【 本記事のターゲット 】
- 沖縄・石垣島へ旅行する予定
- ビーチ・海岸を堪能する予定。海岸に落ちているサンゴのかけらを記念に持ち帰りたい
今回は沖縄・石垣島の海岸でよく見かける「サンゴのかけら」に関して、持ち帰っても良いのかどうかを解説します。
2023年7月下旬、家族で沖縄・石垣島へ旅行に行ってきました。
上記川平湾はじめ、各種ビーチや島巡りなど色んなアクティビティを堪能して来ました。
そんな中、日本本州では見られない光景も多数あり、その中の一つとして「サンゴ」がありました。
石垣島の海岸の至る所に白骨化したサンゴのかけらが落ちているんですよね。それも大量に...
これだけあれば、持ち帰っても大丈夫なんじゃないか?記念に持ち帰りたい。
そう考えている人もいるかもですが、これには色々とルールがあるので...本記事ではサンゴ持ち帰りに関して詳しく解説します。
沖縄・石垣島等でサンゴを持ち帰るかどうか悩んでいるという方は、本記事を参考にしてみて下さい。
また石垣島に関するその他の情報・アクティビティ一覧に関して、下記別記事にてご紹介しておりますので、興味がある記事あればあわせて見てみて下さい。
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目次
沖縄・石垣島の海岸には多数のサンゴが漂流。無断での持ち出し・持ち帰りは禁止
石垣島へ旅行。美しい海に惚れ惚れ、ビーチで遊泳・星の砂など堪能
先ほども記載しましたが、2023年7月下旬に家族で石垣島へ旅行に行って来ました。
下記マエサトビーチという所ですが、海の色も綺麗でみなさん遊泳・シュノーケリングと色々楽しんでおられました。
mog自身もシュノーケリングなどをしたのですが、魚やサンゴっぽいなにか、ナマコも海の底に見えました。
あとは星の砂などでも有名ですよね。ここは竹富島の星砂浜(カイジ浜)になっていて遊覧船で島巡りも体験してきました。
上記の通り、星の砂も多数見つけることが出来ました。
ちなみに、星の砂持ち帰りに関しては下記別記事にてご紹介しておりますので、気になる方はあわせて見てみて下さい。
川平湾でグラスボート体験。海の中に生きたサンゴ多数あり
シュノーケリングでも多少サンゴを見た気分になっていたのですが、石垣島でガッツリサンゴを見たいという場合は川平湾がおすすめです。
上記、めちゃくちゃ綺麗な海の上を地面ガラス張りの船が運行しているので、グラスボートとして船に乗って海の底をガラス越しに見学することが出来ます。
上記の通り、生きたサンゴを目の前で見ることができるようになっていました。
いろんなカラフルなサンゴ、その中を優雅に泳ぐ魚たち。
海の中一面にサンゴが広がっている光景は日常を忘れさせてくれるような、そんな感じになります。そういえば、ウミガメにも出会うことが出来ました。
下記別記事にて詳しくまとめていますので、気になる方はあわせて見てみて下さい。
川平湾はじめ、石垣島の海岸沿いには多数のサンゴが漂流
さて、グラスボート体験を一通り終えた後、川平湾の海岸沿いを少し散歩していたのですが...
なんか、海岸沿いに白い物体が多数ある気がする。これなんだろう...
これ、全部サンゴのかけらなんですよね。
少し手に取ってみました。めちゃくちゃ軽い&ザラザラしている。
川平湾だけではなく、石垣島の海岸沿いには至る所でサンゴのかけらが流れ着いていました。
こちらは石垣島のリゾート地としても有名な「フサキビーチリゾート」になります。
こちらに今回2泊したのですが、フサキビーチも同じような光景が...
上記フサキビーチの有名な鐘を鳴らす橋になりますが、その手前の海岸沿いに多数サンゴのかけらが...
上記のような感じで山盛りになっていました。
同じく手に取ってみました。軽いですね。
これだけサンゴがあれば、多少持ち帰っても良いんじゃないか?と思ったのですが、サンゴって確か色々決まり・ルールがありますよね。
そもそもこれだけ山盛りになって放置されているということは、誰も持ち帰っていない・サンゴは持ち帰ってはダメということなんじゃないか...と。
サンゴの死骸(骨格)も採取禁止。海岸に落ちているサンゴのかけらも確認が必要
ということで、採取前に沖縄県HP含めて色々と調査してみました。
結果から言うと、サンゴのかけらであっても無断での持ち帰りはNGということなので、サンゴのかけらは持ち帰らずに旅行を終えました。
まず、大前提として「造礁サンゴ類の採捕等は禁止」となっています。
造礁サンゴ類ってなんだ?ということですが、「体内に渦鞭毛藻類の一種褐虫藻の仲間がすんでいるもの」となります。
あと採捕の定義ですが、自然状態にある水産動植物(死骸も含む)を採取・捕獲する行為となります。養殖されているものは該当しません。
あと沖縄県漁業調整規則というもとがあり、
- 造礁サンゴ類
- 折れて海域に落ちているもので(生死は問わない)、原形をとどめているもの
- サンゴの死骸(骨格)
などが採捕禁止と決められています。
では「サンゴのかけら(原型をとどめていない)」に関しての記述はどうなのか。
これに関しても記載があり、「海岸に落ちている原形をとどめていないサンゴのかけらの利用については、管理者にお問い合わせください」とのことです。
管理者とは、水管理・国土保全局や農村振興局・水産庁などが該当します。詳しくは沖縄県HPをご確認下さい。
でも売店でサンゴって販売しているような...と思った方もいるかと思いますが、これに関しても記述があり、
- 天然のサンゴは購入することは不可。養殖されたサンゴであること(人工物の基盤やタグがついています)を確認の上、購入してください。
- 違法に採捕したサンゴの所持、販売は禁止されています。
となっていました。なので店で販売されているものは養殖されたサンゴということですね。かけらに関してはもしかしたら確認の上、海岸に流れ着いたものを販売しているのかも知れませんが...
上記内容から、サンゴのかけらに関しては持ち帰っても良いような気もしますが、無断での持ち帰りはNGとなりますので、どうしても持ち帰らないといけないという場合は一度電話で確認してみましょう。
お土産として持ち帰りたいという場合は、お土産屋さんで販売しているサンゴを購入するようにしましょう。
最後に
今回は沖縄・石垣島の海岸でよく見かける「サンゴのかけら」に関して、持ち帰っても良いのかどうかを解説しました。
海岸にあるサンゴのかけらが気になっているという方は、本記事を参考にしてみて下さい。