iPhone X&iPhone 8登場 iPhone 7との画面サイズ・スペック・価格比較

2017年9月13日

【 本記事のターゲット 】

  1. 新しく発表されたiPhoneの情報が欲しい
  2. 何が変わったかを知りたい
  3. 新製品と過去の製品の違いを見比べ検討したい

こんにちは、ITラボルームです。

本日Appleにて「Apple Special Event September 2017」が実施され、新しくiPhone 8 とiPhone X(アイフォーンテン)が発表されましたので、一通り確認して纏めた内容を下記に記載させて頂きます。

iPhone 8・8 Plus 発表

まずイベントで最初に発表されたのがiPhone 8になります。

発売日は2017年9月22日になります。特徴となる部分をピックアップして見て行きたいと思います。

5.5インチと4.7インチ

出典:Apple Inc.

iPhone 8に関しては、従来と同様にiPhone 8 Plus、iPhone 8の2種類が発表されました。iPhone 7sではなかったですね。名称はiPhone 8となっています。

それぞれ「5.5インチ」と「4.7インチ」、こちらも従来のiPhone 7の時と同様ですね。

ガラス設計、防水防塵性能

出典:Apple Inc.

次に今回強調されていたのがガラス設計になっているとの事。

これまで採用されてきたスマートフォンのガラスの中で最も耐久性のあるガラスで作られています。

A11 Bionicチップ搭載

出典:Apple Inc.

CPUチップも新しくなりました、「A11 Bionic」になります。

6コアで稼働し、これまでのスマートフォンの中で最もパワフル、前作のA10 Fusion(iPhone 7の時)と比べると最大70パーセント高速になっているそうです。

ワイヤレス充電

出典:Apple Inc.

目玉機能のお披露目となりました。遂にiPhoneがワイヤレス充電に対応したとの事。Androidスマートフォンなどでも良くあるQi(チー)規格に対応したワイヤレス充電器に対応しています。

これでわざわざLightningケーブルを接続しなくても、ワイヤレス充電器に置いてさえいればiPhoneの充電が完了します。便利ですね♪

One more thing...

そして...

出典:Apple Inc.

iPhone 8の発表が一通り終了したあと、「One more thing...」。何が発表されるのでしょうか?

iPhone X 発表

そう、数日前リークしてしまいましたが、iPhone Xの発表となりました。こちらKeynoteセッションを聞いている限り、名称は「エックス」ではなく「テン」になるようです。。

iPhone Xの発売は11月3日となります。ではiPhone Xに関しても特徴をピックアップして見て行きたいと思います。

ホームボタン廃止、画面サイズ5.8インチ

出典:Apple Inc.

まずは何と言っても形が従来のiPhoneとは全然違います。見て分かる通り、ホームボタンが無くなっちゃっています。そして画面サイズが5.8インチとさらに巨大化されています。

これ...どうやってスリープなどを解除するんだろうか...と見ていると早速デモがありました。まずiPhoneのスリープ解除は画面をタップする仕様のようです。

出典:Apple Inc.

ホーム画面を表示する場合は、画面の下から上にスワイプする仕様になっています。

出典:Apple Inc.

これ以外に操作性で気になった所を調査してみました。

  • マルチタスキング(起動中のアプリを一覧で見る方法、従来のホームボタン2回押し) → 下から上にスワイプし、そのまま指を話さずタッチ&ホールド
  • コントロールセンサー → 上から下にスワイプ
  • Siriの起動 → iPhone Xの右側側面にあるボタンを長押し

上記のような操作性になっています。iPhone 7と比べると随分変わっていますね。

Face ID、顔認証(3D認証)

そしてさらにこちらもリーク情報等で既に有名になっていましたが、Face ID、いわゆる顔認証が追加されました。

出典:Apple Inc.

iPhoneのパスワードはもちろん、他の認証や支払い(Apple Pay)にも対応しています。iPhone Xの前面カメラについている「TrueDepthカメラ」によって30,000以上の目にみえないドットを投射して顔を解析しているようです。

イベント内ではマスクやメガネをしていても認証出来、双子でも判別できるそうです。もちろん写真などで不正利用は出来ないと強調されていました。

ちなみに余談かもしれませんが、

出典:Apple Inc.

