Windows パソコンでファイルサーバー・NASに接続出来ない時の対処法

【本記事のターゲット】

今回は新しく購入したWindows PC にて、今まで接続出来ていたファイルサーバーへ繋がらなくなった時の対処法（SMB 1.0 / CIFS ファイル共有のサポート有効手順）をご紹介します。

実はまさに先日mog自身が体験した事なんですよね...いやはや、知らなかった。

今まで問題なく接続出来ていたファイルサーバー（正確にはバッファローのNAS）へアクセス出来なくなってしまったんですよ...

ファイルサーバー側の設定はいじっていないし、他の人は問題なく接続出来る...心当たりがあるとしたら、自分のPCを最近新しいWindows PCへ変更した事くらい...

という事で、上記の様な状況でファイルサーバーへ接続出来ないという方向けに、Windows PC ではデフォルトで無効になっているSMB 1.0 / CIFS ファイル共有機能の有効化手順をご紹介します。

同じ様な悩みを抱えている方は、本記事を参考にしてみて下さい。

Windows パソコンでファイルサーバーへアクセス出来ない。SMB 1.0 / CIFS 有効化手順を紹介

先日、新しいWindows PC を調達したのですが、今までファイルを保存していたバッファローのNASへアクセスしようとした時、下記の通り「アクセスできません」と表示されて接続出来ない症状が発生しました。

うーん...アドレスもあっているし、ショートカットもパスも変更していない...

さらに従来だとファイルサーバーのIDとパスワードを聞いてくるのに、それすら表示されていない...

そもそも通信が出来ていない状態なのでは？と思い、コマンドプロンプト経由で「ping」を実施してみると、問題なくping疎通確認は出来ている。という事で、ネットワーク自体は問題なさそう...

何が原因なのかさっぱりわからない状態だったのですが、試しにIPアドレスのみ（ファイルサーバーの最上位階層）でアクセスを試みてみました。

「¥¥XXX.XXX.XXX.XXX¥¥」といった感じですね、「XXX」はIPアドレスが入る形になります。

すると...

さっきとは違ったエラーメッセージが帰ってきました。

んん？「SMB1プロトコル」ってなんだろう？

ちなみに、SMB = Server Message Block の略となっており、主にWindowsを中心とした環境でネットワーク（LAN内）を通じてファイル共有やプリンタ共有などに使用される通信プロトコルの総称となります。

この機能が無効になっているのでアクセス出来ないのでは？と思い、有効にする手法を調べてみることに...

すると、どうも新しいWindows PCでは標準でこちらが無効化されているだけの状態ということらしく、設定を変更すれば問題なく有効化出来てアクセス出来るようになるとの事。

という事で、下記にてSMB 1.0 / CIFS の有効手順をご紹介します。

まず有効にする場合、どの設定画面から行えばいいのかという部分ですが、「Windows の機能の有効化または無効化」というコントロールパネルにある項目から設定を行います。

探すのが面倒という方は、Windows PC の画面左下にある検索欄に「Windows の機能」と入力してみましょう。

すると、おそらく上記の通りその設定項目が出てくると思うので、こちらをクリックします。

下記画面が表示されるはずです。

少し下にスクロールすると...

という項目があるので、こちらにチェックを入れてOKボタンをクリックします。

この機能を有効にするには一度再起動が必要になりますので、Windows 10 PCを再起動させてみましょう。

これで有効化の手順は完了です。再度アクセス出来なかったファイルサーバーにアクセスしてみましょう。

mog自身は、この手法で従来のファイルサーバー・NASにアクセスする事が出来るようになりましたよ。

ということで、今回は新しく購入したWindows PC にて、今まで接続出来ていたNAS・ファイルサーバーへアクセス出来なくなった時の対処法をご紹介しました。

SMB 1.0 / CIFS が標準では無効化されているので、もしNAS・ファイルサーバーへアクセス出来ないという症状が出た場合は一度試してみて下さい。