【 本記事のターゲット 】
- 家族でキャンプがしたい。
- キャンプ自体が初めて。キャンプの基本的なルールなどを事前に知っておきたい
今回は家族でキャンプを楽しむ際の、キャンプ場におけるルール・マナーをご紹介します。
mog自身、小さい頃から親とよくキャンプにいっており...
大学時代はワンダーフォーゲル部でいろんな山でテントを張り、そして現在小学生の子供たちといっしょによくファミリーキャンプへ出かけています。
キャンプだけでいうと、おそらく100回は超えているでしょうか。日本中いろんな所に行ってテントを張って過ごしてきました。
1週間テントのみで泊まりがけ(縦走)という生活もした事があります(苦笑)
さて、お子さんがいるご家庭において、ファミリーキャンプをしたいという声を聞く事が多いです。mog自身経験者なので、いろんな人に教えたりしているのですが、その中でも結構気になるのが「ルール」なんですよね。
- 自分だけ知らずに周りの人から怒られららどうしよう
- キャンプ場の暗黙のルール・マナーを知っておきたい
このような事を結構気にしている人が多いかったので、本記事ではキャンプ場のルール・マナーについて、今までの経験を元に詳しく解説してみます。
もちろん、キャンプ場ごとにルールは違うので、最終的にはキャンプ場の規約がベースとなりますが...
基本知識として知っておいたほうが良いという項目を纏めてみましたので、これからキャンプへ行かれる方は是非参考にしてみて下さい。
目次
- 1 キャンプ場の暗黙のルール&マナーを解説。チェックインからチェックアウトまでの流れ
- 1.1 チェックインは13時が多い。13時過ぎに訪問、遅くなり過ぎないように
- 1.2 指定サイトへ移動、テント・タープ設置。他サイトへ入らない
- 1.3 音が出るものはNG。ボール遊びなど、テントサイト近くではやらない
- 1.4 炊事場は数が限られている・朝8時過ぎは大混雑。生ゴミを放置しない
- 1.5 夕食はBBQコンロを使う人が大多数。16時過ぎから始める人が多い
- 1.6 むやみやたらに車を出し入れしたり、扉を開閉したりしない
- 1.7 地面に直接焚き火(直火)する行為は基本NG。焚き火台やBBQコンロ利用
- 1.8 BBQ・焚き火・花火などの煙の量や向きに注意・配慮するべし
- 1.9 トイレ・シャワーは綺麗に利用。シャワー利用後の床の濡れに注意
- 1.10 夜10時〜朝6時はクワイエットタイム。火や灯りは小さく、小声で静かに
- 1.11 炭や薪を捨てる場合は鎮火してから。基本燃え切らせるよう量を考える
- 1.12 チェックアウトは10時が多い。時間は必ず守る・次の利用者に迷惑となる
- 1.13 ゴミ回収の可否はキャンプ場による。なるべくゴミは出さないように
- 1.14 最後に
キャンプ場の暗黙のルール&マナーを解説。チェックインからチェックアウトまでの流れ
チェックインは13時が多い。13時過ぎに訪問、遅くなり過ぎないように
まず予約したキャンプ場へ訪問する時、何時くらいに訪問したほうが良いのかという部分になります。
多くのキャンプ場で、チェックイン時間は「13時」となっている場合が多いです。
成田ゆめ牧場のキャンプ場など、たまに9時とかから入れるキャンプ場もありますが、基本前の組が出て行った後の清掃後になるので、大抵13時前後になっているはずです。
ほとんどの方が、13時〜15時の間に訪問して、各テントを設営していきます。個人的には、13時過ぎに訪問するのがちょうど良いかと。
荷物整理・テント設営などで1時間程はかかると思うので、13時過ぎにチェックインして、14時くらいから午後のひとときを優雅に過ごしてみましょう。
ちなみに、チェックイン前後は時期によって大混雑する事もありますので、その点はご注意を。
あとたまにめちゃくちゃ遅く訪問される方もいらっしゃいます。暗くなってからテント設営・BBQ準備となると、結構辛い状態にもなりますし、ペグを打つ音も響きますので...なるべく早めに訪問するようにしましょう。
