【 本記事のターゲット 】
- スズメバチの巣を発見
- 自分で除去・駆除したい
- 市販で販売している蜂の巣駆除スプレーがあまり効かない
- 自分で蜂の巣除去スプレーを作りたい、効果抜群の農薬「スミチオン」で対策してみたい
今回は自宅の屋根やその周辺にスズメバチの巣ができた時、自分で駆除剤を自作して除去・退治する方法をご紹介します。
4月から6月にかけてが多いでしょうか、田舎など自然が多い地域に多いですが、気がつかないうちにスズメバチの巣が作られてしまうんですよね。
なんだか最近ハチが多いな...そう思って家の屋根の周辺を見渡すと、めちゃくちゃ立派なスズメバチの巣が出来上がってて、その周辺でスズメバチがブンブン飛び回っている...
小さい子供などがいると危険ですし、早く除去したいですよね。
そんな時、市販で販売しているスズメバチ除去スプレーなどを購入して対策したり、蜂の巣を駆除してくれる業者へ頼んだりすると思うのですが...
最近教えてもらった方法になりますが、比較的簡単で自分で作れて、そしてスズメバチの巣に対して効果抜群&駆除することが可能な方法があります。
それが今回ご紹介する農薬殺虫剤「スミチオン」を使った方法です。
ということで、今回実際にmog自身が体験したスミチオンによるスズメバチの巣撃退方法をご紹介します。
スズメバチの巣の除去で悩んでいるという方は、本記事を参考にしてみて下さい。
農薬殺虫剤スミチオンでスズメバチの巣を撃退。簡単に自作可能なハチの巣除去スプレーの作り方をご紹介
気がつかないうちにスズメバチの巣が。蜂の数も必然的に多くなる
mog家自体は比較的街中にあるので、スズメバチの巣などができることはないのですが...
別荘というわけではないですが、結構山奥に田舎を満喫できる素敵な家・山小屋を妻のご両親が保有されていて、よくそこにBBQをしにいったり川や竹などで自然遊びをしたり、泊まったり花火をしたり...
東京ではなかなか体験できないことを家族で実施させて頂いています。
で、田舎なのでとても気に入っているのですが...春から夏にかけて、下記の通りスズメバチの巣が結構多く作られちゃうんですよね。
今回は1階屋根の雨が当たらない部分にまぁまぁでかいスズメバチの巣が作られてしまいました。
その他、周辺・隣の家などを見渡すと大体1シーズンで3個前後、スズメバチの巣が出来てるんですよね。
家の近くでなければそのまま放置なのですが、家の屋根だと部屋の中とかにも入ってきて、子供たちもいるので危険です。
ということで、今回はこちらのスズメバチの巣を除去することに。とはいっても結構な田舎にあるので、できれば自分たちでスプレーなどをかけて除去・駆除したい所...
ホームセンターにスズメバチ除去スプレーが多数あるが、効果がいまいち
こんな時、下記の通りホームセンターに売られているスズメバチ撃退グッズ・スプレーを購入していたんですが...
もちろん効果はあるんですが、以前こちらのスプレーを丸々1本使ってもスズメバチの巣が撃退できず...
そのまま飛び回っていたという経験があることから、今回は別の手法を使ってみることに。
農薬殺虫剤「スミチオン」が効果抜群、ホームセンターで販売されている
それが、今回ご紹介する農薬殺虫剤「スミチオン」を使った方法です。
スミチオンですが、一般的なホームセンターに置かれて販売されていることが多いです。
今回は上記の通りホームセンター「コーナン」へ訪問してみたのですが、農薬コーナーを見てみると「スミチオン」が販売されていましたよ。
上記の通り、500mlで1500円前後で販売されていました。
あとは100mlと小さいタイプも販売されており、600円程度の価格で提供されていましたよ。
まずはこちらのスミチオンをゲットしておきましょう。
後ほどご紹介しますが、スミチオンを20倍前後に薄めて利用するため、1回だけであれば100mlでも十分です。2Lの除去剤が作れるので...
