カプセルホテルを初めて利用。カプセル内の設備・ルール・快適具合をご紹介

2017年8月23日

【 本記事のターゲット 】

  1. カプセルホテルを今まで利用したことがない
  2. カプセルホテルの設備や利用方法、ルールなど知りたい

今回はカプセルホテルを利用したことがないけど利用してみたいといった方向けに、カプセルホテルの利用方法や設備・各種ルールなどを実際に宿泊した時の体験を元に詳しくご紹介します。

mog自身、過去に5回ほどカプセルホテルに泊まっていますが、一番最初に宿泊しようと思った時(当時まだ学生でした...)、利用手順やルール・設備などが全くわからず...かなり緊張した思い出があります。

初回は東京で利用してみたのですが、靴を脱ぐところがわからず土足で入って店員に怒られた苦い記憶が...(苦笑)

そんなことにならないように、事前にしっかりカプセルホテルのルールや利用手順を把握しておきましょう♪

やはり何と言ってもビジネスホテルに比べて圧倒的に安いという所が嬉しいポイントですよね。

今回2017年8月に利用したカプセルホテルでの実体験を元に諸々ご紹介させていただきます。

基本他のカプセルホテルも大体同じかと思いますのでぜひ参考にして見てください。

ちなみに、別記事にて個室版のカプセルホテルをご紹介しております。一つ上のランクプランを利用したい・快適に利用したいと考えている方はこちらも参考にしてみて下さい。

カプセルホテルを利用する際の基本ルールを把握しておこう

カプセル内での基本ルールを覚えておこう

まずは他の通常ホテルにもあるかと思いますが、当然宿泊ルールというものが存在します。

カプセルホテルですので、通常のビジネスホテルのようにそれぞれが部屋で別れているというわけではありません。そうなってくると当然部屋(カプセル)内でできることが諸々制限されていることが多いです。

例えば

  • 音を出すことは基本禁止(電話や音楽・ゲームなど音が出るものはNG、使う場合はイヤホンなどで外に音が出ないようにする必要あり)
  • 喫煙は禁止、基本禁煙のみしかない(基本喫煙スペースあり)
  • 飲食が禁止されているところあり(当然ベットスペースしかないので、飲み物などをこぼす可能性があるため)。ただペットボトルであれば許可されているところ有り。
  • 貴重品はロッカーへ

などでしょうか。

大きな違いとしては、普段ビジネスホテルなどでくつろぐ場合、テレビを付けながら食べ物を食べたり飲み物を...としたくなりますが、カプセルホテルではTVが付いているところと付いていないところもありますし、音を出すことは原則禁止・飲み食いする事自体も原則禁止となっています。

ペットボトル程度の飲み物で・パンなど軽食(朝食用)程度あれば大丈夫かと思いますが、原則飲食禁止(共有スペースのみ)となっている所が多く、普段ビジネスホテルでくつろいでいるイメージとはちょっと勝手が違ってくるので注意しておくようにしましょう。

共有スペースの基本ルールを覚えておこう

次に共有スペースの確認です。カプセル内は基本寝る設備しか備わっていないので、トイレやお風呂などは全て共有となります。

お風呂は基本大浴場となっており、複数人数が入れるくらい大きな浴場が備わっている事が多いです。しかし圧倒的に男性が利用する事が多いからか、今回利用したカプセルホテルでは女性エリアはシャワーのみとなっていました。

脱衣所などに歯ブラシやコップ、ドライヤーなどビジネスホテルでお風呂場に付属している設備は備わっています。

そのほかに自販機や、朝食用のパンなどを販売しているところもあります。

またパソコンや食事(お弁当)などを利用する為の共有スペースを設けられているところが多いです。ちょっと机の上で仕事をしたいなとか、弁当などを食べたいといった場合は共有スペースを利用するようにしましょう。

カプセルホテルの全体MAPを把握しておこう

次に一般的なカプセルホテルの全体像を把握しておきましょう。

まず入り口には靴を入れるロッカーとスリッパが常設されており、目の前にフロントがあるかと思います。

近くに共有スペースのフリースペースなどがあり、男性&女性両方OKなカプセルホテルの場合はフロントを挟んでエリアが分けられていたり、男性スペース or 女性スペースに入る際に必ず受付時にもらうキーをかざさないと開かないようセキュリティが設けられています。

トイレはそれぞれのエリア内に設けられており、カプセルホテルの収容人数によって数が異なってくるかと思います。

また各エリアにはロッカーが設けられており、フロント受付時に提供されるキーを使って利用します。ロッカーの利用手順に関しては詳しくは後ほど...

