【 本記事のターゲット 】
- 2泊3日のキャンプにチャレンジしたい
- 途中買い出しなどはせず、事前に購入した食糧・飲み物のみで過ごしたい
- 2泊3日の間、クーラーボックスの保冷効果を長持ちさせる方法を知りたい
今回は2泊3日のキャンプにて、当日だけではなく翌日の夜までクーラーボックスの保冷効果を持たせる方法・実践法をご紹介します。
mog家は年に5回程、家族でキャンプに出かけています。
今までは1泊2日がメインだったのですが、先日初めて2泊3日にチャレンジしてみました。
1泊2日のキャンプも良いのですが、設営〜撤収までちょっと慌ただしく、できればゆっくりしたいということから2泊3日にチャレンジしてみました。
2泊3日のキャンプにチャレンジする上で、一番問題だなと思っていたのが「クーラーボックス」。
今回訪問するキャンプ場の周辺にはスーパーやコンビニといったお店が一切なく、事前に購入しておいた食料をクーラーボックスで冷やしておいて、キャンプ期間中腐らずに持たせる必要があります。
そうなると、2泊3日の間、クーラーボックスの中が冷えていないといけない・保冷効果を伸ばさないといけないという問題にぶちあたります。
以前ワンダーフォーゲル部にいた時、1週間連続してキャンプをしたことがありますが、その時は流石にクーラーボックス持っていけないので「ペミカン(脂で肉を固める)」という方法で対処しました。
が...ファミリーキャンプではやりたくないですよね(苦笑)
以前下記別記事にて、クーラーボックスの保冷効果アップの秘訣をご紹介しておりますが...
こちらの方法を応用して、今回5月というタイミングにて問題なく2泊3日の間、クーラーボックスの保冷効果を持たせることが出来たので、実際にどんな形で準備したのか写真付きで内容をご紹介します。
これから長期のキャンプに出かける予定という方は、本記事を参考にしてみてください。
クーラーボックスの保冷効果を2泊3日の間持たせる方法。長期キャンプ時に活用
大前提として保冷効果が数日持つアウトドア用クーラーボックスを用意
では実際に5月という比較的天候に恵まれた・そこそこ暖かい期間にて、2泊3日のキャンプに出かけた時の状況をもとに、写真付きで詳しくご紹介していきます。
個人的感覚ですが、今まで7月8月といった夏本番のキャンプを何度も実施していますが、この方法であれば夏でも問題ないと思っていますので、是非参考にしてみてください。
まず、他記事でも記載しておりますが、大前提としてクーラーボックスはアウトドア専用の数日保冷効果が持つものを購入しておきましょう。
悪い例でいうと下記。
こちら、ホームセンターにて安く販売していたクーラーボックスになります。
キャンプを始めて初回・二回目まで上記クーラーボックスを使っていたのですが、これだと保冷剤を入れていても、夏場だと夜まで持たないんですよ...
太陽に熱せられた車の中で保冷剤が溶けてしまい、夕方になると中がぬるくなってしまいます。
花火とかBBQとか日中のみの活用であれば良いのですが、1泊2日などのキャンプで利用する分にはあまり適さないです。
上記反省を生かして、今mog家が使っているクーラーボックスが下記。
イグルーの51Lクーラーボックスになります。
- IGLOO MARINE4 54QT イグルーマリンクーラー 51L
現在こちらの商品は完売してしまっていると思うのですが、コストコで購入した複数日保冷効果が持つアウトドア専用クーラーボックスになります。
よければ、上記記事にてコストコのクーラーボックスをまとめていますので、参考にしてみて下さい。
コストコでは複数日保冷効果が持つ、そこそこ大きいクーラーボックスが安く売られていますのでお勧めです。
mog家はイグルーのクーラーボックスをコストコで購入して5年経過しますが、まだまだ現役で利用出来ていますよ♪
保冷剤は「保冷パック」と「凍らしたペットボトル」を利用
では次に今回利用した保冷剤をご紹介。
全部で下記のような形で事前に用意しておき、イグルーのクーラーボックスに入れておきました。
- なっちゃんオレンジ(2L):1本
- 500ml ミネラルウォーター:2本
- 保冷パック XL:1個
- 保冷パック:3個
- 気休め程度の保冷剤:3個
なっちゃんオレンジと500mlの水は予め冷凍庫で凍らせた状態にしています。
もちろん、その他の保冷剤も前日から冷凍庫に入れておき、カチカチに凍らせた状態となっています。
こちらも先ほどの別記事に記載しておりますが、凍らせたペットボトルの水は本当に保冷効果高いですよ♪
クーラーボックスの二重化、アルミのクーラーボックスを複数用意
次に用意するのは小型のアルミクーラーボックスになります。
こちらも別記事に記載しておりますが、クーラーボックスの二重化は本当に活用出来ます。
ビールをキンキンに冷やした状態で飲むことはできますし、そもそもクーラーボックスの開封回数が減ります。
- 初日夜用の飲み物
- 初日夜用の食料
- 2日目夜用の食料
といった感じで小分けにしてアルミのクーラーボックスに入れておきます。
実際に夜BBQになるタイミングではクーラーボックスを一度あけ、小分けにした初日夜分のアルミのクーラーボックスを取り出すだけにして、すぐにクーラーボックスを閉めます。
