炊飯器の釜底が剥がれてきた。米に付着、食べても大丈夫?人体に影響は?

2021年9月14日

【 本記事のターゲット 】

  1. 炊飯器の中にある内釜の底が剥がれてきた
  2. ご飯に付着するようになった。気付かずに食べてしまっても問題ないか?

今回は炊飯器の内釜の底が剥がれてきた際、そのまま継続して利用出来るのか?ご飯に付着したものをそのまま食べたらどうなるのか?釜のみ個別注文できるのか?という部分を解説します。

おそらく皆さん保有されているとは思いますが、日々炊飯器を使って美味しいお米を炊きますよね。

mog家も大人二人・子供二人の四人家族ですが、毎日炊飯器を使ってお米を炊いて食事をしています。

毎日毎日お米を炊いて、その都度洗剤・スポンジで洗って...こういった事を繰り返していると、下記のような事態が発生する事があります。

  • あれ?炊飯器の中にある「釜(内釜)」の底が何だか剥がれてきた

そんな時、そのまま継続して利用できるのか、そもそも買い換えた方が良いのか、それとも内釜だけ個別で注文・購入する事が出来るのか。

このように悩んでいる人も多いと思いますので、mog家の実体験をベースにこのあたり詳しく解説してみたいと思います。

炊飯器の釜・内釜の底が剥がれてきたという方は、本記事を参考にしてみて下さい。

炊飯器の内釜の底・コーティング部分が剥がれてきた。継続利用は可能?米に付着して食べてしまったらどうなる?

炊飯器を10年利用、米に黒いものが付着するようになった

mog家が購入した炊飯器ですが、タイガー(TIGER)の「JKH-G100」というIH炊飯器になります。

改めて検索してみると、2009年発売の商品となり、10年以上利用しているという状態となっていました。

そんな中、先日カレーを作ってご飯をお皿に乗せてみたんですよ。

ん??何かご飯に付着しているような気が...

拡大してみます。

なんだこれ?焦げかな??

他の部分にも同じような付着物が...

、、、うーん。焦げではなさそう。指で触るとぽろっと取れて、何だか鰹節のような感じの小さいゴミ屑みたいなのが付着していました。

まぁこの程度であれば、上記箇所のみ取り除いて食べることは問題ないのですが、これ何なんだろうか...

炊飯器の内釜の底が剥がれてきた。年々剥がれが酷くなっている

この付着物なのですが、実は炊飯器の中にある釜底が剥がれたものになるんですよね。

実は2年以上前から剥がれは少し気になっていたのですが...それでも継続して利用し続けた結果、下記のような状況になってしまいました。

分かりますでしょうか。ちょっと米を取った後の内釜なので、綺麗に洗った後の釜が下記となります。

そこの周辺部分がガッツリ剥がれていますよね。そして剥がれていない部分も何だか黒い部分が浮き上がってきています。

上記が拡大して撮影したものになります。

剥がれている部分は黒のコーティングが完全に除去されて白い部分が見えています。さらに黒い部分がぐにょっという感じで膨れ上がっている部分が多数あります。

最初に黒いコーティング部分が膨れ上がって、それが破れて剥がれて、最後は黒コーティング部分がなくなり白い部分が見えるという流れかと。

なので、先ほど付着していた茶色い物体は上記写真の通り黒コーティングと白い部分の間の茶色の物体という事になります。

...気になりますよね(苦笑)

剥がれた物は「フッ素樹脂」。食べても人体に害は無し・継続利用可能

実は先日、mog家自体は既に新しい炊飯器を購入して買い替えました。さすがに子供もいるし気になるし、なによりお米に付着するのは食べる時嫌な気分になるので...

けど、剥がれかけてから2年間はそのまま使っていたので、上記の通り剥がれた部分を幾度となく食べてしまった気がするんですよね。今心配しても、既に食べてしまっているので手遅れですが...汗。

では、この剥がれた・食べてしまった成分は一体何なのか...

これはほとんどの炊飯器の内釜に実施されているコーティング「フッ素樹脂」というものが成分になります。

フッ素樹脂はフッ素原子を含むプラスチック原料の総称となり、

  • 熱に強い
  • 薬品に強い
  • 電気を通さない
  • くっつかない
  • 滑りやすい

といった特性を持っており、炊飯器以外にもフライパンなどにもコーティングされて利用されています。

炊飯器の内釜に関しても、こちらの成分でコーティングされているという事ですね。

けどプラスチック...と聞くと、やはり人体に悪い影響があるんじゃないか?そう心配する方も多いかと思います。

そこで、炊飯器メーカーのメジャーなところ「タイガー」「パナソニック」「象印」といった各メーカーのFAQを調査してみました。

それぞれ釜底の剥がれに関して、見解を出していましたよ。

・タイガー

フッ素樹脂は万が一口の中に入っても吸収せず排出されますので、体には害はありません。ご安心ください。また、フッ素加工がはがれていても、ご飯がこびりつかなければそのままお使いいただけます。

・パナソニック

そのままご使用いただいても問題ありません。内釜のフッ素加工がはがれますと、ご飯がこびりつきやすくはなりますが、機能面・衛生面には問題ありません。また、はがれたものをご飯と一緒に食べてしまわれても、人体には吸収されずに排出されます。体内に残ることはありません。ご安心ください。

・象印

なべ(内釜)のフッ素被膜は使用により消耗します。色むらができたり、はがれることがありますが、性能や衛生上の支障はありません。人体への影響(害)はなく、炊飯・保温をするうえで問題なく使用できます。

上記内容から、フッ素樹脂を食べてしまった場合、

  • 人体に害はない
  • 吸収されずに体外に排出され、体内には残らない

という形になります。ふぅ、良かった。mog家は家族全員幾度となく食べてしまっていたと思うので...

あとは、このような剥がれた状態でも継続利用可能と各メーカーが見解を出しています。

コーティングが一部取れてしまう形になるので、ご飯がこびりついたりするようですが、そこまで機能面として影響があるわけではなさそうです。

ご飯に付着するのは嫌。部品・消耗品として内なべ・内釜のみ購入可能

でも...やはりご飯に何かついていたら嫌ですよね。

けど、炊飯器丸ごと買い替えるのはちょっと...内釜だけ購入して交換する事は出来るのか?そう考える人も多いかと思います。

これに関しても、先ほどの3メーカー中心に調査したのですが、どのメーカーも公式HPから部品・消耗品の購入というページが用意されています。

そこから、内なべ・内釜のみの購入が可能となっていますので、気になる方は釜の部分のみ買い替えるのもありですね。

タイガーとかであれば、「タイガーパーツショップ」と検索してみて下さい。(リンク付けておきますね)

そこから炊飯器のカテゴリをクリックして、今保有している炊飯器の品番から内釜含めた様々な部品を個別注文する事が可能です。

ただ、そんなに安くないですね...大体1万円ちょっととかでしょうか。

ちなみにmog家が保有していた炊飯器(タイガー)の内なべを個別注文する場合、「11,000円」という価格でした(汗)

ということで、今回は炊飯器の内釜・内なべの底が剥がれてきた際、食べてしまっても問題ないか?継続利用可能かという部分を詳しくご紹介しました。

炊飯器の内釜が剥がれてきたと悩んでいる方は、本記事を参考にしてみて下さい。