【 本記事のターゲット 】
- 子供にお絵描きをさせたい
- 子供が書く人の絵を見ると、顔しか書いていない
小さいお子さんがいらっしゃる方、子供がお絵描きをする事って結構多いかと思います。
ペンと紙があればどこでも遊べますし、子供なりに色々考えながら色んな絵を書いて楽しんでいます。
親としても、その絵が可愛らしくてついつい微笑んでしまったり、中には今しか書けない絵&もったいないのでファイルなどに保存して保管していたり...
先日ふと今まで娘が書いた絵を見直していたのですが、ちょっと面白い傾向が分かった&テレビでその事について触れられていたので、記事にしてみようかと...
それは、小さい子供が書く絵って何故か胴体がなくて顔がデカいんですよ。
これ、日本だけじゃなくて全世界に見られる子供の傾向らしく、何故子供は顔だけ書くのか?という事をテレビでも放送していたのでその事に関してご紹介します。
子供が人の絵を書く際の年齢別違い・特徴纏め(実体験談)
5歳の娘は人の形&服まで記載。結婚式・周りの装飾まで記載されている
mog家の娘が今5歳なのですが...女の子という事もありお絵描きが大好き♪
先日もお絵描きをしていて、mogと嫁さんの結婚式の絵を描いて頂きました。上手だったので日付まで入れてファイルに保存しています♪
いやはや...我が娘ながら5歳児にしては上出来♪(親バカ)
顔がデカいのが気になりますが、しっかり胴体と手足が書かれていますね。それも胴体に関しては服もちゃんと来ていて、お花柄やリボンまで付いています。
人の周りのもなんだか幸せオーラー?装飾が記載されていて、5歳児(幼稚園年中さん)はとても良い絵を書いてくれます。
4歳の娘は人の形と胴体、周りの装飾も。5歳の時とあんまり変わらない?
先ほどの絵を見た後、嫁さんと「過去もっと面白い絵を沢山書いていたよね?」という話しになり、4歳〜2歳までの娘の絵を過去ファイルから出して来て見てみる事に...
という事で、次に4歳(1年前)の幼稚園年少さんで娘が書いた絵が下記。
年少さんにしても可愛らしい絵を書いてくれます♪女の子だからかな?
ちなみに息子が4歳(年少)の時は人の形にもなっていなかった(宇宙みたいに中心を丸で塗りつぶしたぐっちゃぐちゃの絵)です(苦笑)。
こちらも顔がやたらとデカいのが気になりますが...ちゃんと胴体と手足が記載されていますね。先ほどと違って服はまだ分からなかった(書けなかった)ようです。
けど人の周りの装飾は5歳の時と同様にしっかり書けています。
3歳の娘。顔はしっかり書けているが、何故か手のみで足がない
さて、さらに1年戻ります。
まだ幼稚園にも入っていない時の3歳の頃の娘の絵...
おぉ....そろそろ人かどうかが怪しくなってきました。これでも上手な気はしますが...
まず人の顔というのは分かりますが、先ほどと違って表情が全く無くなりましたね。あと顔がさらにデカになって胴体は...あれ?どこいった??(苦笑)
手はあるようですが、顔から手が生えていますね。という事は、顔と胴体が一体化した??なかなか不思議な絵になっています(苦笑)。
2歳の娘は人の顔のみ。そこから棒のような手足が生えている
さらにさらに1年前...遂に2歳の頃までさかのぼってきます。
とはいっても、多分3歳に近い時の2歳かな...日付書いとけば良かった(苦笑)
こちらも同様に顔の表情がなく胴体がありません。顔から直接手足が生えています。
で、ここまで来て気が付いた事なんですが、子供が書く絵って人の絵がやたらと多いんですよね。そして、人の絵で中心になっているのが「顔」ですね。
5歳の絵もそうですが、2歳の絵も同じく人の顔がやたらとデカく記載されています。そして、2歳〜3歳頃の絵は胴体がなく、顔から直接手足が生えている...
これ、実は「頭足人」という絵になるらしく、全世界の子供達共有の絵の傾向らしんですよ。
子供が書く胴体がない人の絵「頭足人」とは?顔と手足のみしかない理由
子供が注目しているのは「動いている部分」
頭足人という、顔と足で構成されている胴体無しの人の絵...大体2歳〜5歳くらいまでの子供によく見られる人物像になるそうです。
子供が注目して書いているのが「動いている部分」、人を見た時に一番動いて見えるところが「人の顔」、それを子供たちは見て顔を中心に絵を描いていきます。
なので必然的に全ての絵において人の顔がデカくなるという訳ですね。
そして、手足も動いているので顔の次に手足を描く...けど絵には顔しか書いてないので、そこから手足を...と考えると、顔から直接手足が出ている絵「頭足人」の出来上がりという訳です。
胴体は動きがまったく無いので、小さい子供にとっては絵の対象になっていない(気付いていない)気がしますね。
人として認識しているか確かめると面白い、例えばおへその位置を聞いてみる
これは先日何かの教育テレビで放送されていたのですが、
- 子供が人を胴体と認識しているか確かめてみると面白い
- おへその位置を聞いてみると、何処が胴体と考えているのかが分かる
- 子供は後から気付いた事を追加で書いていく傾向がある
と言われていました。
例えば先ほどの頭足人の絵の場合、胴体が認識されていない...という事になりますよね。その場合子供に対して「おへその場所は何処にある?」と聞いてみるのが良いみたいです。
顔の中におへそが入る場合は顔と胴体が一体になっている、顔の下におへそがある場合は胴体が下にあって線を一本引くと胴体が出来上がる感じです。
子供って後から気付いて絵を描いていく事が多く、例えば「あれ?鼻が無いよ」とか「耳は?」って聞くと「あ、そうだった、ごめんごめん」と言いながら気付いたように絵に追加していきます。
おへその位置を聞く事で、子供たちに「気付き」を与える事が出来るんですよね。
親としても子供が実際にどうやって考えているのかが簡単に分かる方法なので、頭足人を書いた場合は一度おへその位置を聞いてみましょう。
もしかしたら追加で胴体を書き出すかもしれませんし、顔と胴体が一緒と考えている...かも知れませんね。
頭足人は全世界共通、心配する必要は一切なし。今しか書けない貴重な絵
先ほどのおへその位置を聞いた時に、顔と胴体が一緒になって考えられている...親としてこれは教えないと行けないのでは?と不安になる方もいらっしゃるかと。
しかし、2歳〜5歳であればまったく心配不要。幼児の絵の事で心配をする必要はまったくありません。
むしろ「頭足人を書いてくれた♪」と思って、子供ファイルに保存しておきましょう。子供が小さい時にしか見られない光景なので...
今mog家ではもう頭足人は現れないですね。息子も9歳、娘も5歳になって、絵も大分上手になってきたものです。
がしかし...これはこれで寂しい感じもしますね。いや、成長しているというのはありがたい事なのですが、昔こんな時期もあったなぁ〜...とか。
ということで、今回は幼児によく見られる人の絵「頭足人」に関して、mog家の実体験を元に色々ご紹介しました。
心配する必要は一切なく、むしろ子供の成長記録として保存しておきたい絵になりますので、頭足人を子供が書いたら温かく見守りつつ、絵を保存したりおへその位置などをさりげなく聞いてみましょう。