何故子供は靴を逆に履くのか?理由と原因を解説。逆に靴を履く対策はある?

2017年5月11日

【 本記事のターゲット 】

  1. 子供がいつも靴を逆に履いてしまう
  2. どうやったら正しく履けるようになるのか知りたい

今回は幼稚園くらいまでの小さい子供に関して、なぜか靴を逆に履いてしまうといったお話となります。

この前mogと3歳の娘の二人で公園に出かけた時の話になります。

ご機嫌で家を出発してストライダー(自転車のペダルがないもの)で公園に向かう娘3歳。結構スピードが早くなったなぁと関心しながら一緒に横を自転車で並走するmog...

しかし、よく見るとある事に気がつきました。

mog:あれ?靴逆に履いていない??ちょっと止まって履き直そうか...

娘:合ってるの!公園いくの!

う〜ん、どう見ても合っていないんですが...靴が奇麗にハの字に...気になって写真撮っちゃいました(苦笑)

歩いたりストライダーに乗っている時など違和感無いんだろうか...

という事で、子供は何故靴を逆に履いてしまうのか、気になったのでmogなりに色々調べて考えてみました。

子供が靴を逆に履いてしまう時期がある。歩き始め〜幼稚園児まで、比較的小さい子供に多い

子供が小さい頃、とにかく靴を逆に履く事が多い

mog家では現在7歳の息子と3歳の娘がおり、今回娘が靴を逆に履いた事がきっかけで記事を書こうと思ったのですが、息子も昔は相当靴を逆に履く事が多かったです...

この前久々に息子が逆に靴を履いていました...もう2年生なのに...

流石に自覚があるのか言われたら本人は直に履き替えましたが...娘は頑固なのでそのまま履き続けてしまいます...汗

今は殆ど逆に履く事は無くなった息子ですが、それはもう3歳の頃は2回に1回くらいは逆に履いていたんじゃないかと思うくらい靴を逆に履いていましたね...

娘も今相当多いですが、息子の方が多かったような気が...

車に乗るときは基本靴を脱いでチャイルドシートのベルトをかけるのですが、車から降りる時などは決まって靴を逆に履いていたり...

子供本人は靴を逆に履いているという違和感がない

普通大人であれば靴を逆に履いた状態で歩くだけでもものすごく違和感ありますよね?バランスが取れないというか、足先が外に向いているので締め付けられるというか...

しかし子供の足というのは不思議なもので、どうも靴を逆に履いた状態でもまったく違和感なく歩いたり走ったり出来るようなんですよね。

mog家の子供たちも言わなければ靴を逆に履いたままいつまでも遊んでいるような状況です。

う〜ん、どうしたら逆に履く事をやめさせれるのか...

色々調べて子供が何故靴を逆に履くのか原因を調査してみました。

子供が靴を逆に履く原因とは?小さい子供にのみ発生する特有の症状

原因その1:小さい子供は左右の意識が殆どない

皆さん物心付く前から利き腕、利き足って決まっていましたよね?もしかしたら強制的に右利きにさせられた方もいらっしゃるかと...

実は人間は生まれた時が両利きが一番多く、成長するに従って普段の生活やしつけなどが影響して右利きになっていくようです。

ちなみにTIPSですが、利き手は脳によって決まるといわれています。人間は言語脳が左脳部分にあるので他動物などと比べて圧倒的に左脳の方がよく使われます。

左脳は交叉神経で右半身につながっているので、右手の方が左手よりも筋肉がより発達し人間であれば自然と右利きが多くなっているという事に繋がっているそうな...

で、話しを戻すとまだ子供が小さい頃、右でボールを投げたり左でボールを投げたり...利き腕が定まっていない時期ってありましたよね。

2歳の頃なんか両方の腕でボール投げてきていた記憶もあるくらいです。

なので子供が小さい頃はまだ利き腕が定まっていない=左右の概念がまだないという事が考えられています。

皆さん靴を履くときってどうやって履きますか?mog自身の事で考えると、どんな時でもかならず右足から靴を履こうとします。

子供はどうでしょうか?mog家の娘はいつも玄関に座って各々靴を履き出します。右か左かは決まっていないようにも見えます。

大人みたいに右から靴を履く...と決めていれば間違えにくいかと思いますが、小さな子供のように日によって履く順番が違う=左右逆に履いてしまうという事に繋がっているのでは...

というのが一つ目の原因です。

原因その2:逆転認知・鏡文字による影響

次に二つ目、これも小さな子供がいる方は経験あるかと。

mog家の3歳娘が今自分の名前をひらがなで書く練習をしているのですが、何故か一文字だけいつも逆に書いてしまう...

そう、まるで鏡に映ったような感じで...