指定サイトへ移動、テント・タープ設置。他サイトへ入らない
チェックインが終わった後、予約したテントサイトへ移動します。
有料のキャンプ場であれば、大抵上記の通り区画がロープ等で仕切られている事が多いです。
成田ゆめ牧場や朝霧ジャンボリーオートキャンプ場など、フリーテントサイトの区画がある所は好きな場所に設営しても良いのですが、大抵区画サイトになっているはずです。
その場合、区画からはみ出さないように注意しましょう。特に多いのがテントやタープなどの「紐」ですね。
結構紐を引っ張って設営すると、区画内におさまらず隣の区画まではみ出してしまう...こういうのはトラブルの元になりますので、必ず自分の区画内で全ての設営を終えるようにしましょう。
あと多いのが、トイレや炊事場まで行く際に近道をしようとして、他のサイト内に進入して横断してしまう場合。
これもトラブルの元になりますので、他サイトへは入らないように注意しておきましょう。
特にお子さんなどはこのあたり理解せず、走り回る事が多くあるので、目を離さないようにしましょう。
音が出るものはNG。ボール遊びなど、テントサイト近くではやらない
テント設営が完了して荷物整理が終わると、少し時間が出来るので、子供たちと遊んだりする事も多いです。
そんな時、ボールなどで遊び出すご家族の方、結構いらっしゃるんですが...
ボールが明後日の方向に飛んでいき、他の方のテントやテーブル・さらにはコンロや車などに直撃...これは本当にトラブルに発展します。
なので、これもキャンプ場によると思うのですが、テントサイトの中ではボール遊びなどはせず、広場に移動して遊ぶようにしましょう。
キャンプ場によりますが、子供が遊べるエリアを設けている所も多いので、そちらに移動して遊ぶようにしましょう。
テントサイト内だと、トランプとか操作可能なラジコンなど利用している人が多いですね。あとは夏場だったら虫取りなど。
大きな音が鳴る道具は厳禁ですよ。特にカラオケとか大音量の音楽とか...ラジオなど、ぼそぼそと気にならない程度なら昼間であればOKですかね...
けど、やはり隣接サイトに人がいる場合は音は鳴らさないようが良いです。
炊事場は数が限られている・朝8時過ぎは大混雑。生ゴミを放置しない
次に炊事場。
キャンプ場内には必ず上記のようなコーナーが設置されているかと思います。
数が限られているので、無駄に荷物をおいて2コーナー占有とかはしないようにしましょう。洗った食器も、なるべく重ねたりして他の人が利用しやすい状況を作りましょう。
炊事場は翌日の午前中、特に8時過ぎに大混雑します。朝食が終わって、テント撤収の前に洗い物をする方が多いので、その場合は譲り合ってお互い気持ちよく撤収出来るようにしましょう。
あとmog自身何度も経験あるのですが...生ゴミをそのまま流すのはやめましょう。排水溝がつまり、排水機能が低下して炊事場が汚水でタプタプ状態になっているシーンを何度もみています。
ご飯とかパスタとか、そのまま流して立ち去る人多いので...当然ながら次の人が使う際、めちゃくちゃ嫌な顔をされます。
多少お皿についたゴミ程度であれば良いですが、食材が明らかに余っている場合などは、袋を持参して生ゴミとして処理するように気をつけましょう。
夕食はBBQコンロを使う人が大多数。16時過ぎから始める人が多い
次にキャンプの醍醐味でもある夕食ですが、多くの方がBBQコンロを持参して、焼肉・BBQを実施する人が多いです。
mog家も冬場以外であれば、BBQをいつも家族で楽しんでいます。※冬は寒いのでカレーとか鍋を作って食べる事が多いです。
キャンプの夕食ですが、過去の経験から「16時」というのが多いですね。周りの方も大体この時間になると夕食の準備をはじめて食べ始める人が多いです。
夏場は日が長いので良いかもですが、暗くなると肉が焼けたかどうかがわからなくなるんですよね。ランタンの明かりだけだと、赤身なのか焼けているのか判断できず...