何度も作られてしまうと言ったmogと同じ環境の場合は500mlあったほうが良いですね。500mlだと10Lの除去剤が作れるので、数十回分対応することが出来ますよ。
スミチオンをジェット噴射できるスプレー容器が必要。100均でも売っている
あと用意するのは、スミチオンを薄めた液体を入れるスプレー容器ですね。
下記はコーナンのホームセンターで販売されていたものですが、100円均一ショップなどにも多数のスプレー容器が販売されています。
で、こちらを購入する際に気をつけなければいけないのが下記。
ビュッと出て直撃する・長距離飛ばすことが出来る「ジェット噴射」タイプを購入して下さい。霧状の噴射だと屋根裏に届きませんので...
今回mog家が利用したのは100円均一ショップで購入したものになりますが、1階の屋根程度であればジェット噴射で問題なく届きます。
一応事前にスズメバチの巣まで届くのかどうか、水を入れて別の場所で飛距離を確かめてみましょう。
スミチオンを20倍程度に薄めてスプレー容器に入れるだけ
ではスミチオンを薄めてスプレー容器に入れましょう。
通常スミチオンですが、下記の通り希釈倍数がある程度定められています。
そうですね...大体1000倍から2000倍が多いでしょうか。一部100倍というのもありますが、通常使う分に関してはかなり薄めて利用する形になります。
がしかし、今回のスズメバチ除去に利用する際に利用した希釈倍数ですが、mog家の場合「20」となります。
結構濃い目にして薄めた上で、上記の通りスプレー容器に入れます。これで準備完了ですね。
容器にもよりますが、大体250ml前後入るかと思います。
スズメバチの巣に目掛けてジェット噴射。巣全体に満遍なくあたるように
ここからが本番ですね。用意したスミチオンのジェット噴射にて、スズメバチの巣目掛けて発射します。
この時、
- あまり近付き過ぎない(スズメバチが反撃してくる可能性)
- スズメバチにかけるのではなく、巣に対してかける
- 巣全体がスミチオンの液体で濡れるように
- いつでも撤退できる準備を
といった事に注意して実施しましょう。
mog家の場合ですと、20mほど離れた場所に車を待機させておき、仮にスズメバチが襲ってくるような事になれば、すぐに車に避難できるように準備しました。
けど、巣に目掛けて発射する程度であれば、スズメバチはそんなに襲ってきません。過去なんどか見てますが、濡れた部分を舐めて修復しようとハチが沢山出てくる程度です。
が、刺されると本当に危険なので...ベストな方法としては
- 防護服、なければ肌が露出しない状態に
- 手元にホームセンターで販売しているハチ対策用スプレーを確保
- 時間をかけ過ぎない、巣全体が濡れたらさっさと退避する
ですかね。mog家自身は防護服も使っていないですし、ハチ対策用スプレーも使っていないですが...
とりあえず250mlのスプレー容器が空になる程度まで、ある程度離れた距離からジェット噴射して、退避しました。
ちなみにスミチオンですが、農薬殺虫剤という事で有機リン系特有の神経毒を含みますので、人には当たらないように注意しましょう。
けどスミチオンは人体への毒性も少なく、環境に優しい農薬とも言われていて、比較的毒性が弱い部類に入るのでそこまで心配しなくても大丈夫かと思います。
蜂の巣が自然と落下・崩壊。蜂の巣に対して今までで一番効果あり
という事で、蜂の巣全体にスミチオン(20倍)がたっぷり当たったら一旦退避して、翌日以降蜂の巣を観察してみましょう。
もしハチがまだ飛んでいるという事であれば、再度実施する形で良いかと思いますが...
mog家の場合、1週間後には下記のような状態となっていました。
特に何かしたわけではないのですが、スズメバチの巣が半分崩壊していて、地面にバサっと中身が落ちていました。
そしてスズメバチは一匹もいなくなりました。
今回こちらの方法を教えていただいた方にもお話しを伺いましたが、今までいろんなハチ対策(市販のスプレーやペットボトルでの確保など)を実施したが、この方法が一番効くとおっしゃっていました。
スミチオンとジェット噴射が可能なスプレー容器があれば、薄めるだけで誰でも実施できるので、蜂の巣で悩んでいるという方はこちらの方法を一度試してみて下さい。
ということで、今回はスズメバチの巣を除去・駆除するための、農薬殺虫剤「スミチオン」を使った駆除方法をご紹介しました。
思った以上に効果抜群で、来年も蜂の巣が出来たらこの方法を実施するつもりです。
仮に失敗しても安く手軽に出来ますので、よければ一度チャレンジしてみて下さい。