そうすることで、劇的にクーラーボックスの開封回数を減らすことが出来、結果保冷効果が長持ちします。
1日目と2日目の食料を分ける。2日目分のクーラーボックスは基本開けない
ということで、アルミのクーラーボックスに初日分・2日目分と食材を事前に分ける作業をしておきます。
今回、2日連続でBBQをしようということで、肉のハナマサでガッツリBBQ用肉を購入してきました。
前日家で肉のパックを開封し、下記の通り小分けにして初日分・2日目分とラップ等で包みます。
どの肉が分からなくなる...という妻の助言のもと、下記の通り付箋を貼ってみました。
初日・2日目分と分けておき、今回2日目分の肉に関しては、念のため冷凍して凍らせることにしました。
そして、それぞれ先ほどお見せしたアルミのクーラーボックスに入れて、その中に保冷剤も1個入れてイグルーのクーラーボックスに入れます。
特に初日のクーラーボックスの開閉を最小限に押さえたかったため、初日の飲み物と食べ物の両方をアルミのクーラーボックスへ入れておきました。
2日目の夜は最後の夜となりますので、自由にクーラーボックスを開閉しても良いかなと思ったので、飲み物は適当に隙間に突っ込んでおきました。
2日目分の食料が入ったアルミのクーラーボックスは、2日の夜になるまで一度も開けずに放置する形で。
キャンプ実施中、クーラーボックス自体の保冷効果アップに努める
ではこの状態で2泊3日のキャンプを実施。
キャンプ中ももちろん、クーラーボックスの保冷効果アップに努めます。
- 太陽の直射日光が当たらない・日陰の場所にクーラーボックスを置く
- 地面に直接クーラーボックスを置かない
- 無駄にクーラーボックスを開閉しない
大体この3点かと。
特にやりがちなのがクーラーボックスを何度もパカパカ開けてしまうこと。保冷効果が劇的に下がっていきますので、なるべくクーラーボックスは開けないように努めましょう。
あとは日陰にクーラーボックスを置くのはもちろんなのですが、下記の通り地面から少し離した状態でクーラーボックスをおきましょう。
地熱でクーラーボックスの保冷効果が下がっていきますので、キャンプ場にあるもので少し地面から浮かせます。
今回のキャンプ場はブロックがあったので、そちらを活用してみました。
いつもだと薪とかその辺に落ちている枝・木を地面に敷いて、クーラーボックスを地面から離しています。
初日の保冷効果は問題なし。2日目の朝もペットボトルは凍っている
という感じで、初日クーラーボックスの開閉などは最小限にして、対策もしっかり行った上で2日目の朝を迎えました。
初日は当然ながらクーラーボックスの保冷効果は問題なし、2日目の朝ホットドッグを作る予定だったので、クーラーボックスからウインナーを取り出しました。
その際、ちょっと保冷剤の残量をチェックしてみたのですが...
まず500mlのペットボトルの水ですが、上記の通りまだガッツリ凍っていました。
多少水になっている部分はありますが、まだまだ保冷剤として活用できそうな状態でした。クーラーボックスの中もキンキンに冷えていましたよ。
2日目の夜、夕食用の食材を開封。食材がまだ凍っていた
しかし、ここで気を抜いてはいけません。しっかり2日目の夜までクーラーボックス対策を実践します。
そして、運命の2日目の夜・BBQの時間がやってきました。
事前に食材を分けておいたアルミのクーラーボックスの中はどうなっているのか、いざ開封。
お、キンキンに冷えてる!そして保冷パックもまだ溶けていない!
2日目の夜の肉は冷凍庫で凍らせた状態だったので、肉の状態はどうなっているのか確認してみたのですが...
上記中落ちカルビですが...なんと、まだ凍っていました(苦笑)。
ちょっと対策やり過ぎたかな...まさかのお肉の解凍作業から始める羽目に。鶏肉などはガッツリ凍ってて中々解凍作業が進まない(汗)
けど、しっかり保冷出来ていたので、この日の夜は家族でしっかりBBQを楽しみましたよ。
3日目帰宅。翌日(4日目)昼過ぎにクーラーボックス開封、まだ冷えていた
2日目の夜はしっかりお肉とお酒を楽しみ、この時は最後だと思って結構クーラーボックスをパカパカ開けてお酒を取り出したりしていたのですが...
3日目になってテントを撤収・クーラーボックスを車へ積み込み、そして遊園地的な所で家族で遊んでから家に帰ってきました。
すでに21時過ぎだったので、荷物は翌日片付けようということで車に積んだ状態で放置。
翌日・4日目になりますが、お昼頃クーラーボックスを車から取り出して中を確認したのですが、流石に保冷剤は溶けていましたが、まだ中に残っていた缶ビールなどはキンキンに冷えていました。
なので、この方法であれば3泊4日までは行けるんじゃないか?と思った次第です。
最後に
今回は2泊3日など長期間キャンプを実施する際、クーラーボックスの中を冷えた状態に保つ方法をご紹介しました。
ちょっとやり過ぎた感はありましたが、こちらの方法であれば安心して2泊3日のキャンプが実践できるかと。
これから長期間キャンプに行く予定をたてている方、本記事を参考にしてみて下さい。