シーサーの置き方。正しい左右の並び順や正しい設置場所を写真付きで解説

2018年9月22日

【 本記事のターゲット 】

  1. 沖縄でシーサーを購入した
  2. 家の中などにシーサーを飾っているけど、正しい置き方が分からない
  3. どっちがオスでどっちがメスなのか、判別する方法をしりたい

みなさんシーサーってご存知ですか?

そう、沖縄に行った時にいろんな場所や家などに見かける獣像です。

見た感じは犬みたいに見えますが...守り神なのかなんなのか...

県外の方で詳しく把握されている人は少ないんじゃいかと。けど意外とお土産等で購入して持っているという方は多いですよね。

mog家も毎回沖縄に行く度に購入しているので...

そこでこの「シーサー」に関して、そもそも何なのか?お土産で購入したシーサーをどこに置けばいいのか?正しい置き方やオスメスの判別方法など、色々詳しくご紹介したいと思います。

沖縄旅行時に毎回シーサー購入。合計3セット・適当に配置しているがこれで良いのか?

mog家の設置場所はトイレ・リビング・洗面台。置く場所はこれでいいのか?

mog自身、沖縄には過去4度訪問した事があり...その内3回の訪問にてお土産にシーサーを購入しています。

下記の通り、なんだか可愛らしいので家のトイレに飾っていたり...

あとはリビングのテレビ台の中に飾ったり...洗面台の上にもシーサーを置いていますね。

そこでふと思ったのですが、そもそも上記のような置き方でいいんだろうか?と...。

あと家の外と中でも、お勧めの置き場所とかあるんだろうかと...

シーサーを見てみると、片方が口を開けていて片方は口を閉じている

これは有名な話ですが、下記がリビングに置いているシーサーなのですが...よく見ると、片方は口を開けていて片方は口を閉じていますよね。

シーサーを購入すると、基本は上記のように口を開けていない&口を開けているシーサーを2個1セットで販売しているところが多いです。

という事は、やはり置き方って決まっていそうですよね...

という事で、色々調査してみた内容を下記にご紹介してみたいと思います。

シーサーの正しい置き方をご紹介。オス・メス判断、お勧め設置場所など解説

そもそもシーサーって何?魔除けになるの?

まずそもそもの「シーサー」って何?というところですが、源流は古代オリエントのライオンと伝えられています。

犬という説もあそうですが、沖縄に関連の深かった中国や南方からの影響を考えると獅子と言われる事が多いようです。

中国南部や台湾にも風獅爺、風獅と呼ばれる石造の獅子を風除けの守りとして設置する風習があります。

沖縄県では伝説の獣像とされ、建物の門や屋根・村落の高台などに設置されているところをよく見かけます。家や人・村に災厄をもたらす悪霊を追い払う魔除けの意味を持つそうです。

このシーサーですが、球陽(琉球王国の正史として編纂された歴史書)によれば、始まりは1689年との事...300年以上もの歴史があるんですね。

当時火事が頻発して難儀していた人々が風水師に助言を求めたところ、防ぐには獅子の像をつくりその山に向けて設置するようにと助言した。

住民がその言に従ってシーサーを設置したところ火事は発生しなくなったという言い伝えがあるようです。

口が開いている方がオス・口が閉じている方がメス

という事で、大体シーサーって何?という部分は理解いただいたかと思いますので、ここからはシーサー自体の疑問点に関して、色々解説していきたいと思います。

まず先ほどから紹介している口が開いているシーサーと閉じているシーサー...一般的に口の開いたシーサーがオスで口を閉じたシーサーがメスになります。

まぁこれは何となく分かっていたような気もしますが...改めて再確認という部分ですね。

シーサーの設置方法。オスが右・メスが左。人通りが多い所に設置すべし

ではこのシーサーをどうやって設置していれば良いのか...という所ですが、こちらも一般的な話しになりますが、オスがで向かって右側に置き、メスが向かって左側に置くことで福を招き入れる事が可能になる様です。

なるほど...mog家は適当に置いていましたが、一応並び順は合っていましたようです(苦笑)。

並び順が分かった所で、後は家の中の何処においていたら良いのか...というか、そもそも屋内でいいのか?屋外が良いのかという部分も気になる所...

沖縄を見る限り、基本家の屋根などに多く設置されている光景を見かけた事がある方が多いかと。

実は各家の屋根の上に置かれるようになったのは、庶民に瓦葺きが許されるようになった明治以降になるらしい。それまでシーサーは寺社や城の門、貴族の墓陵、村落の出入り口等に設置されるのみ。

屋外に設置する場合は置く場所は必ず綺麗にする事、一説によるとシーサーをもの扱いせず守り神として扱うようにとの事です。屋根の上でも良いですし、門柱や玄関前に置くシーサーは背の高いシーサーを選択するのがオススメ。

玄関前などであれば、シーサーが威風堂々と構える事で魔除けとして効力を発揮したり、人の目に入る光景としても最適なシーサーとなり得るからと事。屋外の設置場所には特に決まりは無く、基本好きな場所に置いて良いです。

では屋内・家の中に置く場合はどうしたらいいのか...

まず沖縄ではマジムン(魔物)は人の通る道を歩くと考えられており、魔除けとしての効力を発揮させるには、人が多く通る方へ向けてシーサーを設置するのがベストです。

方角は北東へ向けるのが良いとの事ですが、方向を気にするあまりシーサーの顔などが隠れる何て事にはならないようにしましょう。

シーサーの顔を直視すると心のどこかにある少しの邪念が追い払えるという効力もあるらしいので。

という事で纏めると、家の中にシーサーを設置する場合は下記のような感じでしょうか。

口が開いている方が右、閉じている方が左。人通りが多い玄関や廊下に置き、方角は出来れば北東へ。但し方角よりもシーサーの顔が見えるように設置する方を優先。

上記のような感じで、mog家のシーサーも設置し直しましたよ。魔除け等、効果があれば良いな。

ということで、今回は沖縄で良くお土産としても売られているシーサーに関して、どこに設置したら良いのか・並び順などをご紹介しました。

mog家もそうだったのですが、結構適当に置いていたり、もしくは押し入れの中にしまっていたりする人も多いかと...

折角シーサーが家にあるのであれば、本記事を参考に魔除けの意味でも設置してみて下さいね。