カプセルホテルを実際に利用した時の状況を元に、利用手順を詳しくご紹介

最初に靴を脱いでロッカーへ、その後受付を実施

まず最初入り口で靴を脱ぐスペースが設けられています。

靴を脱いで、近くにある靴箱ロッカーに入れて鍵をかけます。スリッパに履き替えてまずは受付で予約している旨を伝えます。

すると、靴箱のキーと交換でカプセルホテルで利用するリストバンド&キーが提供されます。

今回の場合、こちらは男性 or 女性エリアに入る際のセキュリティロック解除チップが埋め込まれており、かざすとそれぞれのエリアに入ることが出来ます。

また貴重品などを入れるロッカーが利用者それぞれ個別で提供されておりますので、財布などはそちらに入れておくようにしましょう。

カプセルホテルエリアの共有スペース&通路をご紹介

それでは先ほど受付でもらったキーで男性エリアに入ります。

エリア内ですが、2段ベットのようなスペースがずらっと左右に並んだ状態で一本道の通路にて行き来する形になっています。

カプセルエリアは先ほどルールにも記載されていた通り、音を出すことは基本厳禁です。今回16時過ぎにチェックインしたのですが、かなり静かで自分の足音などが逆に気になるくらいでした。

通路は共有スペースとなっており、基本荷物を置く事はNGです。が、遠方からの旅行客などでキャリーバックなどが入らない事ってありますよね。

今回も数人そういった方がいらっしゃったようで、自分のカプセル前にバックを置いている人もいらっしゃいました。もし置くとしても他の人の邪魔にならないように気をつけましょう。

また下記写真のように、上着などをかけるスペースがいくつか設けられていました。

こちらも共有なので、一人で独占したりする事はやめましょう。常識の範囲内で...基本1人1ハンガーですかね。

ただ共有スペースなので、例えば仕事に利用しているスーツなどこちらにかけて盗難等にあうと大変です。そういった場合は後ほど記載するロッカーへ貴重品と共に入れておきましょう。

カプセルホテルは基本2段ベットの作りになっている

ちょっと写真がブレてしまっていますが、カプセルの2段になっている作りを見て置くと、下記のように基本正面左右に階段があり、そこから上に登る感じで2段ベットのようなイメージになっています。

入り口は簡易窓(布製で鍵なし、簡単に上下して開けたり閉めたりできる)で中が見えないようになっています。

今回利用したカプセルでは、中に人が入っている(利用している)事がわかるように、ライトで利用状況が外からわかるようになっていました。

カプセル内のスペース・広さは大体下記のような感じ。

立つ事はもちろん出来ず、基本寝転がるか座ってちょっとした事を行う程度のスペースしかありません。

シングルベットの一回り大きいようなイメージでしょうか。寝るだけであれば問題ないスペースです。

カプセル内で用意されているもの・設備をご紹介

部屋着・バスタオル・フェイスタオル

今回利用した所ではカプセルの窓をあけて中に入ると、下記のようなバックが置かれていました。

部屋着と大浴場で利用するフェイスタオルとバスタオルが入っていました。

ちょっと狭いですが、カプセル内で部屋着に着替えてスーツなどは後ほど記載するロッカーへ持って行きました。

大浴場へ行く際はこのカバンごと持っていって利用しました。

枕・かけ布団

先ほどのカバンの下に置かれていましたが、枕と薄めのかけ布団が用意されていました。

電源(USBタイプとコンセントタイプ)、小物置きスペース

カプセル内頭上あたりに小物入れスペースが用意されていました。ここにスマートフォンなどの小物類を置くことができるようになっています。

またこちらのカプセルホテルでは「電源コンセント」と「USB給電口」の2つが用意されておりますので、USBケーブルを直接繋いでiPhoneやiPadを充電することが可能となっていました。

一応PCもカプセル内に持ち込み、電源コンセントを使って充電することも可能です。カプセルホテルによると思いますが、今回はカプセル内でも無線LAN環境が完備されていました。

iPadでYouTubeの動画を見たり、PCでカプセル内でも仕事・メールチェックをする事は出来ましたよ。

ただ...なんども言いますが音を出すことは厳禁ですよ。

時計・アラーム・ライト調整・ファン調整

頭上には上記コントロールパネルが設置されており、時間の確認・アラームの設定が可能となっていました。またカプセル内の照明調整、FANの入り切りが可能となっていました。

カプセル内の特徴?デメリットでもありますが、空調を設定する事が出来ません。ビジネスホテルのシングルとかであれば、それぞれ人にあった温度というのが個別に設定出来るのですが...