Face IDが誤認識する確立は100万回に1回らしいです。今迄の指紋認証の場合は50万回に1回、それでも十分凄いとおもいますが、指紋認証以上に正確ということを強調していました。

A11 Bionicチップ搭載

こちらはiPhone 8と同様ですね。

出典:Apple Inc.

説明は被るので割愛させて頂きます。

アニ文字

出典:Apple Inc.

こちらもiPhone Xならではの機能として、「TrueDepthカメラ」によって50以上の異なる筋肉の動きを解析して、利用者の表情を12種類あるアニ文字に同じように反映する事が出来る様です。

ちょっと面白そうですね、使ってみたい。

ワイヤレス充電(AirPower)

出典:Apple Inc.

iPhone Xにももちろんワイヤレス充電に対応しています。

iPhone 8と話が被るかなと思っていたのですが、ここではApple純正の新しい周辺機器「AirPower」が登場、説明されていました。

このAirPowerの特徴としては...

出典:Apple Inc.

iPhone、Apple Watch、AirPodなど、Apple製品のワイヤレス充電に対応しているデバイスを置くだけで纏めて充電出来るという事をアピールしていました。

確かに私自信現在iPhoneとiPadを使っていますが、それぞれケーブルを接続して充電しており、片方を充電していると片方充電出来ないという場面が結構あります。そういった事を解消してくれそうですね。

こちらのAirPowerはまだ先の話となっており、2018年に登場する予定との事です。

防水防塵機能

出典:Apple Inc.

もちろんiPhone Xも防水に対応しています。これで多少の雨や最悪水没してしまっても運が良ければ助かるかもしれませんね。

水に濡らさない事が一番だと思いますが...プロモーションムービーではサーフィンを海の上から撮影している動画が流れていました。

なので多少海の水などがかかっても大丈夫という事のようです。

iPhone X & 8 Plus & 8と従来のiPhoneを比べてみる

iPhone X、iPhone 8のスペック表

ではここでiPhone X、iPhone 8 Plus、iPhone 8のスペックを表に纏めてみました。※メモリはGMリーク情報から引用させていただいています。スマートフォンなどで表が途中で途切れてしまう場合は横向きにしてみて下さい

iPhone XiPhone 8 PlusiPhone 8
発売日2017年11月3日2017年9月22日2017年9月22日
カラーシルバー、スペースグレイシルバー、スペースグレイ、ゴールドシルバー、スペースグレイ、ゴールド
容量64GB、246GB64GB、246GB64GB、246GB
画面サイズ5.8インチ5.5インチ4.7インチ
CPUA11 BionicA11 BionicA11 Bionic
メモリ3GB3GB2GB
背面カメラ性能1200万画素1200万画素1200万画素
全面カメラ性能700万画素700万画素700万画素
ビデオ性能4Kビデオ4Kビデオ4Kビデオ
通信4G LTE-Advanced4G LTE-Advanced4G LTE-Advanced
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac
Apple PaySuica対応Suica対応Suica対応
大きさ高さ143.6mm幅70.9mm

