【 本記事のターゲット 】
- お米の袋に賞味期限の表記がない
- お米はいつまでに食べ切れば良いのか?賞味期限の目安や未開封状態でどのくらいもつのか知りたい
今回は日々皆さんが食べている「お米」に関して、賞味期限はどのくらいもつのか?未開封状態だと持ちは違うのかといった部分をご紹介します。
mog自身も疑問に思った事があるのですが、お米って袋に賞味期限の表記がないんですよね。
とはいえ、開封後は早く食べないといけないよなぁと思いつつ、日々利用しているのでそんなに意識した事はないのですが...
以前虫が発生した事もあり、お米の賞味期限・保存方法に関して詳しく調査してみる事に。
恐らく疑問に思っている方も結構多いかと思いますので、気になっているという方は本記事を参考にしてみて下さい。
目次
お米には賞味期限表記の義務なし、目安は精米後1ヶ月。袋に穴あり、未開封状態でも変わらない
米はJAS法によって精米年月日の記述が義務化。賞味期限の記載はない
直近で購入していたお米の袋を改めて見てみたのですが...
上記の通り、お米の袋には賞味期限という項目が記載されていないです。
わかりやすく、少し拡大してみると...
上記のような感じ。
実は「日本農林規格等に関する法律(JAS法)」というものがあり、2022年3月時点では下記項目がお米の場合記載・表記が義務付けされています。
- 名称
- 原料玄米
- 内容量
- 精米年月
- 販売者
上記項目と照らし合わせてみると、全く同じというのが分かるかと。
という事で、賞味期限の記載は義務付けされていない=表記では分からないというのが正解となります。
保存方法にもよるが、目安は精米後春夏で1ヶ月・秋冬で2ヶ月程度
とはいえ、お米って購入してからどのくらい持つのか、気になる所ですよね。
お米ブランドや炊飯器メーカーなどのHPを色々と参照してみたのですが、おおよそ下記内容で大体一致していました。
- 春・夏:精米後1ヶ月以内
- 秋・冬:精米後2ヶ月以内
お米に関してですが、時間がたてばたつほど酸化して味が落ちていきます。食感もパサパサになってしまいます。
精米後は「早めに食べる」が最善となりますが、おいしく食べられる目安は上記の通り春夏は精米後1か月、秋冬は1~2か月程度となります。
また、お米の保存状況によってもどのくらい持つのか影響が出ます。
- 高温多湿
- 直射日光
こういった所はさけて、通気の良い場所で保存した状態で、大体1ヶ月〜2ヶ月くらいが美味しく食べれる目安となります。
ちなみに、おいしく食べる事が出来る期限を伸ばす方法として
- 精米をしない
- 真空パック等で保存する
などが挙げられます。
精米しない(食べるタイミングで精米する)...というのは一般の家庭だと厳しいと思うのですが、真空パック等を使えば空気に触れない事で精米後の劣化を遅くすることが可能です。
が、おいしく食べたいのであれば2か月以内を目安に食べるのが良いとのこと。
お米の袋には穴があいている。未開封状態でも開封状態でも持ちは変わらない
では最後に、お米の袋を開けた状態と未開封状態だと劣化(賞味期限の持ち)の違いがあるのかどうか?
結論からいうと、開封・未開封でも実は変わらないというのが正解となります。
なぜかというと...米袋は重量があるので流通の段階や保管時に内部の空気圧で破損する可能性があります。
その破損を防ぐために米袋には予め小さな穴があいており、外の空気が袋の中に入ってきている(中の空気が外に抜ける)という状態になっています。
実際に手元にあった米袋に空気を入れて勢いよく潰してみました。
お、確かに空気が抜けていく...風が出ている場所はどこだ??
あ、ありました。
上記分かりますでしょうか。
ちょっと見にくいですが、写真下側に縦に2つ並んだ小さい穴がずらっと横に並んでいるのが分かるかと。
ここからちゃっかり空気が抜けるようになっていましたので、仮に米が積み上げられたとしても破裂するということは無さそうですね。
最後に
今回はお米の賞味期限に関して詳しくご紹介しました。
開封・未開封状態でも変わらず、高温多湿を避けて、通気の良い場所で保管した状態で大体精米後1ヶ月〜2ヶ月となります。
お米の賞味期限が気になるという方は、本記事を参考にしてみて下さい。