あとは夕食をなるべく長く楽しむという意味も大きいかと。mog家は大抵16時〜19時の間は夕食・BBQタイムです♪
むやみやたらに車を出し入れしたり、扉を開閉したりしない
オートキャンプ場(車をテント横に横付け出来るサイト)を利用する際に多いのですが...
オートキャンプ場の場合、荷物をある程度車の中に入れておいて、必要な時に取り出すという事をしている人、結構多いかと思います。
それはそれで良いのですが...特に夜中になると気になるのですが、やたら車を出し入れしたり、扉を開閉する人がいらっしゃいます。
制限しているキャンプ場も多い(夜中〜朝は車の移動不可)ですが、まず夜中に車を出し入れされるとライトがめちゃくちゃ眩しいです。
ランタンや焚き火の暖色でほんわかしている気分が、一瞬で台無しになります。あと車の扉の音ってキャンプ場だと結構響くんですよ。
どうしても出さないといけない荷物ってあると思うので、1回くらいであれば良いのですが、無駄にバンバン開け閉めされるとイラッとします。
特に22時過ぎなど、クワイエットタイム(静かにしないといけない時間帯)は扉の開閉はしないよう注意しましょう。
地面に直接焚き火(直火)する行為は基本NG。焚き火台やBBQコンロ利用
これもキャンプの醍醐味でもある「焚き火」です。
焚き火ですが、ほとんどのキャンプ場で「直火禁止」となっています。直火とは、地面に直接薪などを組み立てて火を起こす行為の事をいいます。
地面に木や薪をおいて直接火をつけると、その後炭となった木が地面にたまり、地面に直接熱が伝わって植物や虫などが死滅してしまいます。
中には下記のような感じで、サイト内に直火専用のコーナーが作られていて直火OKという事もありますが...(こちらは柏しょうなんゆめファームになります)
大抵のキャンプ場では直火を禁止していますので、地面に直接炭などが落ちない焚き台や、BBQ時に利用したBBQコンロの上で焚き火を実施するようにしましょう。
BBQ・焚き火・花火などの煙の量や向きに注意・配慮するべし
これも結構盲点になるのですが、無駄に煙を発生させる事は控えましょう。
煙が発生する行為といえば、「BBQ」「焚き火」そして「花火」です。
花火は本当に煙がすごい...キャンプ場によっては、自分のサイトの中であれば手持ち花火のみOKとしている所があるのですが、風向きによって隣接サイトへ煙がそのまま直撃...
BBQなどまだ楽しんでいる時に、そうなってしまうと相手に嫌な気持ちにさせてしまいますよね。
あと無駄に焚き火を大きくして、知らず知らずのうちに隣接サイトへ煙が流れ込んでしまった...
どうしても仕方がない時はあるのですが、「煙が出にくい花火」とか「焚き火の大きさを調整する・煙が出にくい燃料を使う」といった事も心がけておきましょう。
トイレ・シャワーは綺麗に利用。シャワー利用後の床の濡れに注意
次にトイレやシャワーです。基本的に汚さず使えば問題はないのですが...
結構盲点なのが「シャワー」です。
これもある程度仕方がないのですが、シャワールームを出た後の上記写真のような脱衣所がついている所が多いのですが...