厚さ7.7mm

高さ158.4mm幅78.1mm

厚さ7.5mm

高さ138.4mm幅67.3mm

厚さ7.3mm

重さ174g202g148g
バッテリー性能最大12時間最大13時間最大12時間
ワイヤレス充電対応対応対応

iPhone 7、iPhone 6Sのスペック表

次にiPhone7との違いを把握するため、従来のスペック表も纏めてみましたので下記に記載しています。違いを見比べてみて下さい。

iPhone 7 PlusiPhone 7iPhone 6S PlusiPhone 6SiPhone SE
発売日2016年9月16日2016年9月16日2015年9月25日2015年9月25日2016年3月31日
カラージェットブラック、ブラック、シルバー、ゴールド、ローズゴールド、PRODUCTREDジェットブラック、ブラック、シルバー、ゴールド、ローズゴールド、PRODUCTREDスペースグレイ、シルバー、ゴールド、ローズゴールドスペースグレイ、シルバー、ゴールド、ローズゴールドスペースグレイ、シルバー、ゴールド、ローズゴールド
容量32GB、128GB、256GB32GB、128GB、256GB32GB、128GB32GB、128GB32GB、128GB
画面サイズ5.5インチ4.7インチ5.5インチ4.7インチ4インチ
CPUA10A10A9A9A9
メモリ3GB2GB2GB2GB2GB
背面カメラ性能1200万画素1200万画素1200万画素1200万画素1200万画素
全面カメラ性能700万画素700万画素500万画素500万画素120万画素
ビデオ性能4Kビデオ4Kビデオ4Kビデオ4Kビデオ4Kビデオ
通信4G LTE-Advanced(最大450Mbps)4G LTE-Advanced(最大450Mbps)4G LTE-Advanced(最大300Mbps)4G LTE-Advanced(最大300Mbps)4G LTE(最大150Mbps)
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac
Apple PaySuica対応Suica対応---
大きさ高さ158.2mm

幅77.9mm

厚さ7.3mm

高さ138.3mm

幅67.1mm

厚さ7.1mm

高さ158.2mm

幅77.9mm

厚さ7.3mm

高さ138.3mm

幅67.1mm

厚さ7.1mm

高さ123.8mm

幅58.6mm

厚さ7.6mm

重さ188g138g192g143g113g
バッテリー性能最大14時間最大13時間最大14時間最大11時間最大13時間

一番の目玉は大きさと重さ(iPhone X)

この表を見て注目しておきたいのがサイズと重さ。特にiPhone X。

iPhone Xは従来のホームボタン部分やカメラ部分などがスクリーン化した事によって、5.8インチという大画面にも関わらずサイズがiPhone 8 PlusやiPhone 7 Plusより小さい作りになっています。

そして重さも同様、iPhone 8 Plusが202g、iPhone 7 Plusが188gに対して、iPhone Xは何と174g。iPhone Xは大きくなっているのにサイズは小さく軽くなっていますよね。

あと今回のiPhone容量は64GB、256GBの2種類と選択肢がシンプルになっています。カラーの選択肢も従来と比べて減っています。

iPhone X・8と従来のiPhone 容量別価格比較

次に従来のiPhoneと比べてお買い得なのか?という所を調査。

下記表ですが、iPhone 7 PlusとiPhone 7は今回の発表前の金額を記載しています。じゃないと比較出来ないと思うので...※もちろん今回の発表後にiPhone 7関連は値下がりしていますので下記金額ではありません。

iPhone XiPhone 8 PlusiPhone 8iPhone 7 PlusiPhone 7
32GB – –85,800円72,800円
64GB112,800円89,800円78,800円-
128GB – –96,800円83,800円
256GB129,800円106,800円95,800円107,800円94,800円

今回の新製品発表をみて、一瞬「高すぎだろ?」と自分自身も思ってしまったのですが...如何でしょうか。

こうやってみると、そんなに高くもないですね。昨年発表時のiPhone 7と比べても同じ値段設定、iPhone Xのみ別格という事で少し高めに設定されているようです。

今後購入出来るラインナップ

Keynoteセッションの一番最後に今後購入出来るiPhone のラインナップが紹介されていました。

出典:Apple Inc.

わかり易く表に纏めると下記。

iPhone XiPhone 8 PlusiPhone 8iPhone 7 PlusiPhone 7iPhone 6 Plus iPhone 6 iPhone SE
32GB – –74,800円61,800円61,800円50,800円39,800円
64GB112,800円89,800円78,800円-
128GB – –85,800円72,800円72,800円61,800円50,800円
256GB129,800円106,800円95,800円

従来のiPhone 7等で256GBなどは廃止となったようです。

こう見ると従来製品も同様に容量は2種類しか選択する事が出来ず、全て32GBか128GBかどちらかに変更となっています。

最後に

今回事前に色々リーク情報が漏れてしまっていましたが、それでもiPhone Xが素晴らしい製品なのは間違いないかと。

ちょっと高いですが、前面スクリーンで大きくなっているのにも関わらずサイズは小さく重さも軽い。

発売までまだ時間はありますが、是非検討してみては如何でしょうか。