【 本記事のターゲット 】
- 日本の都道府県庁所在地をよく間違える
- 覚えるポイント・間違えないようにするコツを知りたい
今回は「茨城県」の読み方に関して、「いばらぎ」なのか「いばらき」と呼ぶのか、どちらが正解かという部分を理由も含めて詳しく解説します。
下記別記事でご紹介しておりますが、ネモフィラで有名なひたち海浜公園へ家族で遊びに行ってきました。
子供たちと一緒だったので、ネモフィラというよりは、遊園地やサイクリングをたっぷり楽しみました。
こちらの公園へ行く際、東京から向かう際に子供たちと「今日は茨城県へ行くよ〜」という話をしていたのですが、その際子供達との会話の中で
- いばらきけん
- いばらぎけん
といった感じで息子・娘、そしてmog自身呼び方がバラバラだったんです。あれ?正解って何なんだろうか...
ということで、茨城県の呼び方に関して、なぜ呼び方を間違えるのかも含めて詳しく解説します。
目次
間違える人多数、茨城県の呼び名「いばらき」なのか「いばらぎ」なのか。理由も解説
茨城県の呼び名、ある調査によると間違える人は3割以上
以前下記別記事にて、間違えやすい件名・間違えやすい都道府県庁所在地をご紹介しました。
で、この中でも間違えやすい県名として、第三位に「茨城県」をご紹介しました。
- 3位:茨城県(よくある間違い:茨木、大阪の市の名前です)
この記事では大阪府にある「茨木市」と間違えることが多いとご紹介したのですが、ある調査によると3割以上の方が茨城県の呼び方を間違っているとのこと。
正しくは「いばらき」なのか、「いばらぎ」なのか...
茨城は「いばらき」と読むのが正解。名前の成り立ち紹介
まず最初に正解からいうと「いばらき」となります。「いばらぎ」と呼ぶのは間違いですね。
下記が茨城県の公式HPですが、URLをみても「ibaraki」とあるので、「いばらき」が正解となります。
- 茨城県:https://www.pref.ibaraki.jp
ちなみに、大阪府の「茨木市」も「いばらきし」となり、「いばらぎ」という名前はそもそも存在しないということになります。
あとTIPSですが、茨城県の名前の成り立ちが茨城県の公式HPにてご紹介されておりましたので、抜粋してご紹介。
「黒坂命(くろさかのみこと)という人が、古くからこの地方に住んでいた朝廷に従わない豪族を茨(いばら)で城を築いて退治した。または、その住みかを茨でふさいで退治した」という話が書かれています。この「茨(いばら)で城を築いた」または「茨でふさいだ」ということから、この地方を茨城(いばらき)と呼ぶようになった。
なるほど...「いばらき」だったのか。mog自身、間違えて読んでいました...
根本的に、「城」の呼び方は訓読みで「き」と呼びます。が、元々この読み方は現代ではあまり使われず、城を表す古語として、「き」と呼ばれていたものが現在も残っているという形になります。
なので、先ほどの茨城県の名前の成り立ちから「茨で城を築いた」という文からも、「いばらき」が正解ですね。
なぜ「いばらぎ」と間違える?宮城県や茨城弁が影響している可能性大
けど、なんでmog自身ずっと「いばらぎ」と呼んでいたのか...
ふと頭によぎったのが「宮城県」。そうだ、宮城県は「みやぎけん」と「ぎ」で呼びますよね。
なぜ宮城県は「ぎ」と呼ぶのか。城は「き」としか呼ばないのに「ぎ」は間違いではないのか...
実は「みやぎけん」は連濁(れんだく)で表現されている呼び名となっているんです。
連濁(れんだく)とは、二つの語が結びついて一語になる(複合語)際に、後ろの語(後部要素)の語頭の清音が濁音に変化する、日本語における連音現象をいう。「ときどき」「いけばな」などがその例である。
ちなみに、連濁の説明は上記の通り。「おりがみ」とかも「紙」を「がみ」と呼びますよね。
あまりこういう言い方はよくないかもですが、宮城県の方が有名・覚えやすいので、つられて同じ「城」が付いている「茨城県」を「いばらぎ」と呼んでしまう人が多いんじゃないかと。
多分mog自身はそうですね...パソコンで「いばらぎ」と入力しても「茨城」と変換されてしまうのも、正しいと思い込んでしまう原因になっている気がします(苦笑)
あと「茨城弁」も影響しているんじゃないか?という意見も。
茨城弁ですが、文頭以外の「か行」や「た行」が濁る傾向があるようです。
例で言うと
- 私(わたし)→ わだし
- 出来る → でぎる
- 無いから → ねーがら
とかですね。
なので、茨城弁を話す地元の方が「いばらき」と話しているのに「いばらぎ」と聞こえてしまい、「いばらぎけん」という呼び名が正しいと広まったのでは?とも言われています。
ということで、今回は「茨城県」の「茨城」の呼び方に関して、詳しくご紹介しました。
正解は「いばらき」となりますが、何故「いばらぎ」と呼ぶ人が多いのか、いろいろ調べてみると面白いですよ♪