アラームはもちろん指定時刻に音がなります。が、これはカプセル内で唯一許される利用出来る音になります。

朝方アラーム音がいろんな所で鳴るのでゆっくり眠れませんね...まぁ仕方がないと割り切ります。

スリッパ置き場&窓の仕組み

今回カプセルの上の2階部分だったのですが、ちょっとだけ出口に出っ張っている部分がり、そこにスリッパを置きました。

またカプセルの仕切り・窓ですが、下記のように新幹線の窓に付いているサンカットのイメージで手で上から下に引っ張って外から見えなくするような仕組みになっています。

もちろん鍵などはなく、簡易的な仕切りなので音などは遮断出来ません。

周りがうるさい場合はかなり気になります...まぁ今回は平日&ほとんどがビジネスマンだったので静かでしたが...

貴重品はロッカーへ入れておこう

カプセルに鍵がかけれないという事で、貴重品の管理に困るのでは...と思う方もいるかもしれませんが、基本カプセルホテルでは1人1つ貴重品などを入れる鍵付きロッカーが準備されています。

今回の場合は受付時に渡された上記鍵をリストバンドとして手に付けて置いて、下記ロッカールームへ行きます。

カプセルホテル毎に大きさは異なるかと思いますが、今回の場合だと大きさは下記。

ハンガーが2つ用意されていて、下には物を置くスペースがありました。

今回仕事で行ったので、盗難にあうと困るスーツ類やパソコン類、貴重品などは全てこの中に入れて置きました。カプセル内はお風呂に入っている時やトイレ中など誰でも入れて危険なので...

ロッカーのスペースが小さいのでスーツとビジネスバックが一つ入れると本当にいっぱい...

キャリーバックを持ってきている方はこちらに収納出来ないので、ロッカーの上に置いていたりカプセルの前や中に入れている方もいらっしゃいました。その場合は貴重品だけ抜き出してロッカーに入れておきましょう。

トイレや歯磨きなどはどうする?

トイレは共同なので、その都度カプセル内から出て近場のトイレを利用します。

その他ビジネスホテルには付いている洗顔・手洗いスペースなどがないのですが、今回のカプセルホテルでは大浴場に6つ程洗顔・手洗いスペースが設けられていました。

通常よくあるスーパー銭湯のような感じで+αビジネスホテルに付属しているコップや歯ブラシ、髭剃りなどがまとめて置かれていました。

このような感じで...シェーピングクリームや綿棒もありましたね。

もちろんドライヤーもありました。なので朝晩混雑するかなと思っていましたが...今回の場合、夜の大浴場に入るタイミングと朝の洗顔タイミングでも多くて3人程度の方がいるかどうかといった感じで、全然空きはある状態でした。

ちなみに大浴場は先ほどカプセル内に置かれていたフェイスタオル・バスタオルを持って行くシステムになっています。

もちろん大浴場内にはシャンプーやボディーソープなど一通り揃っていました。

パソコンやお弁当を食べる際は共有スペースへ

カプセル内では狭い&基本飲食禁止となっておりますので、パソコンでがっつり仕事をしたいとか、お弁当を食べたいといった場合は共有スペースに行くようにしましょう。

今回の場合だと上記のように机と椅子&自由にインターネットが出来るパソコンスペースが完備されていました。

このような設備は基本カプセルホテル毎に付いているかと思いますので、事前にHPなどでチェックしておきましょう。

イヤホン(ヘッドホン)と耳栓は必須!

カプセル内の寝心地は以外と悪くなく、下手したら通常のビジネスホテルよりもいいんじゃないかと思うくらいです。若干寝返りの時に壁にぶち当たる時がありますが...

しかし、個人的に一番の問題はやはり音。カプセルエリアでのガサガサとする音、2F部分に上がってくる音、隣の人のいびきなど...通常ビジネスホテルでは聞こえてこない音まではっきり聞こえてきます。そして気になってくると夜眠れない...

なのでカプセルホテルを利用するのであれば耳栓は必須!また夜音楽とか動画を楽しみたいといった場合はイヤホン・ヘッドホンを必ず準備しておくようにしましょう。

今回はカプセル内にTVはありませんでしたが、以前利用したカプセルホテルにはカプセル毎天井部分にTVが設置されていました。

寝転がってみえるように...けど夜中とかにボリュームを下げているとはいえ、音が周辺から聞こえてくることがあったりとか...なので耳栓は絶対に持参するようにしましょう。

安くて手軽に利用できるのがカプセルホテルの良い所ではあるのですが、利用したことがある人ってそんなに多くないような気がします。圧倒的にビジネスホテルを利用されている方が多いです。

いざ利用したいとなった時に、カプセルホテルの一般的な情報やルールを事前に知っておく事は重要です。

どう行った手順で中はどのようなシステムになっているか、事前に用意して置いた方がいいものなど本記事を参考にしていただいて、カプセルホテルにチャレンジして見てください。