大人が見ると逆に良くこんな難しい書き方出来るなぁ〜って驚いたりしますが、実はこれ「鏡文字、鏡像書字(きょうぞうしょじ)」などと言われている現象になります。

幼児期、かなり多くの家庭で子供がひらがなや自分の名前の練習をするときに左右反転した鏡文字で書く事があります。

これの原因ですが、脳の構造が発達段階というところにあります。

人間は目で見たものを脳の中では上下左右反対に写して実際に字&絵を書くようになっているのですが、脳の構造が未発達な幼児に関しては脳の中で見たものをそのまま書いてしまうらしく...

まるで鏡に映っているような文字や絵になってしまう事が多いらしいです。

これは靴を履くシーンでも同じ事が言え、実際にはちゃんと靴の向きを教えているつもりでも、子供の頭の中では反転出来ずそのまま靴を逆に履いてしまうという事に繋がってしまいます。

原因その3:靴が大きすぎる

先ほどの2つの原因としてご紹介した物に関しては、まだ子供の脳が未発達という事が原因という事だったのですが、実はあえてわざと靴を逆に履くという事があるようです。

mog家では見ている限り、そのような事はなかったと思うのですが...

mog自身もそうですが、小さいお子さんがいる方で下記のように考えた事ありませんか?

  • ぴったりの靴を買っても子供はすぐに大きくなるから、ちょっとでも長く履けるように少し大きめを購入しておこう

mog家でも同じ事を考えて、ちょっと大きめの靴を何度か購入した事があります。

子供が小さいときは靴だけではないと思うのですが、服のサイズや足のサイズって早ければ半年単位で変わって行きますよね?

なので親の心理的にも少々大きめの物を購入しておきたいっていうのはとても分かります。

しかし、これが裏目に出てしまう事があるんです。

例えば子供が毎回必ず靴を逆に履いている場合は子供に理由を聞いてみましょう。「この靴大きくない?」と子供に聞いてみて「うん」と返ってきたら要注意です。

実は「左右反対に履いた方が脱げない(ぴったりフィットする)」という理由もあるようです。

子供自身は足に合っていない&ぶかぶかということが基本分からない状態です。

靴が大きいサイズでいつも脱げるような状態だと、わざと左右反対に履いて靴が脱げないように子供ながら調整するという事があるらしいです。

サイズが大きいと脱げやすかったり転びやすくなりますよね。子供ながらに靴をわざと逆に履く事でそうならないように調整しているらしいです。

解決策は「子供が大きくなるまで見守る」事。焦らなくて大丈夫、子供にあった靴を履かせよう

焦る必要は無し。あたたかく見守る

原因として記載した1と2に関しては、子供の成長と共に脳が発達していき、自然と鏡文字や逆転認知という症状は改善していくようです。

実際mog家でも現在息子が7歳ですが、靴を逆に履くという事は1ヶ月に1回あるかどうかくらい...

mog自身が見れていないだけかもしれませんが...

逆に娘3歳は頻繁に逆に履きます。親自身が子供の目の前に正しい順番に揃えて靴を出すとちゃんと履いてくれるんですが...

自分自身で靴を出して履いた場合は大概逆に履いてます。

これは気付いたら直す程度で考えておき、子供が成長するのを見守りつつ待ちましょう。

子供が成長する事で改善されますので。

子供のサイズにあった靴を購入しよう

子供の服や靴っていうのはどうしても少し大きめを購入しがち...

しかし靴に関しては、あまり大きい物を購入してしまうと先ほど記載した通り、子供自身がわざと逆に履くような行動に出る事態が想定されます。

しかしまだ子供の状態&成長期で関節や筋肉が出来上がっていない状態で大きめの靴を履いているとさまざまな問題の原因になります。

例えば外反母趾や内反足、外反足、偏平足など足のトラブルに発展する可能性があります。

「大きめの靴を履かせる」→「足のトラブルが発生する」→「治療にお金を使う。」

大きめの靴を履かした結果、こんな状態になってしまっては意味がないですよね。

幼少期だからこそサイズの合った靴をちゃんと履かせることが大切なんだそうです。子供の靴はそんなに高い物ではないはず。

特に西松屋とかであれば安く購入出来ますよね。もちろん、ベビザラスやアカチャンホンポなどで売っているおしゃれな靴は高いですけど...

なるべく子供の足のサイズにあった靴を購入するようにしましょう。

子供が毎回靴を逆に履く...どうにかして直したいという思いはとても分かるのですが、一番の解決策としては子供の成長を見守る、すくすくと成長していくように日々生活を送るというのが一番の解決策になります。

靴にシールをはったり、頑張って教え込むというのも良いかとは思うのですが、多少の注意程度で後は暖かく見守るというのが良いかと思っています。

靴のサイズはどうしても大きめを選びがちですが、明らかに大きいサイズはさけてなるべく子供の足のサイズに近いものを選択して履かせるようにしましょう。