この床がビショビショになっている事が結構多いんですよね。
シャワーから脱衣所へ出る際は、足をしっかり拭いて脱衣所の床がなるべく濡れないように配慮しましょう。
夜10時〜朝6時はクワイエットタイム。火や灯りは小さく、小声で静かに
キャンプ場の夜中の過ごし方ですが、これも大抵ほとんどのキャンプ場で共有となっています。
夜10時以降は「クワイエットタイム」「就寝タイム」となっていて、大きな音を立てたり、外で大きな声で話したり、焚き火などをする事を禁止しているキャンプ場がほとんどです。
mogが訪問したキャンプ場の中に、厳しい所だとスタッフが夜10時見回りに来て、1サイトずつ
- 「火を消してください」
- 「外で話さないでください」
- 「テント内で小声で話して下さい」
- 「ランタンの光を落としてください」
と声をかけていた所もありました。なので、夜10時を過ぎたら
- 焚き火の火力をおさせる(消すルールの場合は消火)
- 話し声は極力小さく(外にいたらNGの場合はテント内へ)
- ランタンのあかりを小さく(消すルールの場合は消灯)
お酒が入って夜楽しくなるとついつい騒ぎがちですが、気をつけるようにしましょう。
炭や薪を捨てる場合は鎮火してから。基本燃え切らせるよう量を考える
これも結構見かける事が多いです。
焚き火をする際、薪を購入して夜や朝、焚き火をする人多いのですが...
火がついている状態の薪や炭をそのまま廃棄場所へ放置する人がいらっしゃいます。黙々と煙が出ていて、今にも火が出そうな状態...
mog自身、ワンダーフォーゲル部に所属していた際、イベントなどでキャンプファイヤーで枕木を燃やす事もあったのですが、必ず最後燃え切るまで監視していたものです。(廃棄の量をできるだけ削減)
必要以上の薪や炭を燃やさない・多少残って捨てる場合は必ず消火してから廃棄するようにしましょう。
そもそも無駄に多く薪などを購入・利用しない、なるべく燃え切る量のみ購入・利用するようにしましょう。
チェックアウトは10時が多い。時間は必ず守る・次の利用者に迷惑となる
キャンプを一通り終えて、テントを撤収してチェックアウトとなりますが...
大抵チェックアウトは「10時」という所が多いです。中には「9時」とか「12時」という所もありましたが...
翌日13時から新規のお客さんが入ってくるので、管理人・スタッフなどの清掃作業などを考えると、やはり10時チェックアウトが妥当なラインのような気がします。
なので、このチェックアウトが遅れてしまうと、次にこのサイトを利用する人にも迷惑がかかりますので、チェックアウトの時間は必ず守るようにしましょう。
ゴミ回収の可否はキャンプ場による。なるべくゴミは出さないように
最後にゴミ回収となります。
これもキャンプ場によるのですが、大体ゴミを回収してくれる所が多いです。ゴミ回収は有料(ゴミ袋を有料で販売)という所が感覚的には半分くらいですかね。
中にはゴミは一切NG・全て持ち帰りというキャンプ場も多く存在します。
mog自身も何度かそういったキャンプ場を利用した事があります。車の中で生ゴミの匂いが大変な事になったこともあります(苦笑)
基本キャンプをする時、ゴミは最小限にしたいものですね。必要以上のゴミをキャンプ場へ捨てて帰るというのはしないようにしましょう。
mogが見た限りでこれはひどいと思ったのは、新規でBBQコンロを購入して、開封後のゴミやBBQコンロ自体を捨てて帰っている人がいました。
もちろん、このような行為はルール違反ですよ。
キャンプ場でゴミ回収がある場合、基本BBQなどで出た食材のゴミとか、缶・ペットボトルなどのゴミ程度にとどめておきましょう。
最後に
今回はキャンプ場におけるルール・マナーをご紹介しました。
キャンプ場ごとに多少異なる部分はありますが、一般的なマナーは同じになります。
キャンプ自体初めての方は本記事を参考にしていただき、気持ちよく・楽しくキャンプを実施してみましょう。