現状利用は出来るのですが、もしかしたら今後利用出来なくなるような気もしています...

Android版

Androidの場合、若干名前が違いますがiOS版と互換性もあり「将棋オンライン」という名前でGoogle Playから無料でインストール出来ます。

Androidスマートフォンやタブレットで動作可能で、2017年7月現在Androidのバージョン2.3以上であれば利用出来る様です。

が、iOS版同様に2016年3月からアップデートがないので若干不安が...

実際の対戦方法&画面

下記が実際の対戦画面となります。

オンライン対戦ですが、先ほどの2つのアプリと違って対戦していない相手を一覧から見つけ出して自分から対戦を申し込むか申し込まれるかという形になっています。

対戦ルールは概ね下記のような感じです。

【持ち時間】

  • 10分
  • 30分
  • 60分
  • なし

【秒読み】

  • 10秒
  • 30秒
  • 60秒
  • なし

こちらの組み合わせを設定して対戦を申し込む形になります。

但し、こちらの将棋サロン(将棋オンライン)、1日に対戦出来る回数はたったの1回なのです...なので昔はアドオンを購入(数百円レベル)し、無期限で無制限対戦出来るようにiPadを設定していました。

が、iPad 2 → iPad mini 2に移行した際、アドオン機能が消えてしまったので最近は殆ど利用していません...泣

特徴その1. チャットで相手とやり取りが可能(有料)

他の将棋アプリとの一番の違いが「チャットで相手とやり取り出来る」という事かなと思います。

不特定多数の方と下記画面や観戦等でチャットメッセージをやり取りする事が出来ますが、こちらはアドオンで機能を解放しないと利用する事が出来ない状態になっています。

で、こちらの機能、一番何に使えるのかというと...そう、実は感想戦なんですよね。もちろん相手によって感想戦が出来るかどうかもあるとは思いますが...あと始まりと終わりの挨拶なども出来ますしね。

以前同じくらいの棋力の方で大熱戦を繰り広げた事があり、感想戦を20分くらいチャットでやり取りしていた事もあります。

もちろんネットの中の世界なので相手を選定する必要もありますし嫌な思いをする事もあるとは思いますが、ちゃんとした利用用途で使えば非常に便利な機能かなと思います。

特徴その2. 対戦拒否&相手を選定することが出来る

そしてこちらの将棋アプリは自分で相手を選定して対戦を申し込みますし、もし相手側から対戦を申し込まれても「拒否」する事が可能となっています。

なのでオートマッチングとは違い、自分の意思で特定の人と対戦をする事が可能です。

先ほど紹介した他の将棋アプリでも「友達機能」などはありますが、将棋サロンの場合は友達登録していなくてもアプリにログインしている方の一覧を見て、対戦したいなという相手を見つけて申し込む事が可能になっています。

最後に

今回はスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を使ってオンライン将棋・対戦が出来るアプリケーションを3つご紹介しました。

将棋のオンライン対戦をしてみたい方、通勤の合間や電車移動の合間など将棋アプリを使っていろんな方と対局をしてみてはいかがでしょうか。