自宅の狭い土地・スペースに物置設置。配管の上に設置・アンカー工事は可能?

2021年10月26日

【 本記事のターゲット 】

  1. 自宅の庭・土地に物置を設置したい
  2. 物置を設置するスペースが狭い。下に排水用の配管が通っている
  3. 狭いスペースや配管の上でも物置は設置出来る?アンカー工事はどうなる?

今回は一軒家を持たれている方向けに、どのくらいのスペースがあれば物置を設置出来るのか、実体験をベースにご紹介します。

2021年8月、ついに念願の新築一戸建てを購入しました。

2ヶ月近く経過し、引越しも大分落ち着いてきて荷物も片付いてきたのですが...mog自身の趣味でもある「キャンプグッズ」の置き場所が無い(汗)

東京のマンションでは、収納スペースにぎっしり入れていたのですが、新築という事もあり家の中にテントやタープを置きたくない...

ということで、物置を購入・設置することになったんですが、結構狭いスペースしかなく...さらに配管の上ということで、もしかしたら設置出来ないのか?と考える日々が続きました。

結果、設置は出来たのですが、どのくらいのスペースに物置を設置したのか、実体験をベースに写真付きで詳しくご紹介します。

これから自宅に物置を購入・設置したいと考えている方は、本記事を参考にしてみて下さい。

狭いスペースに物置設置。幅1m以内でも大型物置は設置可?配管の上でも設置は出来る?アンカー工事は出来ない?実体験ブログ

幅1m少しと狭い場所に物置の設置を検討、下に排水用の配管あり

今回物置を設置した場所のスペースを最初にご紹介しておきたいと思います。

下記が今回購入した土地・家の図面となりますが...

赤い点々で囲っている部分が北側になって少しスペースが空いていた為、ここに物置を置けないか検討してみる事に。

ちょっと斜めになっているんですが、一番狭い所(右側)で北側の壁と家の間で1m、一番広い所(左側)で1.8mとなるのですが、エコキュートが置かれているのでその右側と考えると1.5mほどになります。

さらに下記図面は家の配管になるのですが...

上記図面の通り、北側に台所・お風呂などの排水管が集中していて、地面に埋まっている状態となります。

実際の写真が下記の通り。

地面に蓋が見えると思うのですが、この下に配管があるので、物置を置くとなった場合は配管の上に設置する形になります。

ホームセンターへ訪問。物置設置の為の下見を予約

このあたり、実際に設置出来るのかどうか?問題ないかどうか分からなかったので...

アンカー工事(転倒防止)もしたかったので、ここは業者の力を借りようとホームセンターへ行ってみることに。

大手のホームセンターであれば、物置の展示はもちろん、様々な見積もり・アンカー工事の説明を聞いたりすることが可能です。

mog自身も上記ナフコへ訪問して、物置を置く場所・スペースなど色々説明しながら物置の大体の大きさを決めたのですが、一度現地へスタッフが下見に来るということで、下見の日程の予約をすることに。

下見時に寸法測定、どの物置が置けるのかスタッフから指示がある

下見予約の日程になると、スタッフが家まで直接来てくれます。

そしてメジャーを持った状態で、物置を設置したい場所を案内すると、色々寸法を測ってくれます。

家の窓や地面の蓋の上に被らないよう、物置が設置出来ない場所を避けての物置の幅・奥行き・高さを色々調査し...

そして、最終的にどんな物置が良いのか色々提示していただき、結果的に今回は下記のような物置を購入・手配することに。

  • メーカー:稲葉製作所
  • 製品名:収納庫 シンプリー
  • 寸法:幅1100mm、奥行き615mm、高さ1903mm

物置が決まったら改めて店で発注&作業日予約。別日にて物置設置作業実施

下見と物置の種類が決まったら、再度ホームセンターへ行って料金を支払います。

後日設置業社から日程調整の連絡が電話で入り、都合の良い日程を伝えるとその日に現地まで業社が来てくれます。

mog家の場合、軽トラのような車で物置自体を運びつつ、現地へ訪問してくれましたよ。

そして、下見した場所へ案内すると、あとはスタッフの方で黙々と設置を始めてくれます。

上記のような感じですね。mogは基本みているだけで、何か言われたときに対応するといった感じです。

蓋の上はNGだが、配管の上はOK。但し、アンカー工事のスペースは必要

で、既に写真でご紹介しておりますが、配管の上に今回設置することとなりました。

実際にはコンクリート土台が四方に置かれて、その上に物置が設置されます。配管へそのまま重さがかからず、分散される形になるので、基本配管の上でも問題ないということでした。

ただし、蓋の上などは点検で利用できなくなるので設置はNG、あと窓が開かなくなる場所もNGとなります。

あと気をつけることはアンカー工事ですかね。

転倒防止の為、地面を掘ってその部分にコンクリートを流し込むのですが、上記の通り結構深く掘ります。

が、mog家の場合丁度配管に当たらない+配管が思った以上に深く埋められていたので、特に問題なくアンカー工事を行うことが出来ました。

アンカー工事を行う場合、このスペースは必ず必要になりますね。地面がコンクリートの場合はまたちょっと違う形になるようですが...

上記がアンカー工事が完成した写真です。

ちなみにスタッフの人に言われたのですが、アンカー工事をしても物置の移動は出来るとのこと。

四隅にコンクリートが埋まっている形になるので、それも合わせて持ち上げて、移動先にコンクリートを埋める穴を同じように掘って埋めれば問題ないとのことでした。

移動することはないと思っていますが、もし移動するとなると大人数名といった人手は入りますね。

建物と物置の間は少し空間を開ける(3cmほど)。その分考慮が必要

あとこれも作業員の人から相談されたのですが、物置と家の壁のスペース・隙間ですね。

今回は上記の通り3cmほどスペースをあけて設置しました。

作業員の方にも色々相談したのですが、家と物置をぴったりくっつけてしまうと、何かゴミが入った時に取り出せなかったり、家の壁仕上げ材が痛んでしまったり、風の通り抜けも多少考慮したほうが良いとか...

あと、どちらにしても物置の屋根部分が本体より少し出ているので、今回の物置ではぴったりくっつけることは出来なかったです。

なので、壁から何cm...と測定していると、多少の誤差は発生しそうですね。壁から物置の間は+3〜5cmは開くと想定して、余裕をもって測定するようにしましょう。

物置設置完了。多少狭いが、余幅50cmあれば出し入れ問題なし

ということで、物置設置完了となります。下記が完成写真ですね。

しっかりアンカー工事も行ったので、安心して利用することが出来ます。

結果的に物置手前の庭スペースが1.2m程になるのですが、壁から物置まで3cm、物置自体の幅(奥行き)が62cmということで、歩けるスペースは55cmほど。

下記が反対から撮影した写真になるのですが...

人が通る分に関しては問題ないのですが...

縦に長いもの・幅があるものを収納したり出し入れしたりする時に、お隣の壁にぶつけないように気をつけないといけないです。

まぁけどそこまで問題にはならないレベル。個人的にはものすごく満足しています。

早速テントやタープ・机や椅子といったキャンプグッズをここにまとめて収納してみました。家の中がものすごくスッキリしましたよ。

ということで、今回は自宅の庭の狭いスペースに物置を設置した時の実体験をご紹介しました。

人が通れるスペースは50cmは開けておいたほうが良いですね。配管の上でも基本問題なく設置できるはずです。アンカー工事のスペース(コンクリートを入れる部分)には注意する必要はありますが...

自宅の狭いスペースに物置を設置したいと考えている方は、本記事を参考にしてみて下さい。